2010NPB

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とんだクライマックス

 
今までのシーズンとは違う環境で行なっていることは承知していますが、
それにしても盛り下がった。
 
今日のゲームはアレですか?9時からのドラマに合わせるペースで試合が運び、
9回にヤクルトが1点を返しましたが、実況は追い上げムードには全く触れず
「早く終わってくれオーラ」を出しっ放し。
 
中日の先発、吉見の高目に抜けるカーブを尽くストライクにコールし続けたアンパイヤ。
野球の判定には滅多に不満を漏らさないhausさんですが、
TBS創立60周年記念ドラマに迷惑を掛けまいと必至になってゲーム進行を
早めていたとしか思えませんでした。解説では槙原氏だけがかなり自重気味に
指摘していましたが。
 
ただでさえ貧打のヤクルトがあの高目を取られまくったら、そら反撃する手立ては
ないですよ。ワンバウンドするフォークは全部振る人達ですからね。
20時を回った時点で8回裏だったかな、リーグのクライマックスとしては
可笑しな展開だと気付き、密かに9時回んねーかなと思いながら
最終回に岩瀬から浅尾にスイッチして「これでリーチだ!」と思った矢先、
ハタケが2球目を打ち上げてフィニート。
 
何とか落合監督のインタビューを中継枠内に納めて、
生まれて初めて見ました。民放番組の間にCMを挟まなかったのは。
 
 
それにしてもヤクルトは、無茶苦茶なポストシーズンでした。
一軍に上がったことのない選手をスタメンで抜擢だとか、
殺陣ローテーションとか、やっている本人達は必死なのでしょうけど、
こういうチームには出て欲しくないです、クライマックス。
今回の起用で一体何人の選手が潰れたかある興味深いですけどね。
結論は早々出てこないのが性質悪いです。
 
ところでクライマックスファイナルの日程ですが、
今日ヤクルトが勝っていれば6連戦になるところでした。
 
6連戦といえば、通常のシーズンでもよくある日程です。
ただし、6連戦を乗り切るには6人の先発が必要になることを指しており、
頭数の足りないチームはあからさまに不利になってしまう日程です。
 
とはいっても、6人が6人とも実力双璧なチームを作り上げるのは至難の業。
まともに考えるのであれば、ポストシーズンは公式戦よりも間隔を空けた日程で
行なって欲しいものですが、どうもNPBではそこに気遣いが足りていないようですね。
 
今回、改めて感じたことはクライマックスファーストで勝ち上がってきたチームにとって
クライマックスファイナルに勝利する条件があまりにも不利なこと。
 
①全試合アウェイ
②引分=負けと同じ
③最初から一勝譲っている
 
これに加えて、1stから2ndへの日程があまりにもショート過ぎて、2ndの第1戦にエースを
登板させられないことが今回分かったことです。
せめて、1stの第1戦から2ndの第1戦までは中5〜6日は空けて欲しいところです。
震災の影響で日程が詰まったのではありません。毎年こうです。
 
こうした日程の中、ヤクルトの投手運用は高校野球並みのサバイバルなものに
誤発展してしまいました。
 
【ヤクルト先発投手の起用】
 
館山 1st①先発⇒1st②③でブルペンスタンバイ⇒2nd②救援2IP⇒2nd⑤先発中2日
 
石川 1st②先発⇒2nd②先発中3日
 
村中 1st①救援3.2IP⇒1st③救援2IP⇒2nd③先発中3日
 
赤川 1st③先発⇒2nd④先発中4日
 
増渕 1st②救援2IP⇒2nd①先発中2日
 
こんな起用法、平成に入って見るとは思わなかった。
なまじ中日打線が打てないばっかりに、ゲーム前半をなんとかすれば勝機もと
考えたのかもしれませんが、選手のコンディションを無視した起用は来年以降
どうなるか知りませんよ。決勝2ランを打たれた館山、最後のボールは誰にでも
打てるような棒球だったしね。
 
CSも制度採用以来5年経ちましたので、もうそろそろ公式戦1位のチームにアドバンテージ
なんか与えないで正々堂々と勝負するべきですね。でないと、選手がぶっ壊れます。
 
今年のように、やる前から決まったようなCSは制度の不備が大きく影響していると思いますが、
玉砕覚悟で望むチームが出てくるようならもう来年以降は見る気が起きません。
 

CS第1戦を見終えて

CS第一ステージの第一戦となった昨日のゲームは、日本ハムと巨人が先発したエースの降板後に逆転負けを喫しました。両チームとも、最も頼れるエースを普段よりも早いイニングないしは投球数で降ろしたことが敗因に繫がっていると批判されているようです。
 
ダルビッシュの今季平均投球数は121.3で、この日101球で降板したことを考えると確かに少ないです。10/11の西武戦では130球を投げ完封勝利を飾っています。一方で、今季日本ハムの継投パターンを確立した増井、武田久のリレーは公式戦で完璧に近い仕事振りを残しています。hausさんの独自集計によると、増井はリードないしは同点の場面での失敗(追いつかれるもしくは勝ち越される)は僅かに4回で、ホールド数33から計算すると88%の成功率。武田久の方はセーブ失敗1回、同点の場面で2敗の計3回で、こちらは92%の確率で成功しています。2人合わせても90%の可能性で逃げ切る公算は成り立っていました。
 
結果として増井は無失点に抑え、武田久が同点に追いつかれたわけですが、失ったのは僅かに1点です。その1点も西武の強力打線、しかも3番中島からという好打順を1点で防いだという最低限の仕事は果たしてします。

4番中村を三振に討ち取ってあと一人という場面で5番フェルナンデスに三遊間を破られた打球は、ショートが走者が一塁にいたためセンター寄りにシフトを引いていた理由が大きく、強い打球ではありましたが守備位置によってはここで仕留められる可能性はありました。続く6番浅村の打席では3球目がちょっと高目に浮いてしまいました。しかし、ここは浅村の反応が見事でした。
 
ダルビッシュといえども、この場面をゼロに抑えられる保障はありません。打順の巡り合せ(この要素がかなり大事)も降板した影響は無く、9回はかなりしんどいイニングになることは予め予想されていました。
 
となると、クローザーの武田久で追いつかれたのだからダルビッシュのコメント通り「武田さんで追いつかれたのなら仕方が無い」で済むかというと、延長戦に突入した時のプランが今一つだったことは否定できません。このゲームを是が非でも取りに行くのであれば「最悪でも引分=CSアドバンテージで一勝」の勘定を作り、仮に9回に追いつかれたのがダルビッシュだったとしても、残りイニングを増井、武田久で乗り切るといったプランを残しておくべきだったかなと思います。
もちろん、イニング途中に交代するなどの不測の事態も考えなければならないところですが、2人が2イニング中になげた35球をダルビッシュに付け加えたとしても136球。ホームランを打たれなければ先ず同点が精一杯だったのではないかと思いますので、このゲームで投手6人を継ぎ込んでしまったのは拙かったかなといえますね。
 
それ以前に打線がセーフティリードを奪えなかったのが敗因としては優先順位に来ることは間違いありません。例え統一球だとしても1点リードそのまま逃げ切りという野球は窮屈極まりないです。7回以降無安打、アウト33個のうち外野に飛んだ打球は僅かに4度。あとは全て内野手への打球か三振です。
 
反対に西武打線は中島、フェルナンデスと右方向への徹底したバッティングが結果を出しました。見た目では三遊間を破るとか、一塁線を抜く二塁打なんかがキレイなヒットに見えますが、強打者が右打ちをすると守備位置の関係からヒットゾーンが広がるのでその分成功率が高まるといって良いでしょう。
 

一方の巨人も澤村を5回で降板させましたが、こちらは73球。
101球と73球ではエライ違いです。2イニング余計に投げられます。
ニュースではこの継投と小笠原のエラーが敗因だと鬱陶しいくらい流れますけど、あと前の攻撃のバント失敗も。ここもセーフティリードを奪う作戦なのか、それとも最小失点で逃げ切る戦法なのかどっちつかずの戦い方が非常に気になりました。
 
澤村を降板させた直接の原因は6回表の攻撃で代打を起用したことです。しかし、同点の場面で2アウトからの代打では1点を勝ち越せば良い方。「繫がる」ってことを期待はしても計算に入れてはいけない展開です。しかし、1点リードのまま逃げ切りたいのであれば万全のリレーを組むべきなのですが、高木が出てくること云々はともかく6回から必勝リレーは難しいですよ。

これまで澤村の投げる試合で勝っていたのは、澤村が少なくとも7回まで放ってその後を山口、久保で繋いでいくからこそ勝利に結びつくのであり、ただ単に澤村が先発した試合で最小失点で勝てる保障は実は無いんです。5回1失点の結果なら谷間の投手でも賄えます。
 
だから、6回の攻撃は2アウトなんだから代打を送ったとしても得点にならない可能性を考えて我慢すべきでした。百歩譲ってあの場面ではタイムリーを打つ選手より空いた一塁に歩ける選手を送り、一二塁とチャンスを広げる選択肢を持った方が良かったと思ったんですけどね。いないですね、そういった選手は。みんなバットを振る選手ばかり。
 
6回裏に戻りますが、バレンティンのヒットはBABIPの世界です。MLBの某チームのように余程守備位置のデータ解析が出来ているチームでないとあれ以上は防ぎきれませんが、ゼロに抑えたいのであれば満塁にしておくべきでしたね。
 
まとめると、
5回表バント失敗⇒最小リード。う〜ん。
澤村に代打⇒セーフティリード。2アウトから起用のリスク大。
澤村を降板⇒最小リード。プランが見えてこない。
バレンティンと勝負⇒2点阻止、ただし大量失点の危険。結果BABIP
 
これを言ってしまうとらちが開かなくなってしまいますが、バント要員を2番に置くのは勘弁です。
集中打を作りたいのなら2番は小細工なしで行きましょう。
しかし原監督の「ムンクの叫び顔」は萎えますな〜。
レンジャーズのワシントン監督もそうでしたが、感情を表す指揮官は長いレギュラーシーズンを戦う上ではモチベーションを上げる効果など期待できそうですが、一旦堕ちてしまうとベンチの士気がどうもね。

WBCで優勝して、その年日本一になった頃までは良い監督だなぁと思っていたのですが、勝てないときの気落ちした表情を見ると「あんたが野球してる訳じゃないんだから」と見えるようになりました。
 
落合、ラルーサはその点恐ろしいです。
 
ヤクルトは明らかに捨て身戦法。館山の粘りと村中の好投に救われました。
打線も3点取ったんだから良しとして、でも良く3点取れましたね。
 
 
 
昨日エントリした直後に「ダルさんメジャー挑戦決定」のメディア記事が出回り、
やや混乱に陥ったのも束の間、すぐさまダルさん本人がツイ太で反論。
「10億円出す発言」でリードした球団にすかさず対抗策を講じた様が何ともいえませんね。
 
これでまた少し先が見えるようになりました。
 
 
ハム球団オーナーの発言を鵜呑みしてダルさんの来季年俸が10億に設定すると、
MLBの先発投手と比較しても現時点で17番目に入る高給取りになります。
 
イメージ 1
 
上の表2011年度の年俸が確定している投手と、マスコミを通じてダルさんに提示された金額を合わせて並べたもの。今オフに契約を控えている選手が割り込んでくる可能性はありますので、ご注意を。金額は、1㌦76円(2011年)と117円(2006年12月)の2つに分かれていますが、ここでは前置きしない限り2011年のレートを使って話を進めていきます。
 
来季8年目のダルさんの10億円は1316万㌦に相当し、為替に変動が無ければ来季の年俸はメジャーを代表する先発投手の一人である、ダン・ヘイレンをも上回る金額ということです。トップに位置するCCサバシア(ヤンキース)との開きは、2006年当時のレートでは17億もの差を付けられてしまいますが、現在のレートだと7億5000万ほどに縮まってしまいます。これが円高の恐怖というものでしょうか。
 
ちなみに、ダルさんのNPBでのキャリア年数をMLB式に換算すると、丁度今オフが初のFAとなります(2005年から数えると7年ですが、登録日数が6年に到達するのが2001年のため)。そのFA前年となる2011年の5億円は650万㌦に相当し、これをMLBの先発投手に例えると先発2番手クラスもしくはエース格と同様の実績2年の投手と同等な価値と見て良いでしょう。
 
参考例)
2011 CJウィルソン(レンジャーズ)  700万㌦(調停回避)
2012 ジェイムズ・シールズ(レイズ)  700万㌦(オプション)
2012 ジョン・レスター(レッドソックス) 763万㌦(複数年)
2012 ギャビン・フロイド(Wソックス)  700万㌦(複数年)
 
ですので、現時点でもダルさんの待遇はMLBのこうしたクラスの投手と比べても決して引けは取っていません。違いが出てくるのはこれから、つまりFA取得までの期間です。承知の通り、CJは今オフFAとなり市場価値が1億㌦近くになると噂されていて、レスターも複数年が決まっておりますが7年目の年俸が1163万㌦に跳ね上がることが既に約束されています。シールズもオプションが無ければ市場価値はもっと上がる可能性を持っていました。
 
もっと入り込んでいけば、これまでにダルさんが得た報酬はメジャーの同世代投手のそれと比較してく引けを取っていないどころか、25歳の投手としては破格の提示を受けていたことも事実です。
 
イメージ 2
 
この表はダルさんと同い年或いは年下、いわゆる25歳以下のMLB先発投手との成績、2011年までの俸比較です。参考としてマーさんこと、田中将大さんにもご登場いただきます。
高卒一年目から一軍の舞台で活躍してきたNPB投手の年俸は、大卒或いはマイナーで育成期間が設けられているMLBの同世代よりも明らかに上回っていることが分かりますよね。ダルさんと比較出来るのは、同じく19歳でデビューしたフェリックス社長ヘルナンデスただ1人です。これまでなら10億なんか出さんでも、メジャー有数の若手先発投手を既に超えているし、また機会も得てきました。マーさんの対抗馬は、少なくとも現時点では存在していません。近い将来、カーショウが抜くのは目に見えてますけど。
 
要するに、投手として完成していれば25歳以下ならMLBよりもNPBの方が好待遇だということです。デビューが早いので当たり前かもしれませんが、ビジネス的に考えると酷く賢い商売です。同い年の社長がダルさんを超える報酬を得ているのも、16歳からプロ入りした先輩だったことが強く影響しているせいです。通常であればメジャー昇格まで3〜4年、21か22歳でデビューすれば良い方です。そこから足掛け3〜4年の実績を作って、25歳辺りでようやく調停権利を得ることになりますね。クエート、ヨバニ、ジャージェンスらはそのラインです。19歳から一軍で投げているダルさんは、彼らよりも2〜3年長いキャリアを積上げて、2〜3若い年齢でFAに到達するのと同じことです。そうした面では、MLB球団にとってNPB球団の若きエース達は格好の獲物だといって差し支えないでしょう。ただし、既に失敗例がありますからNPBの実績を鵜呑み出来ない現実も出て来ている関係上、ポスティングを表明しても「相手の出方がわからない」展開になってきていることは確かです。
 
もう一つデータを出して見ます。
 
イメージ 3
 
これは球団歳入から見る年俸比率。MLBはフォーブスのサイト、NPBは先日のリンク先から算出しています。上位に入るような投手の年俸は球団歳入の5〜10%の間で賄われており、10億円が提示された場合のダルさんにおいてもこの範囲で収まっています。また、2011年の5億だと4.85%に過ぎません。一投手に総売上の10%を持っていかれるのは厳しいかもしれませんが、その配分で経営してちゃんと利益を出しているのがMLBの球団。同じ売上規模で10%以内の支出に納められるのならNPBの球団だって10億出しても不思議ではないということです。仮に、日本ハムの歳入が赤字補填した後の金額だったとしても、そこは親会社の宣伝価値を明確にして「赤字ダー、赤字ダー」と騒がないで「親会社におけるNPBスター選手の宣伝価値」をちゃんと算出するべきです、今後は。楽天のオーナー代行も「宣伝費用としての補填は親会社から見た球団のマーチャンダイズ」と述べていることですし。
 
戦力的に見ても、ダルさんの勝利貢献度はバーランダーやJJらと比較しても優るとも劣らないといえるもので、「ダルさんが登板する日に何人観客が増えたか」というよりも「ダルさんの働きで順位がどれだけ上がるか」を見て費用対効果を調べるべきでしょうね。年平均で貯金10個作る人ですから、普通に想像して順位を1つ上げるのは間違いなく、戦力を整理すればCSや日シリの興行権をモノに出来る確率が格段に上昇するのは間違いの無いところ。。「10億でも費用対効果がある」というオーナー発言は、この部分から来ていると考えて良いかもです。
 
 
ダルさんのツイ太発言を参考にすると、まだ何も決まっていないということ。
 
決めるのがシーズン終了後だとすれば、以前書いたように11月中旬から球団と交渉に入ってその月内に結論を出さないといけないのは大変です。また、「10億出す」発言がメディア記事を通して知ったのか、それとも既に提示されているのかもポイントになるでしょう。何といっても普通の選手じゃないので、事前交渉は当たり前。その課程でメジャーに行くか残留するかを決断するには僅か半月足らずの期間ではまず無理かと思います。さらに、過去のポスティング例から「落札額と契約金額は同等」と考えても良く、最低でも年俸10億以上出さないと獲得が困難になることが確定したMLB球団としては、6年60億+落札額60億=120億という金額が必要になり、例え入札費用を半分に落としたとしても総額で90億=1億1800万㌦もの出費を要する可能性は極めてり高くなりました。そうした中でダルさんにとって希望通りの条件が提示される保障も無く、余程の筋道が出来ていなければシナリオ通りにはいかないでしょうね。
 
 
ということでダルさん残留決定!
ここで、ハム球団の提示する契約を予想すると、
 
①海外FAとなる2014年までの3年間、最大年俸10億円で契約延長
 
②国内FAとなる2013年までの2年間、総額20億円で契約延長
 
③海外FAとなる2014年までの3年間、総額30億円で契約延長
 
④上の条件では合意せず、ポスティング宣言
 
⑤ブロガーとして転職
 
 
可能性の高い順から並べています。本当は個人の去就に彼是言うのも失礼なことかもしれませんが、別に誹謗している訳ではありませんので、これくらいのことは許される、いや積極的に語られても良い立場にいるのが億万長者の宿命だと思っておりますのでいいんじゃないでしょうか。
 
可能性が最も高いとされる①では7億、8億、10億とステップを踏んで公言を実行するという方法です。「出来高込みで10億」という線も考えられなくは無いですが、そこはメジャーとの天秤に掛けられる唯一の部分でしょう。②と③なら有無を言わず残留、①の条件に納得が行かなければ④を摘要。⑤は大穴です。
 
結果として残留すれば球団の勝ちとなるかもしれませんが、実際は10億円を引き出したダルさんの勝利でしょう。ま、今までに10億を手にしていた選手がいたとしても不思議では無いというか、肝心なことは分からず終いだったのが公にされることの意味は非常に大きいです。芸能人なんていくら貰っているのか、ハッキリとしたことは何もわからないのですから、世間的にはプロスポーツ選手の方が遥かに公正だと思いますね。
 
日本ハムがエース・ダルビッシュ有投手(25)の引き留めに、最大で年俸10億円を用意していることが17日、分かった。大社啓二オーナー(55)がこの日までに、「あれだけの大エースが残ってくれるなら7億、いや10億円まで考える必要があるんじゃないか」と明かしたもの。

 10億円は今季年俸5億円から倍増で、球界では過去に例のない金額。ダルビッシュは今オフ、ポスティング・システム(入札制度)を行使してメジャー移籍を希望する可能性があるが、仮に残留すれば日本球界の歴代最高額の年俸を手にすることになる。

 それでも「費用対効果は十分すぎる」と力説した同オーナー。シーズン後には入札制度の行使を含め、球団側と話し合いが行われる予定だ。
 2011年10月18日 スポニチより
 
ついに動きを見せましたね。
日本ハム球団とダルさんの駆け引きは「先ずは球団が先手を打った」ということになりました。
 
ついこの間、「ポスティングする場合、本人の意思を尊重」といった腑抜けた内容の
記事が出ていましたけれど、ひょっとしたら反発を買っていたのかもしれない。
そりゃそうです。メジャー挑戦も何も発していない選手にポスティングも何も
あったものではありません。
この時点ではダルさんが一歩リードした形でした。
 
しかし、今回の記事によって「日本ハムは10億出せる!!」とマスコミを使って
牽制球を投げてきました。10億といえば、今季推定5億円のダルさんをあと
2〜3年は囲っていられるほどの金額ですね。
要するに、FAまでは責任を持って保有し続けるとファンに約束したようなもので、
結果はどうあれ最大級の誠意は見せたことになります。
この誠意は正しい誠意ですね。
記事が出た後ではさすがに「やっぱり出せない」とはならないでしょう。
 
こうして主導権を握ったハム球団は、仮にダルさんがポスったとしても
過去のケースのように「選手の挑戦意欲に便乗して商売」というダーティなイメージを
既に払拭出来たのではないかと思われます。
 
この10億という金額、少し前では提示不可能な金額だと思っていたhausさんですが、
色々と調べた上、「可能」という線に方向転換してきています。
 
参考としたのはこの記事。
 
ここで取材を受けている帝京大学の大坪教授は、この手の情報については
第一人者ともいえる存在。hausさんも「メジャーリーグの経済学」などの著書を
愛読していたので、金額の正確さや詳細はともかく信頼の置ける情報源だと思っています。
 
ここで書かれている日本ハムの年間収入(売上)は103億円。
これはMLBで最も歳入の少ないフロリダ・マーリンズの108億円(※)とほぼ同等の
規模となっています。
 
※米金融誌フォーブスによる情報。1ドル76円で計算。
 
そのマーリンズの選手費用(年俸、出来高、ドラフト契約金、バイアウトなど全て含む)
は44億で、収入の40%に相当します。
 
一方、日本ハムの選手年俸はNPB選手会のアンケート調査によると、組合員25億、
組合に加入していない外国人選手の推定年俸合計が2億1700万円となっており、
合わせると27億ちょっとの金額になると思います。
球団収入との比較では26%に相当。
 
これに加えて、NPBで大きな負担となっている球場使用料をハム側にプラスしたとしても、
5億円の上乗せにしか過ぎず、マーリンズの方が12億近くも支出が多い状態になっています。
 
選手年俸・球場使用料以外に考えられる支出としては、
 
・キャンプ費用
・遠征費用
・二軍運営費用(マーリンズは委託)
・ドラフト費用(マーリンズは込み)
・球団職員人件費
・事務所費用
・雑費
・法人税など各種税金
 
などが考えられますが、税金を除けば似たり寄ったりではないかと。二軍で赤字に
なるのであれば、そうならない工夫は取れそうなものですが、同じプロ野球ビジネスとして
同規模の収入がありながらマーリンズは大幅な黒字(これは分配金の収入が70%近くにもなるため、一部球団から批判されていることでもある)、日本ハムは赤字かトントンらしい。
そして、ケチケチ球団といわれるマーリンズでさえ、ハンリーラミレスに11億、
ジョシュ・ジョンソンに7億近くもギャランティしているのに対し、
ダルさんに5億円以上払えないと思っていたのはちょっと浅はかでしたね。
同じように「無理だろう」と思っていたファンの方はこれを見てちょっと考えてみて下さい。
 
払えるんですね、NPBは。
 
それを突き破ろうとしている球団オーナーの発言はある意味、勇気あるものだといえますし、
上のリンク記事を見た限りでは、もしこれが親会社の補填前の売上だったとしたら
実は健全な営業状態だったのかもしれないと推測することも出来るんじゃないかと。
 
それ以上は、今は言及するつもりはないですけどね。
一種のサラリー・キャップ状態だったら、今後さらに面白くなりそうな予感が。
 
 
 
 
 
38勝74敗10分、5位とのゲーム差14.0と
4年連続最下位&90敗に向けて爆死街道を突き進む横浜ベイスターズ。
 
今日のゲームも巨人の澤村、山口、久保から4安打1四球0長打と
ほぼ無抵抗のまま敗戦。
 
いくら親会社がテレビ局だからといっても、この試合を丸々ベイスターズ寄りに
解説するのは至難の業。というよりも苦行。
 
しかし、それをやり遂げたのがミスター・カレーこと、槙原寛巳氏でした。
 
 
 
「ブランドン、もう少し見てみたかったですね」
 
この言葉が無ければチャンネル変えるところでした。
 
発したのはTBSの林アナウンサー。
 
年俸が日本人の二軍選手並に安く、8/31にようやく一軍に上がってきた外国人投手を
見続けたいといえるのは真剣に実況している証拠。
 
確かに、時折り凄いカーブを投げてました。
制球力がわからないのでなんともいえないのですが、
磨けば大化けするかもしれないと思わせるくらい。
 
だから、林アナの言葉で感覚がピッタリ合ってしまったんですね。
 
そして、槙原の解説がまた詳しい。
 
詳しい言葉は控えてませんでしたが、ブランドンの後江尻−藤江−真田と継投する間
 
巨人の話題はかすりもしないで延々と横浜ブルペン陣の話を延々と聞かせてくれました。
 
マシンガン継投についてはジャブ放ってましたけどね。
 
藤江については「昨年と比べて球速が増した。上半身が逞しくなっている」と、
 
まるでコーチのよう。
 
一気に引き込まれました。
 
以前から槙原の解説は丁寧で言葉選びもしっかりしていて、中々好感の持てる
実況をしている印象がありましたけれども、
勝敗を左右しない部分をあそこまで熱を入れて(語り口はソフトですが)
選手を評するのは関心する部分が多かったです。
 
素晴らしい仕事振りでした。
 

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