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『恋患い』
「やべぇっ」 男鹿が走って教室に駆け込んでくる。
ギリギリ・セーフにほっとする。
あれ?何だか眠いし寒いな…冬だし無理ないか…
心地良い居眠り。
「おい、男鹿、邦枝を寝かせてやれよ!クソッタレ」
「ちゃんと寝かしてるよ。つーか気絶?」
周りのどよめきも悲鳴も耳に入らない…
「なぁーって寝てんのか?」 あ、これ男鹿の手だ。冷たくて気持ちいいな。
「熱あるぞ、起きろ!」 「保健室!」
折角寝てるのに騒がしい…あれ?何だか体が空に浮いてる。
「よいっしょ。帰んぞ。邦枝。」 「う、う〜ん」
あったかい…この前あげたセーターだ…
「ったく俺のお姫様は無理しすぎだっつーの!」
唇が温かい感触に包まれた。ねぇ男鹿、もう少しこのままでいて…?
「何だ葵、俺の服の裾掴むなよ。のびるって!」
冷たい手。でも唇は温かいし柔らかい…
「しゃーねぇな。葵、薬飲ませてやるから。」 ごくっ…苦い…
でもいいわ。
男鹿が傍にいてくれるなら。
男鹿が傍にいてくれるだけで私は幸せなの
『つよがり』
凛と構えたその姿勢には 古傷が見え
重い荷物を持つ手にも つよがりを知る 笑っていても 僕には分かってるんだよ 見えない壁が 君のハートに立ちはだかってるのを 蚊の泣くような頼りない声で 君の名前を呼んでみた 孤独な夜を越えて 真直ぐに向き合ってよ 抱き合ってよ 早く 着かず離れずが恋の術でも 傍にいたいのよ いつ君が電話くれても いいようになってる 話す相手も自ずと狭まってくんだよ ちっちゃな願いを いつもポケットに持ち歩いてるんだ 「優しいね」なんて 買被るなって 怒りにも似てるけど違う 悲しみを越えて 真直ぐに向き合ってよ 抱き合ってよ 強く 愛しさのつれづれで かき鳴らす六弦に 不器用な指が絡んで震えてる たまにはちょっと自信に満ちた声で 君の名を叫んでみんだ あせらなくていいさ 一歩づつ僕の傍においで そしていつか僕と 真直ぐに向き合ってよ 抱き合ってよ 早く 強く あるがままで つよがりも捨てて END |
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