□■ピアニスト ラプソディー■□

たくさんのやさしさ、おなじくらいたくさんのしなやかさ、そのまえにたしかなつよさ。

ピアノ弾きの綴る詩

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練習の合間に。とある曲のメロディーを口ずさみながら。

浮かぶことばたちを綴ります。

過去の作曲家たちも、わたしとおなじ、人間。きっとおなじ、心模様。
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メロディ

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                  メロディは風のよう

                  さやそよ、せせらいで

                  きらめいてわたしへ飛び込み

                  なびかせ、ゆらして、きえてゆく。


                  風ほど忍び足ができなくて

                  髪にも頬にも触れぬまま

                  わたしのなかの わたしの水辺へ

                  まっすぐ そっ と

                  ひたひた、と。


                  見えないから身を任せ

                  追えないから口ずさんで


                  しなやかに吹かれたい

                  メロディは心に沁みこむ


                  一陣の、風。






                     

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                聴いたときはひとりだった。

                もう少しわたしは若かった。

                あまり良くない位置の指定席で

                耳を傾ける前に掴まれ奪われた


                この曲を聴きながら

                迷いを振り切ってやろうと涙した記憶がある

                自分の握りこぶしが大きく見えた瞬間もある


                ・・シャンデリアに似合わず ぽつん、と座り

                ・・この曲を聴いて確かに何か心に決めたのに


                おかしいんだ

                それがいつだったかどこだったか思い出せない

                それがいつだったかなぜだったか思い出せない


                おかしいんだ

                放電寸前までビリビリきているのに

                なぜ感じなぜ泣いたのか思い出せない

                あの日の私の心象風景を思い出せない









                                ・・・音楽とともに残る記憶って、

                                    ちょっと特別ですよね・・・





 いま、テレビで、ショスタコビッチの交響曲第5番を聴き、

 かつて聴いたときの想いだけがフラッシュバックしまして・・・。



          そうだよ!この曲!!!この曲だったよ・・・!!

                え?? あたし??(^∀^;)・・・。なにが???



  そのとき、どこのホールで、聴いたんだっけ、私は何を悩んでたんだっけ、

  いくら考えても、思い出せないのです。でもすごく思い出したいのです。

  ショスタコ5番なら、それからも何度か耳にしているだろうに、

  どうして今日、感じたのかも不思議・・(-ェ-?)


  私にとって体に染み付くほどの、なにか感覚を刺激する物が詰まった音楽なのでしょう。

  ただ、そうとは認識してないだけで・・。



  ・・・CDを探して買おうと思います。

  かってこの曲に全身を打たれたときの自分が今、好ましく思えるからです(^〜^*)


きっと宝物があるに違いない と懸命に探す旅よりも

ふと見つけたせせらぎの中、たわむれに砂金を探すほうがいい。

それがわたしのさすらいたい 音世界




あきらめているわけではないけれど

自分の力ではどうしようもない、そこを救いに感じている。

道を、おおいなるものにゆだねて歩みたくなるパラドックス。






声高で雄弁な語りよりも

公式な議事録を知るよりも

内緒話のように消えたささやきを聴いてみたい

それがわたしの惹かれてる 音世界




おそらくは思うよりも ずっと小さな小さな扉の

向こうに拡くあふれる 音世界





聴こえた気がする

ときもある






なにをゆだねられたのだろう、と 指を止め考える。

どうしても諸行無常の鐘が鳴る。

作曲家は 戦ったのかもしれない、

しずかなしずかな反戦旗を掲げたかもしれない、

きえていくだろうものたちが、きえていかないように、

祈りよりも 意思と悔し涙を込めて。




なにをゆだねられたのだろう、

この曲で、このわたしに、あの過去から、この現在に。

答えの還らない問いかけをしては

また鍵盤の指に目を戻す。

こんなわたしのこぼす音は 誰よりも明るいと言われるパラドックス





宝探しは

したくない

過去のささやきに

近づきたい









私の両手の 

泥と砂の入った籠を

流れに、なにかの流れに、沈めては浮かべ浮かべては沈ませ

最後に

砂金が、ひとかけら、見つかれば 




なによりもしあわせ





音楽の風に

襟を合わすよりも、髪なびかせて


それら

わたしの憧れてる、音世界での呼吸法。










どうしてだろう


いまのわたしに


声高に叫ぶ音楽は響かない。




過去から楽譜に込められた かそけきささやきに





拡声器は要らない。






















                                         らぷそでぃ









ネガティブなわけではなくて

いろんな楽曲の森に分け入るとき、

・・・宝物の入った箱の、鍵は、自分に委ねられていて。

開けようと狙えば狙うほど開かない気がするのです。何故でしょう。

                                 


           【 マイ・ ピアノ 】



            ピアノはわたしの、たとえば机。

            いつもそこで試練が一緒の記憶。 

            夢も涙も恋も勉強も詰め込んで。


            晴れた日には心の舞台の中央に

            そして雨の日にはわたしの隣に。

            他のピアノとは違うその肌触り、

            ぴたり吸い付いて伝うやすらぎ。


            マイ・ピアノ、 マイ・ピアノ・・・

            幾万の引き出しを開けては祈る、

            中身が蒸散するように響いてね。




                         …自分の楽器は、世界でひとつ。特別なのです…








先日の本番。舞台上で(ホントよ)我ながら痛感しました。

手が、指が、マイクを置いて鍵盤に触れた瞬間に、

自分の体が、「居場所を見つけた」と言っているような。

ピアノの前に座るということは。

私にとって相当に特別ななにか、であるようです。

改めてしみじみ、鍵盤に、ほほ寄せながら書いた詩です。

ピアニシモ

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          ゆびさきに

          溢れた想いから

          芯だけ奏でればピアニシモ


          ほんとはこわい

          大声で弾いてみたい

          それでも勇気を問いながら


          この胸に

          溢れた想いから

          ろ過されて一滴のピアニシモ


          フォルテの潜れぬ鍵穴に

          限りなく優しく忍び込み

          心の止まり木の方へ

          そっとやわらかく響いて欲しい


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