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地球大好き!
新年度スタート!(笑)

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ヨーロッパにおける電力の輸出入状況
(データはeurostatより)

日本は島国なので電力網は日本国内で閉じており、他の国と売り買いができません。
将来的には中国や韓国と改訂ケーブルでつなぐというのも、可能性ゼロではありませんが。

ヨーロッパは5億の民が1つの経済圏をつくることを目指して入り、地続きであることもあり、電気がつながっています。このため、電気の売り買いが盛んで、安い時には他国から電気を買い、スポット価格が高くなると、時刻の電力を外国にうるということが、分単位で行われております。
極めて高度な電力グリッドがすで形成さています。そしてこの送電線の位置や細かい取り引きの詳細は、セキュリティの問題、経営上の問題で公開されていません。日本の場合もそうですが、電力会社は我々が思っている以上の情報を持っていて、一般人は知らない(知らされない)ことが多いです。

ドイツがフランスから電力を輸入していることは事実ですが、脱原子力で2022年まで、欧州でどのようなことが起きるか、それほどでもないか、気にする人は多いはずです。ドイツは大きい国ですので、電力使用の3割弱の原子力を他に置き換えることで、電力融通や価格に間違いなく影響が出ます。今ドイツ政府は、どの程度価格が上がるか試算しており、また発電設備を増強しています。

おそらく石炭火力と天然ガス火力の増強ということになるとおもいますが、その場合もかならず地域熱供給を組み合わせたCHP(combined heat and power)の導入を厳格に義務付け、少しでもエネルギー効率の高い状態(=二酸化炭素ができるだけ増えないよう)にしようとするでしょう。小規模であれば家庭やオフィス用にコージェネレーションという、ガスをつかった小規模火力発電で、同じように電気と熱の供給を同時に行うことも考えられます。現在スツッツガルト等で実証試験している商品では20kWの電気と34kWの熱がでるガスエンジンコジェネいうことで、発電効率が40%には届かず、大規模発電所には劣ります。日本では家庭用コジェネは既にエコウィル(ガスエンジン型)やエネファーム(燃料電池型)が市販されており、この次世代高効率型のコジェネがこの10月に販売されます。コレまでの経験では45%程度の発電効率がないと苦しいというのが、余った電気の買い上げが出来ず、なおかつガス料金の高い日本の事情ですが、パイプラインで安い天然ガスが買え、電力会社が電気を買い上げてくれて、また緯度が高く熱需要の多いドイツでは、多少発電効率が悪くても熱を有効利用できれば、商品として価値がある可能性があります。その場合でも1kWh当たりの二酸化炭素排出量としては石炭火力よりかは、ガスコジェネのほうが少ないかもしれないですが、それよりは最新の高効率ガスタービンコンバインドサイクルの大型発電設備のほうが高効率であり、小型のコジェネがこれから浸透するかどうかは、政策如何という気がします。

かくして短期的には大規模のベースロード発電は増強しつつ、国境を超えた電力融通は引き続き行うことになるとおもいますが、ドイツはフランスの原子力発電の電気を買っているのか、買っていないのか、ということは大分立場によってデータが異なるようです。私が以前記事にしたときはドイツは大分フランスから電気を購入しているから、不安定な再生可能エネルギーを導入できるのは、こういういざというときのバックアップあってのことなのだな、と理解しましたが、5年たってどのように変化したか、再度調べてみたのが上のグラフです。

フランスからドイツへの電気の融通は確かに2005年にくらべて2009年は減っていますがそれでも100億kWhはドイツはフランスから買っていますし、それは電気が足りないからではなく、電気が安いから、という理由です。

実はこのへんのデータはいろいろなデータが出てきており、もう現状、ドイツはフランスから電気を買っていないので、フランスの電気があろうがなかろうがドイツには影響しないという報道や、冬はフランスで逆に電力が不足してドイツから購入しているらしいというレポートもあるのですが、本当の所がよく見えて来ません。EurostatはEUの統計情報を取り扱ってる権威ある統計情報(と思われている)なので、正しいと思うのですが、もしこのデータを見ている人でもし正確な、別のリソース、情報をお持ちの方がいたら、是非ご教授頂きたいとおもいます。

本エントリはxirominさまにご指摘いただいた点について、少し深堀りしてみたものです。様々な地理的、資源的環境は国によって違うので一般的にこうあるべきだという議論は乱暴であるものの、環境先進国ドイツがどのように考えるかは、日本にとって大いに参考になります。本当はこの環境分野へのファイナンスをどのように獲得するかという点についてのみ、ドイツが非常に進んでいるということであって、技術自体は日本が先行しているとおもっていますが、いずれ大きな違いになってくるでしょう。目が離せない点です。

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    いいですかあ?ヨーロッパ地域は(ロシアはヨーロッパでは有りません。笑い)日本国の国土面積の(尖閣諸島、竹島、国後北東四島も含む)10数倍位の?広さが有ります?でも住んでいる人口は日本の数倍です。それと同じ広さで考えて日本、韓国、北朝鮮、台湾、フイリッピン、インドネシア、ベトナム、カンボジアくらいの面積で考えても人口は10分の一くらいです。大陸中国を入れたら、もっと東南アジア全体を入れたら何分の1ですか〜?ヨーロッパだけで持ちつ持ったれてをやったって地球全体ではなんにもなんないですよぉ?!
    ヨーロッパが出来る?からって言ったてどうしようもない考え方じゃーないですか。それを、ドイツ、スイス、フランス等が自分のとこは自然エネルギーで出来る?なんってぇ言ってる場合じゃアーもうないんですよっ!私個人としては(苦笑)こういうしかほかに言葉がみつかりません。それとも「お祝います」って日本語で書いたらいいんですか〜?(又苦笑)。

    [ cei*chi ]

    2011/9/30(金) 午前 11:00

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    wikiなのであてにもなりませんが。
    http://de.wikipedia.org/wiki/Energiemarkt

    現実としてフランスで発電した電力がドイツに来るというのはあっても、だからってそれに頼っているとは言えないと私は思いますが。

    それにこちらに貼ってある表では全体の取引量が見えませんよね?

    xiromin

    2011/9/30(金) 午後 2:40

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    ceiichiさま:すみません,細々した話をしてしまって...ceiichiさまはコスモポリタニストでしたもんね.確かに人口だけ見ると世界の中でヨーロッパが中心という訳ではありません,既にアジア,次はアフリカ,と世界の拡大(縮小?)は進んでいますね.でもやはり(ずる賢い)先進国の3拠点,米国,EU,日本・中国の方針は重要ですし,ここがどうするかで地球の運命が決まりますね.環境保全優先という試み,あるいは民族を超えた統一経済地域の試み,最先端の欧州でどう解決して行くか,世界が注目しています.

    ayammt

    2011/9/30(金) 午後 11:37

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    xirominさま:資料ありがとうございます.全体量は差し引きでプラス,ドイツは電気の輸出国というのは仰る通りですね.またフランスから85億2600万キロワット輸入していることも記載されており,上のグラフとほぼ一致します.つまりこれら2つのデータはほぼ整合していると思います.

    「頼っているとは言えない」,というロジックは,フライブルグ在住の村上さんのブログに詳しく書いてあるので,ここら辺を読むととても勉強になると思いますし,ひょっとしたらNGOつながりで今後xirominさんと意気投合するかもしれません.是非一度見てみてください.
    http://blog.livedoor.jp/murakamiatsushi/archives/51630812.html

    ayammt

    2011/9/30(金) 午後 11:41

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    記事にも書いたように,欧州では1つの電力網で電力市場があるので,輸出入を拒むことはできません.フランスで発電した電気の存在は必ずドイツにも影響するのです.「頼っている」という言葉がイヤであれば,電力価格が大きく影響を受ける,ということでしょうか.欧州への電力供給で大きな役割を果たしているフランスの原子炉がゼロになったら,需給バランスが崩れてみな高い電気を買うことになることなのですが,それを「頼っていない」というならばそれはそれで考え方だと思います.

    ayammt

    2011/9/30(金) 午後 11:42

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    地球大好きさん!ちょっと待ってください(笑い)。この論法は少し私たち一般人は5歩から6歩ほど進んでいる説得説明の様に思いますね、あえてやっても良いですがあ(笑い)。その説明の趣旨は大切ですけど、もし今原発を推進しても、電力供給量は足りなくなるって今までやって来て現実に世界全体でも分かってんですから。これは新しく発電所をどんどん増やさなくては行けない事を意味していませんか〜あ?今の需要と供給のやり方だったらフランスで今の2倍の原子力発電をしようが、あるいはドイツ(この国は確かに真剣にやってます!。スイス以上に)がエコエネルギー発電を今の5倍から10倍に増やしても不足すると思いますね。EU統合の理念は良く分かりませんが電力供給まで誰も考えてやってなかったとおもいます。しかも経済運営ひっ迫状態にもなっています。そして人々の電力消費意識も日本より低いです、一般的に。ただ人口が少ないだけです、今まで大きな問題がおこってないのは。

    [ cei*chi ]

    2011/10/1(土) 午前 9:23

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    え,なんかおかしいですか?需要と供給,供給が少なくなると値段が上がりますね? EU域内でどのくらい今後電力需要が増える予定か分りませんが,需要が2倍に増えるとしたら,確かに発電設備容量(発電量)も増えてくれないと値段が上がるでしょうね.

    世界全体で電力の単一市場があれば,ceiichiさんの言う様なことになりますが,電力網がつながっている所しかやり取りは出来ません.EUの話はEUの話です.

    日本では米の収穫時期です.米が不作だと値段が上がるし,豊作だと値段が下がりますね.流通しているなかでもセシウムが検出された地域のお米はみな買わないので,その分,供給不足で値段が上がります.同様に,フランスの電気は原子力電気で汚いので買わない,という選択をEUの人々が行えば,一つの市場の中では電気代は上がるのです.

    ayammt

    2011/10/1(土) 午後 10:42

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    電気で豊作、不作は有りません。現在までの需要と供給では、時間的に一時地域によっては余るかも知れませんがトータルでは日増しに不足して来ていますね。それで沢山発電所を作っている訳で、その中の発電方式がいろんな理由で使えない、使わないで減った時は明らかに不作の上乗せになるんですね。今回、日本は計画停電とか人々の工夫でナントカこの発電の不作を切り抜けた?見たいですが、産業生活経済の損失というか減退はそう出なかった時の何兆円にもなっているかと思います。電気代の上がる下がるは発電会社の経営努力や状況の問題で、いくら電気代とか税金を上げたとしても消費電力の増加がコントロール出来なかったなら電気代があ買ったり下がったりしても電気のインフラ上の問題が不確かなら誰も電気を使わなくなるし(というより使えなくなるし)工場で器械が十分操業出来ないからリストラ、倒産で失業者が今の2倍3倍になるし、電気代滞納する人が何%も増えるから電力会社も経営が苦しくなって、発電所が幾つ出来ても駆動出来ないシナリオになるんですね?(苦笑!)(続く)

    [ cei*chi ]

    2011/10/2(日) 午前 4:32

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    (つづき)電力の単一市場のモデル的考察にはヨーロッパはおもしろいんですが(また苦笑)アジア、アメリカ、遅れてアフリカ地域を考えたらもっと違ったテオリーが必要なのではないかと思った訳です。日本を外したら、アメリカは一番にこの電気供給推進国でいらないものまで電気を使っています。そして今後も伸び率は下がるかも知れませんが減る事は無いと思います。何時も不作だと一般人に云って電気代は上がります。人々は電気はどんどん使いますから(そう慣れています。)電気代は払えなくなり、失業などももっと加算されるでしょう。そして連邦政府もその国内の歪みが押さえられなくなって、外国との戦争を企てて国内需要を巻き返そうとします。この1世紀半ちょっとはこの繰り返しです。ちょっと電気代、電気税を上げて新たな発電を促しても、このサークルからは抜け出せないんだと私は今云いたいんです。今私たちが出来る実際的な事は、今有る家の電化製品のコードを1/3か半分くらいコンセントから抜いて殆ど使わない事です。(苦笑)原発反対のデモに行くより効果が有るかと思います(苦笑)。

    [ cei*chi ]

    2011/10/2(日) 午前 4:50

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    仰る事,全く同意です.人口が増え,地下資源の消費は加速し...地球は全く有限な存在になりました.一人一人が厳しい制約の下で暮らす社会が,本当に自分が生きているうちに来るかもしれません...そのまえに,仰るように,自制により問題を解決できたら...生態系に大きな影響を与える前に,何らかの手だてが打てれば,というのが基本的な考えですね.エネルギーは都市文明では大事だけど,エネルギーだけでは,人類は暮らせないですね.
    トップのソルジェニーチェンの言葉を,だから私は大事にしています.

    ayammt

    2011/10/2(日) 午後 8:49

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