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出だしからは、長い人生の夫婦の情愛を、そこはかとない心の交流を期待していたけれど、どうも中国女性の力強さが感じられる作品でした。若き日の求愛、これは現代ではストーカーと思われかねない。出会いと別れだけではなく、もっと日々の生活や食事のシーンがあれば細やかな情が表現できてよかったのではないか。

田中絹代あたりだと、もっとしなやかな強さになったのだろうけれど、ほろりとさせられるシーンも多々あるけれど、むしろ直線的な女性の逞しさを感じさせられた。

ぼきちん」★★★

横森理香著、文春文庫。

作家 白川道をモデルとした小説。ハンフリー・ボガード=ボギーに‘チン’をつけた愛称らしいが。どうも、読みやすい語呂ではない。投資ジャーナル、豊田商事といった事件にかかわりながら、ハードボイルド的ロマンティズムを持ち悪に徹しきれない男。
白川道の作品からも、そんな甘さは感じられる。

「バカラ」★★★★

服部真澄著、文芸春秋刊。
才色兼備とは、まさにこの人のための言葉ではないか。
くも膜下出血から回復して作品を発表できたことは喜ばしい限り。
舞台は日本になったが、今までの国際謀略に日本人がからむスタイルは変わらないとも言える。

宮部みゆき著。幻冬舎刊。
老人と子供という弱者と、弱者を食い物にする犯罪者という作者の十八番。「火車」では犯罪者にならざるを得なかった悲しみが泣かせたが、最近は「模倣犯」などサイコな犯人が多い。世の中の犯罪を反映しているのかもしれないが、高額納税者に名を連ねて久しい作者の視野から弱者の悲しみが外れてしまったのかもしれない。

女性の二面性を鋭く描いた有吉佐和子「悪女について」に、現代的な子供にたいする犯罪とトラウマを加味したデーモニッシュな原作のTV化。TV放映は難しい題材だと思うが、「高校教師」の先例もあるのでそうタブーでもないのかもしれない。
演技や「風とともに去りぬ」はいまひとつだが、雪穂役は容姿とキャラクターのバランスあるいはアンバランスさが絶妙。

しかし、「火車」同様、主人公が姿を現さないのが妙味の原作で主人公を中心にしている時点で、原作のデーモニッシュなところが損なわれているのが残念。
だが犯人側から描いた作品としてのみ見れば、秀逸だろう。純愛的なものを犯罪の積み重ねで表現しているところが、悪を追求した原作と異なっていて、どうもいかがなもこかとは思うが。

トイレの落書きを消すシーンが運命に翻弄される2人の最高に泣かせるシーン。その後は運命に立ち向かう2人でTVドラマ的であるが良い。

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