2009MLB

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丁度一ヶ月前にも同じような写真と記事を載せましたが、8月以降に成立したトレード(ウェイバー絡み)もかなり興味深い案件が多かったので再投稿します。

そもそもトレードデッドラインというのは、ウェイバーのシステムを使わないで自由に交渉先が選べるということから期限が設定されたのですが、ここ何年かはその限界線を越えてもなお行き来する選手が多くなったのはどうしてでしょうか?

まず第一に、選手年俸の高騰が微妙な影響を与えています。本来であればフラッグ(覇権)をディール(取引)するとあれば、どのチームも欲しがるような大物選手の交換を指している訳ですが、大物とはいっても峠を越した選手などはオフで年俸調停申請をしてまでキープしようとする価値の出てこない選手も中にはいます。そうすると、ストーヴリーグになってFAで逃げられたとしてもドラフト補填の権利を得られないまま逃げ損してしまうリスクが高まってきますので、その前に要求を下げたとしても若手選手の見返りが得られるシーズン中に放出、という選択をするチームが増えてきました。

次に選手の年俸が重荷になってきたケース。バブル時期に結んだ大型契約を満了時までに支払うことが困難になってきたチームが無償ないしは金銭負担のみで手放すという、これはちょっと有り難くないとうかスッキリしない部分もありますがこれも再建の一環という点では選択をする球団も出て来ています。

もう一つ、ウェイバーシステムというものが形骸化されてきており、本来取引したい相手チーム以外の球団GMに根回しをしているのではないかという話があります。これはどこにどういったメリットが出てくるのか簡単には見分けられませんが、GM同士といっても人間関係で成り立っている部分も大きいでしょうから、貸し借りの世界で素通りさせてくれる何かがあるんでしょうね。

ということで、8月のディールもかなり興味深いトレードが多くありました。7月までの案件と比較してみると、実力的にもう旬ではないものの優勝経験豊富なベテラン揃いで、顔的にはこっちの方が大物だといえそうですね。

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                   John Smotlz(BOS⇒STL)
オフにレッドソックスと1年契約を結んだ大ベテランのスモルツは、6月まではリハビリ期間ということで中盤以降の秘密兵器と見られていましたが、復帰後は何とも言い難いアウティングでカンフル剤にはならず、8月に入りチームから戦力外(DFA)される形となってしまいました。そこに救いの手を差し伸べたのはカージナルス。4番手以降のやり繰りに苦労していたチームでしたので、短いイニングでも安心して任せられる存在が必要でした。移籍後は初先発で即勝利投手に。次の機会も6IP1失点QSでチームは勝利し、早くも効果を見せ始めているのは流石です。

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                    Ivan Rodriguez(HOU⇒TEX)
パッジがアーリントンに帰ってきました!1991年のメジャーデビューから2002年までの12年間でMVP1度に加えゴールドグラブとオールスター出場を10年続け、スーパースターとしての地位を確立した時の在籍チームです。そのパッジがいた頃のレンジャーズは初のディビジョン制覇を含む3度のPO出場。チームはそれ以来10月シーズンへコマを進めていませんが、パッジ本人は2003年にマーリンズでワールドチャンピオン、2006年にもタイガースをリーグ優勝に導くなど、華々しいキャリアを作ってきました。2003年にはホームでのクロスプレーでゲーム終了⇒セカンドステージ進出など、劇的なシーンも演出してきたパッジです。

ただ、今季はWBC以降に所属チームが決定するという苦しいスタート。年俸も$1.5Mとピーク時の1/10程度のサラリーとなってしまいましたが、アストロズでは健在振りをアピール。そして8月に入りレンジャーズからお呼びが掛かったことで晴れて古巣への復帰が決まりました。偶然にもチームは今季から地区優勝時に着用していた赤系統のユニフォームにチェンジ。そのことも感慨深さに拍車をかけていますね。

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                    Alex Rios(TOR⇒CHW)
これは後で糸を引くような結末を迎えてしまった少々悲しい移籍でした。ブルージェイズの若頭と呼んでも差し支えないほどの5ツールプレーヤーだったアレックス・リオスが完全譲渡の形式でホワイトソックスへと移籍。経営難に苦しむチームが7年約$70Mの契約を交わしたことでその負担は増大したかに見えますが、実は元同僚のヴァーノン・ウェルズの契約の方が遥かに重く、その額$126Mという金額では何処も引き取り手が無いと判断されたのか、ウェルズよりも3歳年下でより有望なリオスが生け贄となったしまった感があります。リオス自身も今季は打撃不振に悩んでいるため、受け入れ先のホワイトソックスに対しても疑問の声が沸きあがっていますが、それもそのはずで外野は既に3つのポジションが埋まっており、仮にセンターを守らせたとしてもリードオフのスコット・ポッセドニクもしくはDHのジミ・トーミさんを外さなければ成らないという、一件豪華に見えますが余剰気味の獲得は大きな効果を生むことなくその後の人事異動に激変を齎したのでした。

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                    Bill Hall(MIL⇒SEA)
元ブリュワーズにいたザエンシックGMが古巣の選手に触手を伸ばした案件。その当人であるビル・ホールとワタクシ自身はファンタジーでの相性がとても悪く(スタメン打率1割に対しベンチ時打率5割)、「狸の置き物」呼ばわりしていた時期もありましたが(苦笑)、最近ではチーム内においてもベンチを温める機会が多くなり、4年$24Mの契約が霞んでしまうほどでしたが、エイドリアン・ゴリトレ負傷時の代役として移籍が決定。とにかく運動能力はあると思いますので、写真のよにな華麗なフィールディングも披露しますけど、ゴリトレが復帰してきて更にはジャック・ハンナハンもいて、全部同キャラなんだな、これが(笑)。

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                    Jon Rauch(ARI⇒MIN)
これは予想通りともいえますが、ブルペンの不振に悩むツインズはウェイバーを利用して2名のベテランリリーバーを獲得。ジョン・ラウチは208cmとMLBで最も高身長の選手としても有名で、その大柄な体格からのイメージからは程遠いようなシンカーを主体としたグラウンドボーラーで、連投にも耐え得るタフさが売り物です。昨年は代役クローザーも務め17セーブも挙げました。ただD-バックスに移籍してからは肘の具合が思わしくなく不本意なシーズンを送っていながら来季のオプション契約は既に凍結済みとあって、リスクを懸念したD-バックスが放出したかった事情が見え隠れしていますので、そのリスクも同時に背負い込んだツインズとしては大事に起用したい反面、来季のことも考慮しなければならない微妙な位置に立たされることとなりました。もう一名はロイヤルズに在籍していたロン・マヘイ。こちらは今季で2年契約が終了することになっています。

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                    Billy Wagner(NYM⇒BOS)
昨年の8月に肘の故障でフィールドから突如姿を消した100MHP男のワグナー。滅法強気なピッチングでここ日本にも相当多くのファンが存在しているはず。当初の見解では今季絶望かと思われていましたが、急ピッチのリハビリでシーズン中に復帰を果します。が、そこ(メッツ)にはK-ロッドという新しいクローザーがいて、ワグナーの働き口としてはセットアップポジションしかないのが現状でした。そこで自らのトレード拒否条項を封印し、エプスタくんがあたふたしているレッドソックスへのトレードに合意。パペル盆というワガママなクローザー(苦笑)がいるのでここでも抑え役になることは叶いませんが、よりポストシーズンへの出場が高いチームと見込んでのトレード劇なのでしょうか。ワグナー自身はこれまでに4度のPO経験がありますけれどもリーグ制覇はまだ無し。というよりも、ワグナー本人が抜けたあとの古巣が即座にリーグ優勝しちゃってますので、○病神といったら失礼ですが(私本人も凄いファンなのですけど)、どうなるんでしょうねぇ。

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                    Brad Penny(BOS⇒SFG)
成績不振のためにレッドソックスをリリースされた牛乳タンク、もといブラッド・ペニーがNL西地区で熾烈な争いを続けているジャイアンツに牛乳、もとい加入。これでも一応、2006年の最多勝投手でその年のオールスターには先発したほどの人なのですが、ドジャースをNon-Tenderされてから滅法待遇が悪くなってしまいました。

そんなかんだで大して期待するほどのものでもなく、実は別の選手をアップする予定でしたのですが、本日フィリーズ相手(しかもアウェイ)に完璧なピッチングを披露しましたので、晴れて紹介することに致しました。あのがたいの良さといい風貌といい、かつてのジャイアンツのエースだったジェイソン・シュミットを彷彿させるイメージがありますね。

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                    Scott Kazmir(TB⇒LAA)
これはちょっとウェイバー絡みのトレードにしては活きが良すぎるんじゃないの?と思われたスコット・カズミアの移籍。しかも40menを全然弄らないエンジェルスが獲得したとあって2度ビックリ。普通ならウェイバー順で前のチームが手を伸ばしますよね。放出したレイズにとって見れば、春先のジェイソン・ハメルと同様に、押し寄せるプロスペクトの波に対処するための空きが出来、見返りとしてショーン・ロドリゲスというレギュラーで起用したら20HRが堅いという有望な2塁手を獲得することが出来ましたので、万々歳といったところでしょうか。因みにそのロドリゲスはファンタジーの隠し球として考えていたのですが、とうとう常時固定することなくシーズン終盤を迎えてしまいました。ということで今季契約終了の岩村選手に立ちはだかるライバルはゾブリストではなく、この人です。

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                    Jim Thome(CHW⇒LAD)
最後は暗〜く攻めて参ります(暗)。もうドジャースにベテランはいらん!と思っていましたが、最後の最後でロニー・ベリヤード、ジョン・ガーランド、そしてみんなが尊敬するジム・トーミさんまで囲ってしまうとは。

ガーランドはD-バックスが出したがっていたので同意しますが、トーミさんといえば通算564本塁打の超大物で、しかも今季だって23発を放っているバリバリのパワーヒッター。それをポジション無しの状態で代打&たまの1塁起用でしか出番が無いのに獲得するたぁ、コレッティさん、いい度胸してんじゃん。そんなにLAの超金持ちにスター選手を並べて観賞させたいのかい?スターにはスターの居場所ってもんがあるんだよ。

よおく覚えておけよ。


最後は怒りに満ちたコメントでした。

現代版優勝請負人

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コロラド・ロッキーズの勢いが止まりません。一体、このような事態を誰が予測したでしょうか?
(って優勝予想した本人が書いているのでシャレになりませんが)

そのチームにあって勝ち頭として君臨しているジェイソン・マーキス投手は、今季メジャー10年目になりますが、もし今季もポストシーズンに進出したとなると史上初のデビュー以来10年連続で在籍チーム(3つ以上)がプレーオフにコマを進めるという快挙を達成することがESPNの記事で出ていました(PO出場年数とは別)。


これまで3チーム以上に在籍して10年連続でPOに出場したチームに在籍した選手として、デビッド・ジャスティス(1991〜1996ブレーブス、1997〜1999インディアンス、2000〜2001ヤンキース、2002アスレティクス)とマイク・スタントン(1991〜1995ブレーブス、1996レンジャーズ、1997〜2002ヤンキース)の11年連続というものがありそうですが、いずれもデビューイヤーからという括りの中で10年以上というのはマーキスが初めてとなる可能性があります。

マーキスは2000年にアトランタ・ブレーブスでデビューを果し、以後強力な投手陣の中で徐々に台頭していき4年連続でポストシーズンにコマを進めたチームと関わり、2004年からはセントルイス・カージナルスに移りここで初の2ケタ勝利(15勝)を挙げローテ投手としての地位を確保していきます。
投球はシンカーを主体とした打たせるスタイルで、またバッティングの良さも定評でしばし代打に登場し快打を幾度となく放っていたほどです。ですが、次第に投球内容が劣化していき2006年には3年連続でPO進出、さらにはワールドチャンピオンとなったチームにあってプレーオフのロースターに漏れたマーキスの姿をゲーム中に見ることは出来ませんでした。

そしてその年のオフに初のFA権を取得し、シカゴ・カブスと3年契約。総額で$21Mという値は割高だといわれており、なんとかローテには踏みとどまっていましたが、せいぜい4〜5番手の働きとしか見なされていませんでした。それでもチームは2年連続でディビジョンを制覇。そして昨オフではブルペン投手のルイス・ヴィスカイーノとのトレードでロッキーズに移籍。この交換はカブスの年報削減だと見られていましたが、ここからマーキスのキャリアイヤーとなる働きが始まりました。

今季初登板はチーム4試合目、地元クアーズでのフィリーズ戦。6IPを1失点0.83WHIPで退けると次の古巣カブス戦でもドミネイト。4月は3勝1敗3QSという好発進で、5/2にはチーム初の完投勝利で4勝目。以降も好投と勝ち星を積み重ね、現在でもリーグ2位の14勝を挙げる活躍。これまではチームの偉大なる先輩達の後をついてくるようなヴィクトリー・ロードでしたが、今回ばかりはマーキス本人がエースとなってチームをプレーオフに導こうとしています。


こうした強運の持ち主もいれば、反対に10年以上の選手生活でもまた一度もポストシーズンに出場したことすらない選手も存在します。

そうした中で今季初めてそのチャンスが巡ってきそうな選手をピックアップしてみました。


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ランディ・ウルフ(ドジャース)  MLB11年目

今ではMLB屈指の強豪チームとなったフィリーズがまだ全然弱かった頃にエース格として働き、2003年には16勝(キャリアハイ)を挙げるなど活躍しましたが、以降は肘の痛みに悩みTJ手術を経てカムバックしますが、4年間の契約終了後に退団。皮肉にも古巣はその翌年から連続してPO出場を果すなどツキがありませんでしたが、今季は健康状態も完全に取り戻し特に後半戦は絶好調。念願を果すまであと僅かです。


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ジェイソン・ラルー(カージナルス) MLB11年目

今ではその存在も知る人ぞ知るとなってしまいそうなレッズの元キャプテン。捕手らしいパンチ力のある打撃と鈍足と呼んでも乱暴ではないキャラクタの選手でしたが、強肩を持ち味味とした味盗塁阻止力はかなり有名な存在でした。カーズは3チーム目になりますが、それまではレッズ、ロイヤルズとPOとは縁の遠いチームに在籍していたため、ここまで待って初めての10月シーズンを迎えようとしています。惜しむべくは、自身がレギュラーで出場する機会が殆ど無いこと。


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マイケル・ヤング(レンジャーズ) MLB10年目

若いと思われていたヤング(だって名前からしてそーじゃん)も何時の間にか10年選手になっていたんですね。2005年のAL首位打者、5年連続200安打、オールスターMVPと個人では輝かしい記録を残してきた彼ですが、生まれ変わったチームと共に自身が昇格する前年以来(1999)の10月シーズンを手にしようと必死になって戦っています。そろそろテキサス・レンジャーズを応援する準備は整ってきたかい?


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オーブリー・ハフ(タイガース) MLB10年目

大振りじゃねーぞ(爆)。元タンパベイ(デビル)レイズの中軸打者で、2004年日本開幕戦には松井秀喜とのツーショット写真が今でも目に焼きついている選手です。パワーはありますが、身体が硬いせいなの緩急に弱く、2006年シーズン中にアストロズに移籍してからはあまり目立つ活躍をしなくなってしまいましたが、昨年は2度目の3割30本100打点を記録し初のシルバースラッガーに。今季は元の木阿弥になってしまった感もありましたが、8月になってAL中地区の優勝争いをリードするタイガースに移籍。運は巡ってき始めました。



その他、10年以上の現役選手で在籍チームのPO出場経験が無いのは、

マイク・スウィーニー(15年目)、ブライアン・モーラー(13年目)、ロイ・ハラディ、ランディ・ウィン(12年目)、ヴァーノン・ウェルズ、フランシスコ・コーデロ(11年目)、ブライアン・シュナイダー(10年目)

となっております。むむむ、ハラディ・・・・。
「今年のシアトル・マリナーズは一味違う」というのはもう、承知の事実かと思いますが、キャンプシーズンでも見られた他球団から移籍の選手達が地味に活躍しているところを見ると、昨年までの「アベシ(?)暗黒時代」(というのがファンの統一見解ですか、な?)と比べてみても、ジョシュ・ウィルソン投手兼内野手(笑)やライアン・ランガーハンス、クリス・ウッドワードら過去にはNLで働いていた選手達の名前を見る度に「オオッ」と唸ってしまうのがその特徴でしょうか。

なんか、巷では神に近い称えられ方をされているジャック・ザエンシックGMは元はNLチームに在籍しており、その辺りの視点やパイプなどを使い、ドン・ワカマツ監督と共にチームに新しい風を吹き込んだことは確かなようです。

そのザエンシックの手腕が特に目立っていたのがトレード戦略じゃあなかったでしょうか。今まで何度か書いていますが、暗黒時代(苦笑)のマリナーズは良くも悪くも固定資産系のラインアップを毎日々々組んできて、「よくもそんなに飽きね〜な」とばかりにベタンコートの連射攻撃(爆)を浴びせていたのですけど、これは結果として失敗となった複数年契約に原因があったのも確かで、そういった意味では身動きが取れなかった面もあったとは思いますが、各GMそれぞれにトレードのツテというものがあって、それは明らかな特色を掴んでいるわけではないのですけど、アベシ(?)GMはその辺のコネクションが足りていなかったんじゃないか?というような思いは前から持っていました。

各GMの中でトレード巧者といえば、インディアンスのマイク・シャピーロがまず思い浮かびます。今季も色々とファイヤーしてくれましたので(笑)、実感する方も多いと存じます。件数でいえば恐らくダントツに近いのがケビン・タワーズ(パドレス)GMじゃないかと。最近ではエイドリアン・ゴンザレス並のヒット作こそ生まれていませんが、予算がまともになり次第その手数は絶対に伸ばしてくるはずです。あと、若手拉致監禁(笑)系のジョン・ダニエルズ(レンジャーズ)はこれから評価が定まって行くでしょう。ボストンの貴公子エプスタ君は高飛車過ぎてとうとうドツボに嵌りそうですね(笑)。

話はマリナーズに戻しますが、昨年と今年を例に取って見てもトレードを含めた40men Roster(メジャー選手登録枠、以下40men)の出し入れがかなり激しくなっていたようです。ここに、私の方で一連のトランザクションを下記表にてまとめてみました(ソースはCBS Sports、MLB.comから)。尚、表記したのはシーズン時期(4〜9月)分のみです。

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最初に選手の昇降格理由だけ解かりずらいので説明しますけど、Called upはマイナー契約からメジャー契約への移行、Claimはウェイバーに掛かった選手を拾い上げたこと、Outrightはメジャー⇒マイナーでチーム残留ですがこれもDFAの一種に入ります。で、そのDFAで他チームに移籍した場合のみチーム名と共に表記していますのでちょっとややこしい。60日DLは40menから外すことが出来るのですが、いざ戻すときに枠が空いていないと戻せない(または他の誰かをDFA)ので、枠いっぱいだとシーズンアウトの選手くらいしか摘要しない場合が多いようです。

さて、2009年と2008年を人目で比べると前者はギッシリ詰まったように見え、後者はスカスカに見えてしまいます。これは私のソースのとり方に問題があるかもしれないので、テキトーに流して欲しい部分もあるのは確かですが、今季昇格して来た人達はほぼ全員が25men Rosterに入り何かしらインパクトのある活躍をした選手が多くないでしょうか?それに比べて昨年はデプスとして若手を蓄えた印象があり、残念ながらそれは今季に引き継がれていないというのも特徴です(GMが変わったのである程度仕方ない)。あとは、動きの少ないチームだと4月の開幕時期やトレードデッドライン前後以外は40menに殆ど変化が無い、いわゆる2008年のマリナーズのケースがそうなのですが、今季は5・6月にやたらと入れ替えをしていました。

ただ、やはりというか元は40menに入っていない存在ですので、年間通して活躍するような選手はどちらの年も目立ってはいません。いればいたで大当たりなのですが、その点でいえば大した動きではありません。また、動きがあるからといって手放しで賞賛出来るものでもありません。シーズン中の40men異動が多いチームは、今季でいえばナショナルズやパドレス、インディアンスなど成績が低迷していて再建モードに入っているチームや、メッツなど最初からデプスに問題を抱えていて故障者発生の際にはWaiver覚悟で中堅・ベテラン選手を頻繁に昇降格させるチームなど、あまり良い状況ではない球団の特徴にも入ります。反対に故障者が同じように続出したエンジェルスは40menに殆ど手を加えず、シーズン当初の設定通りに選手を起用し、言わば我慢のトランザクションとでもいいましょうか。ここに来て効力を発揮しているようにも見えます。

要するに、マリナーズも今季は最初からピースの欠けた構成でスタートし、ここまでは人海戦術で補ってきたということになりますので、ジャロッド・ウォッシュバーンを放出した現在、チーム力は低下する傾向にあると思います。元々はロースコアの展開で土壇場でのクラッチ打による勝利を捥ぎ取ってきたチームだと思うので、そうした神通力に惑わされてザエンシックが本来の動きを忘れてしまったら将来的に危ない展開に陥るところでしたが、そこはウォッシュバーンをキレイサッパリと放出することで仕事は一部全うしたといえるでしょう。代役として獲得したイアン・スネルは中々安定しない点が気掛かりでもありますが、2010年の年俸($4.25M)から見ればそこそこリスキーなだけで、パイレーツの倍以上の予算を持つマリナーズではリスクの度合いが違うので、当たれば儲け物としてキープしておくのも一つの手立てかもしれません。

あと、私的にはベタンコートをよく放出出来たなぁと思いましたね。まさか彼の契約期間内で獲る球団があったとは驚きでしたが、探せばあるものです(笑)。これで後は、今季限りのバティは除いてシルバと城島の不良債権にどう対処するかというのが着眼点になってきました。ただ、「使えないから出しちまえ」というのは、仮にトレードを叫んだとしても相手方にとっても不要な選手だという可能性は至極高いので、駄目な選手は追い出してしまえというような発想を持つ人がいたら、それは即改めた方が良いです。ウォッシュバーンだって、今季すっと活躍していたからこそ高価な年俸を引き継いでくれる球団が出てきたんじゃないでしょうか。選手を放出する処置としては、トレードは上位の部類に入ります。ましてや、他球団のプロスペクトに手を付けたいのなら現有戦力を落としてでも乗るべき船だという判断が必要なのですから、最初からWin-Lossを狙ったトレードなんて有り得ませんし、その損得勘定は大体3〜4年くらい経たないと正常に判断出来ない想定しておくべきでしょう。

ここでもう一つ、出来の悪い資料として(苦笑)、アベシ(?)時代が始まった2005年オフから今季に掛けて成立したトレードの件数をまとめてみました。

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2009年のザエンシックはアベシ(?)時代のどの年よりも多くのトレードを成立させ、しかも動いた人数(出入り共)はほぼ倍という動き方をしています。さらに新しいツテとしてメッツ、A's、カブスなどが加わっています。中でもNL中地区の3球団はザエンシックがかつて在籍したエリアの選手を汲まなく見ていたという印象が強烈です。レッズから獲得したロバート・マニュエルは昨年AAのセーブ王なので、これは早い内にアクションがあるかもしれません。

と、ここまでの課程では順調な再建振りを見せているマリナーズですけれども、現実的には着手段階の途中なのでこれが必ずしも強化に繫がるとは限りません。同じ意味でなら、A'sの再建振りの方が先を進んでいるようにも受け取れますし、レンジャーズもプロスペクトの質でいえば遥かに凌駕しているといっても不思議じゃありません。さらに両チームには将来トッププレーヤーになる可能性を秘めた選手が確実に存在しているのに対し、マリナーズの若手に関してはそれに並ぶような選手が果たしているのかどうか?

そうした根幹の部分に手を加えられるのは何もGMだけの仕事ではなく、マイナーの指導者を含む球団全体のパワーが必要だということを忘れてはなりません。マネーもパワーの一つとして考えられますが、そこはA's、TEXといったライバルチームをかなり引き離しているマリナーズなんですけれど、ここに計算の立つ選手をしっかりと置けるかどうかがザエンシックの評価を最終決定するものとして見ておいたほうが良さそうです。

強いチームというのは、色んな勝利パターンを持っていることが挙げられます。そのためには様々なタイプの選手が寄り集まって各々の役割を果せば越したことは無いのですが、予算や本拠地などの特色などから真にバランスの取れたチームというのは中々作ることは出来ないことでもあります。その中で一方に偏ったチーム体質で勝ち抜くケースもありますが、常に上位にいるチームは短所をなんらかの形で補っている点もあります。

そうした課程を見ていくのは、ゲームを観戦するのと同じくらい楽しみなのが今のMLBでもありますけど、マリナーズもようやくそんな楽しみ方が出来るチームになってきたのではないでしょうか。
今度はお待ちかね、カルロス・ペーニャ(CP)賞の選考です。その前にもう一度イメージの方を再確認しておきますが、ペーニャ、クェンティンと来ると長打力の印象が嫌でも浮かび上がって来ますが、それよりも単なる一発屋だけで終わらない可能性のある選手を認定すべきだと思っています。CPも2007年の再大ブレイク以降は長期契約の恩威もあって、打率的には元の鞘に収まりつつありますが安心してプレーに望めるようになったせいか、今季を含めて3年連続で30本塁打をクリアしまた打点の方も3年連続で100という数字が目前に迫っています。

一方、クェンティンはどうかというと今季は残念ながら怪我もあって成績が伸びなやんでいますので、受賞者としてはチョイト物足りない印象が目立ってきてしまいました。しかし、ポテンシャルについてはD-バックス時代から折り紙付きでしたのでこれで終わりだという結論になるのもまだまだ早いということで、今後に期待しましょう。付け加えておくと、昨年はライアン・ラドウィックもいい線イってましたね。


それではお待たせ、CP賞の第一回目ノミネートです♪


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☆☆ラッセル・ブラニアン(SEA)☆☆

いきなり大本命から(笑)。メジャー生活は今季で12年目ということで、年期だけなら本家ペーニャも真っ青の超大物です。ただし、年数の割には常時出場した経歴は無く今季このまま行けば初めて規定打席をクリアするかも?という大変な苦労人でもあります。既に打席数、得点、安打、二塁打、本塁打、打点、四球数とありとあらゆるキャリアハイを打ち立てています。

このブラニアンですが、毎年短期間だけ大爆発を起こす特徴がありまして、昨年の6月も確か10発は放って大分脚光を浴びていましたのでこんな記事もエントリーしたことがありました。

今季の活躍の要因は色々あるんでしょうけど、やっぱりメジャー契約というのが安心材料となったのは随分とあるんじゃないでしょうか。また、チームの需要とかなりマッチしていて開幕早々から安打も平行して出ていた関係上、最高のスタートを切れたことがまずは大きいのではと思います。これだけ打ちまくってますので、当分は音無しでもファンは我慢出来る姿勢が出来ましたから、プロジェクション通りの40発、イケる可能性は高いでしょう。


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☆☆ベン・ゾブリスト(TB)☆☆

サプライズ&お得感では本命にも劣らないゾブリストもCP賞の候補として資格充分だと思います。こちらはちょっと前の記事がありました。この人はキャリアこそブラニアンに引けは取りますけど、かなり過酷な状況の中でポジション奪取⇒オールスター出場を勝ち取った点が評価されます。本業はショートストップなのですけれども、1年前までは自チームのプラスペクトであるレイド・ブリニャックまでの繋ぎ役と言われ、それでもまだ役不足だからジェイソン・バートレットにポジションを奪われ、またブリニャックに成長の跡が見られないとなると今度はドラフト全体1位でティム・ベッカムを指名されてしまい、当のゾブりん本人には出番のカケラも無かったことは確かでした。

その後、外野(右翼)に挑戦しバットスピードも増した上でメジャーに戻ってきた昨年、12本塁打(しかも3ラン、グランドスラム多し)をかっ飛ばし、それまでの非力なイメージを大分払拭し手応えを掴んだ翌2009年、やはりポジションはブロックされたままでしたが、とあるレギュラー2塁手が試合中の負傷により2塁のポジションを掴んでからは説明するまでもない大活躍。今季プロジェクションでは20HR&20SBの予測に加え、9割台のOPSと4割台の出塁率が出ています。OBP4割というのは両リーグ合わせても年間10人出るか出ないかの世界ですから、その価値は充分解かっていただけると思います。尚、今季で年俸調停権を獲得し来季は給料もバーンと上がる予定ですが、その動向は目が離せなくなりそうです。


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☆☆ネルソン・クルーズ(TEX)☆☆

こちらも念願の初レギュラーに加え、ここまで40発近いペースでアーチを量産し、さらには強肩と俊足を生かしたプレーはアピール度も強く、ゾブりんと同じようにオールスター初選出。一年前には阪神行きの噂が立ったはずですが、あれは一体なんだったのか?

ただ、このクルーズの場合、ファンタジーリーガーからすれば開幕前では既にレギュラーの一角と見なされ、各プロジェクションでも軽く30発超えが予測されていた選手でしたので、サプライズ感はあんまり無いんですよ。昨年AAAで40発近く放ってその後メジャー昇格した後も結果を出していましたので、今季のブレイクはやや想定内(特にドラフトで指名した人にとっては)だといえるでしょう。それでも、5ツールを強烈にアピールした今季の活躍からすると、今後最も有望なのはこのクルーズという見方も出来そうです。

残念ながら踵の負傷により現在はDL入り。待ち侘びていた40発は夢となってしまいそうです(悲)。


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☆☆ギャレット・ジョーンズ(PIT)☆☆

こちら、途中参加組(笑)からのノミネートです。デビューは2007年ツインズから。当時から長距離砲としての期待はあったようですが、初年度では通用せず。翌年には既にオプションが切れているため40menに入らなかったツインズからリリースされ、今季パイレーツに移ってきました。AAAでは中軸を打っていましたが、お呼びが掛かったのは6月末に忍者・モーガンを放出した時点とかなり出遅れたスタートでした。

が、7月だけで10本塁打。堂々の両リーグトップです。流石にオールスター選出はなりませんでしたが(苦笑)、後半戦に入っても打棒は衰えず、人材難のチームにあって今では不動の3番打者として機能しまくっていますね。

プロジェクション的にビックリなのは、打数が少ない割りに30発のペースとなっています。こうなると今後の活躍とライバル達のペースダウン次第では、もしや?の受賞もあるかもです。


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☆☆デビッド・アーズマ(SEA)☆☆

今回、投手で唯一人のノミネートです。2003年ドラフトの全体22位でジャイアンツから指名。100MHPピッチは評価も高く、今こうしてクローザーのポジションにいるのもその頃からすれば不思議なことでもなかったかもしれません。しかし、かなりアバウトなコマンド性能により「持て余した元プロスペクト」という見方になってきたのか、2005年にラトロイ・ホーキンス獲得のためサビーンGMの毒牙に掛かってしまい(苦笑)、以後4球団全てトレードで移籍という、MLBでもここまで頻繁にトレードされるのは少ないんじゃないかなと思えるほど忙しい野球人生でした。最初は将来性に富んだデプスとしての獲得から段々と整理要員としての放出にまでその評価は下がり気味でしたが、確かに今オフでのレッドソックスの補強振りを見ても、そこにはアーズマの座る椅子は用意されていなかったということなんでしょう。

ただ、MLBで足掛け5年間在籍しても昇降格の繰り返しで年俸調停の権利がまだ発生していなかったのと、反対にオプションは切れ切れだったので、抱えるチームは25人枠でずっと使い続ける椅子の無いチーム以外ではウェイバーに掛かるのが落ちという状況の中、これにピッタリとマッチしたのが今季のマリナーズだったといえます。もちろん、そうしたツキだけで今季のブレイクが約束された訳じゃないんですけど、失礼な言い方だとアーズマを常時ブルペンに置き、さらにはクローザーのチャンスを与えるチームというのは早々無いといった状況こそ、こうしたトレードのドラマが生まれた原因なのは確かでしょうか。



以上が2009CP賞のノミネート者でございます。

他候補として考えたのは、

レインス・ニックス(CIN)・・・5月頃は結構活躍しましたが、その後消沈。

スコット・フェルドマン(TEX)・・・今後次第ではいい線行くかもしれません。

アルベルト・カラスポ(KCR)・・・年間3割行くかもしれんが、インパクトが足りん。

ライアン・フランクリン(STL)・・・昨年のセーブ数を考えると、エントリーは失礼。


とまぁ、こんなところでしょうか。インパクトは人それぞれ違うと思いますので、どうか勝手気ままに考えてみて下さい。


最後に、シーズン終盤が近付く頃にブログの投票機能を使ってそれぞれの賞のVoteを行いたいと考えています。コメントとかは無理して書かないで結構ですから、


今回この記事を見た方々は投票だけは絶対にして貰いたいと思います。


それまでに各選手の成績や動向をチェックするのも楽しみ方の一つだといえるでしょう。
それではまず、カムバック賞の候補を5人挙げてみたいと思います。

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☆☆スコット・ポッセドニク(CHW)☆☆

2003年にブリュワーズに移籍して早速レギュラーを掴み、この年43盗塁をマークして新人王投票では確か2位だったかな?その翌年には盗塁数を70個にまで伸ばし、堂々のタイトル獲得。さらに2005年には再びトレードでホワイトソックスに移籍し、井口との1・2番コンビでチームの88年振りワールドチャンピオンに大きく貢献。とここまでは順調にキャリアを積んできましたが、機動力はあっても失敗の多い盗塁企画に加え、リードオフに必要な出塁率も段々と低迷していき、ついに2007年チームからリリースされてしまいます。その後、すかさずロッキーズとマイナー契約を交わしそこで1年半もの間在籍しましたが、レギュラーの座はどんどん遠ざかってしまい、今季再びはホワイトソックスに戻り招待選手としての再スタートでした。

開幕ロースターには漏れたものの、チームにとって皮肉だったのはポッセドニクが不在の間ずっとリードオフに泣かされ続けて来たことでした。今季も人材に欠いたままスタートしますが、そこでポッセドニクに白刃の矢が立ち、これに対し3割近い打率をキープし続けながら持ち味の盗塁も往年のペースではないものの、ここまで15個を記録。見事に期待に応え復活の道を辿っています。

ただし、ここに来てチームはアレックス・リオスを獲得。外野のポジション争いが再燃しており、守備力ではリオスに大分水を開けられてしまう形となってしまうので、今後の出場機会がフルレートであるのかは微妙な線になってきました。

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☆☆ニック・ジョンソン(FLA)☆☆

ヤンキース時代から巧打は評価が高く、またそれ以上に評判だったのが四球獲得率の良さでした。しかし、ジェイソン・シアンビにポジションをブロックされ思うように出場機会を得られないまま2003年オフにエクスポズ(現ナショナルズ)へ移籍。ここから本領を発揮し、2005.2006年と立て続けに出塁率4割を記録。1塁守備でのグラブ捌きも良く、翌年から3年契約を提示し更なる飛躍を遂げるかと思われましたが、相次ぐ故障に見舞われ2007年は全休、昨年も僅か38試合の出場と長期契約への非難を浴びてしまいました。

再起を図った今季は新たに加入したアダム・ダン、ジョシュ・ウィリンガムとの併用が囁かれる中、常時2番打者として高いアベレージと出塁数を確保しレギュラーの座を完全に取り戻しました。さらに7月末には優勝を諦めていないマーリンズからお呼びが掛かり、チームが変わってもその攻撃力は変わらず相手投手にとって嫌らしい打者としての存在感を余すところなく発揮しています。

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☆☆ジョエル・ピネイロ(STL)☆☆
2001年、快進撃を続けていたマリナーズの中で後半戦の目玉として登場。翌年からは2年連続で2桁勝利を挙げ、先発の軸として将来を嘱望されていましたが、2004年から始まったチームの低迷に歩調を合わせるかのようにピネイロ本人も長いスランプに陥ってしまいました。2006年オフには初のFAを迎えましたが、年俸調停を申請されることなくチームを去り、新たに契約したレッドソックスではなんとクローザー案まで出てきましたが、本人の不調とジョナサン・パペルボンの再指名によって立ち消えとなり、それからは敗戦処理に近い立場でブルペンに入っていました。

そのシーズン途中にカージナルスへトレードされ、再び先発の機会が得て若干の復活。その年のオフでは2年契約を勝ち取り、一先ずは先発投手としての立場をキープしました。そして契約最終年の今季は開幕から予想外の好投を繰り返し、チームで3人目の10勝目をマーク。AS前までは防御率2点台とタイトルレースに加わるほどの勢いで返り咲いています。


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☆☆クリス・カーペンター(STL)☆☆
今回エントリーの中では実績的に飛び抜けた存在。2005年のサイ・ヤング賞を初めとした記録や勲章の数は言うまでもなく、球威・変化球のブレーキとも抜群でそれらをピンポイントに投げ分ける制球力は、打者の付け入る隙を与えないほど際立った完成度を誇る大投手です。ま、故障とかでのブランクが無かったら往年の名投手達に肩を並べる存在には軽〜くなっていたでしょう。

ただ、その故障との戦いがこの人の宿命なのか、2度のTJ手術を経て今回みたび復帰への道が開かれた訳ですが、一昨年は開幕戦で肘に痛みを抱えてそのままシーズンアウトし、昨年は7月に復帰したものの僅か3度の先発で再びダウン。今季は開幕に間に合ったものの打席中でのスイングで脇腹を痛めるなど、これだけアクシデントが勃発する中でいざ先発となれば目の醒めるような快投の連続ですからね。2004年にもカムバック賞に輝いており、2度目というのもなんだか尋常ではありませんけど、そのブランクの長さといい残している成績といい再選に値するものと判断し、ノミネートしました。


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☆☆カール・パバーノ(CLE⇒MIN)☆☆
1998年にエクスポズでデビューし、マーク・マグワイヤのシーズン70号をプレゼント。その後はマーリンズへ移籍し、2003年のワールドチャンピオンに貢献。2004年にはここまでのキャリアハイとして18勝を記録。その年のオフにヤンキースと4年の長期契約を結んだまではバラ色の野球人生でした。

とにかく、ヤンキースファンにとって見れば井川と同様、いないに等しい存在でしたのでこうしてメジャー復帰(というか、そもそもメジャーリーガーを外れたことは無かったんスけど、笑)も半ば信じ難いものに見えるかもしれませんが、I'm gonna back!といわんばかりにカール・パバーノは戻ってきました。防御率はイマイチ以下かもしれませんが、時折見せる快刀乱麻のピッチング(それも相手を選ばず)は優勝戦線に踏みとどまりたいツインズの目に叶って(単に予算が無いだけかもしれませんが、苦笑)、ひょっとすると10月にヤンキースとの再戦があるかもしれません。今季は2度対戦し、いずれもQSを達成しているプチ・ニャンキースキラーですのでその辺のサプライズも加味してエントリーしてみました。


以上が(独断)カムバック賞候補にノミネートされた選手達ですが、ブランクの長さだけならパバーノがダントツ(爆)。マイナー契約を潜って来たのはポド、キャリアピークに近い成績に戻してきたのはNジョンソン、ピネイロ。タイトルレースにまで顔を出しそうなのがカーペンターと、それぞれに特色がありますので、基準は各々で考えていただきたいと思います。

また、ノミネートから漏れてしまった選手として、

アダム・ケネディ(OAK)、ポール・コネルコ(CHW)、マイク・ハンプトン(HOU)が挙げられます。また、実績面ではアピール不足になりますが、ロドリゴ・ロペス(PHI)、ブルース・チェン(KCR)、J.W.兄貴(爆)、大家友和(CLE)らは久方振りのメジャー復帰とあって、それだけでもまずはおめでとうという言葉を送りたいです。

また、ケビン・ミルウッド(TEX)やジャロッド・ウォッシュバーン(SEA⇒DET)らもインパクト的にはカムバックの臭いがするのですが、好成績が復活してきただけともいえますのでカムバック賞というのは相応しくないと思うようになりました。返って失礼だしネ。

他にも漏れていたり、いい人がいましたら教えて下さいな。その上で投票を行いたいと思います。
その際は普段見ているだけの人も参加して下さい(と半強制モード)。

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