原題「THE SECRET OF MY SUCCESS」が意味深だ。
色仕掛けで出世する人たちの物語だからだ。さもありなんといった裏事情は現実社会にも多く、事実とは思うがさらにもっと深い歴史のうねりに言及した映画・小説は少ない。経済小説でも司馬遼の小説でも権力闘争や色恋には筆を振るうが歴史のうねりには関心が薄い。エンターテーメントの限界かもしれない。今の大企業の経営者でも司馬遼読んで歴史理解したと思い、経営に応用している勘違い経営者は多いと思う。司馬遼は一般ビジネスマンだったら読んでいないとまずい教養書だか、経営者はこれだけではまずい。書斎の人だからだ。野村克也氏のような困難の中で這い上がった人の書の方がためになるだろう。上からの引きだけで出世した人を区別する目をもたねばならない。