17歳の愛犬が逝き、2年経ちます。
庭の大きな「枝垂れヤマザクラ」の木陰が、ヤツのお昼寝の定位置で。
いま食べないおやつをこっそり埋めるのも、威勢よく吠えるのも、
叱ろうとする私たちをカンニン・・・と上目づかいで見上げるのも、
いつもその桜の木の根元で。
彼の最期の日の翌朝、その桜が咲いて・・・、
棺に入れたその花を見てわたしはひどく泣いたのでした。
根元を掘ったり体当たりして遊ぶ大型犬が居なくなって、
力を得たのでしょうね、この2年であまりにも見事に大きく茂りすぎ、、根も盛り上がり、、
この春の花を愛でたら、枝垂れ山桜、、伐ることになりました。惜しむ声もあるのですが仕方ありません。
不思議と悲しくないのです。
いつも桜の時期にだけ写真を撮った愛犬との想い出の「花」とは
実際に咲く花でなくて良いのです。
ただ、桜の花の季節に、やはり、痛いくらいに思い出します。
心がなんとなく、あす咲くかなと見上げる角度です。よくお庭でそうしてたんでしょうね、、
まいにちそうしてよね、下向かない方がいいよと。
あのでかいワンコロの声がふと聞こえた気がして。
|
ポエム C−Dur(心の航路)
[ リスト | 詳細 ]
このこころ もうすこしだけ きれいでつよくなるほうへ
迂回路は いつまで経っても迂回路
しなやかなつよさで たくましいやさしさで
もうすこしだけ このこころ きれいでつよくなるほうへ
仔犬のような小さく頼りない生き物一匹でも、私は、かくありたい。
|
. まっかなトマトをつるりとなでる 赤ちゃんのほっぺたの傾斜に似てる こういうトマトね、、 完熟トマトって言うけれど 甘熟トマトとも書くんだよ どっちを選んでも偽らず満足でありのまま すべての議論がそんなふうであればよいのに 完熟トマトを甘熟ト書いても許されるし 甘熟トマトを完熟ト称しても間違いではない トマトはトマト わたしたちがすべてそんなふうであればよいのに 慣れない多数のカトラリー 迷いを隠して気取ってみせる フレンチじゃなきゃごめんだ。 並びすぎる選択肢には身がすくむ、でも あなたが魚ナイフでフルーツを食べようとも あたしが肉ナイフでこのトマトを切ろうとも 変わらないんだ・・ほんとは。 選択肢の次には誰かの正解じゃなくて 本質を見てみたい。 あなたはそっちであたしがこっちでも 完熟トマトと甘熟トマト。 すべての議論がそんなふうであればよいのに すべての選択がそんなふうであればよいのに わたしたちがいつもそんなふうに暮らして 笑っていられたらいいのに つるりとなでるように ただ好ましく言い換えて生きてゆくだけ そんなふうになりたい。 今日のトマト、 完熟って呼ぼうか 甘熟って呼ぼうか ただそれだけ。 らぷそでぃ
|
|
. 弱いとこ 見せあいたい もっと。 Heart to Heart な瞬間は 小動物の眼になって。 いつから人は 強さで繋がる 触れてみたいよ 心の軟骨 強くないとこ 見せあいたい もっと。 弱いとこ 許されていたい もっともっと。 らぷそでぃ
|
|
空には なんだか 座れない だって風のふるさと 海のこいびと 太陽と月は そこで星のチェスをする でも こんな晴天の日だけは。 空はきっと わたしたちのもの。 端から端まで雲ひとつなく 飛行機すら 置き忘れの模型に見えてくる 筒抜けに晴れた空 下の世界のあれこれ知っていて なんにも映さずに 晴れていてくれるんだ あの色は空の顔 いないいないばぁ してくれる空の顔 クラリネットの高いラがそのまんま世界に満ちたような。 神様が地上に居る全員にあの色の画用紙を配ったような。 そんな空が わたしの肩に水色の手を置いて うん、と。肯定してくれるんだ、 きれいなだけじゃない日々の営みのすべて。 昨日までのススや今日のホコリさえも。 手を伸ばしたなら 水色のクレヨン ちぎり取れそうな そんなときの空だけは。 風のふるさとじゃない 海のこいびとじゃない 小さな日々を営む、 わたしたちのもの。 ___________ 最近、空をよく見ました。 特に昨日は、本当に筒が抜けそうなほど晴れ渡って、 晴れすぎて、なんだか、世界丸ごと、平面に見えてきたくらいでした。 空と建物の輪郭も、空とお山の輪郭も、幼稚園児が一本クレヨンの線を引いたみたいで。 雲のたなびく空が好きだったりします。 晴れすぎた空は、額縁に入ってしまったようでーーーー 雲に隠された「つづき」がある空のほうが空らしい気がするし、 あたしの見られない空を見ている遠い誰かがいる、なんて思えたりしてーーー。 だけど、昨日の晴天は、なんだか、特別でした。 スコーンと晴れ渡った日は、この空はわたしたちのもの☆ そんな空想しながらドライブしたら、紅葉がことさらに美しく見えました。 どなたか、クラリネットをお持ちの御方、高ーいラを吹いて下さいませ。 晴れた晴れた晴れたお空には、あの音がめっちゃ似合います☆ らぷそでぃ
|
|
. 木枯らしの ちいさいのが 吹くと 光をいっぱい集めた 夏を 想い出す しゅん か しゅう とう なぜ 春から呟くんだろ ふゆ いま あす あした そんな季節も 長いのに。 おおきな木枯らしなら わけ知り顔で 耐えれば時は過ぎてゆく でも 木枯らしの ちいさいのが 吹くと ・・・問われている 気がするんだ あの夏は唯一か それともこの先に って。 走ってみようか この先に新しい夏があるのなら。 らぷそでぃ
|




