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最近経済系の評論家の人が、自動車を所有するのは無駄なのでレンタカーやタクシーを利用するとの記事を読んだ。昔からその類の経済合理性を語る人はいて、ミクロな生活防衛の範疇では確かに正しい。しかしこれだけ自動車の利用と自動車産業が普及発展したのは無駄よりも、効用を人々が評価したからだろう。ガソリンの匂い、エンジンの音、スピード感、ガールフレンドと車の密室でその快感を共有し性的な快楽を得る喜び。燃料電池の原理と試作は昔からあったという。ガソリンの内燃機関が勝ったのは、その快楽ゆえではないか。フォードやロックフェラーが君臨したのも快楽を理解していたからではないか。アウトバーン作ったヒトラーは民衆のそんな欲望を熟知していた。電気自動車や燃料電池、環境技術が開花するとしたら、ゴアやオバマが開いた道を、企業家がいかに大衆の快楽に結びつけるかにかかっていると思う。ロスジェネや年金の問題を解決するのが、社会民主的な方向であるのが望ましいとは思う。しかし、既得権を蹴散らすアニマルスピリットはヒトラー、ロックフェラー、織田信長並みの“アニマル”が実現するのかもしれない。 |
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