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事件はなぜ起こったか。
殺されたのは「誰」で、一体「誰」が殺人者なのか。
東京荒川区の超高層マンションでの殺人事件。
室内には中年男女と老女の惨殺体。
そして、ベランダから転落した若い男。
ところが、4人の死者は、そこに住んでいるはずの家族ではなかった・・・。
直木賞受賞作。
新幹線での暇つぶしに・・・と久々に読書解禁。
厚さの割には読みやすい作品でした。
(読者評を読むと賛否両論ありますが・・・)
(元々の宮部ファンは絶賛、直木賞・入門で読み始めた人はイマイチという分かれ方?)
正直『白夜行』ほどのダークさとピタッとくる感覚はありません。
ただ、約7時間飽きさせる事無く最後まで読み進める事が出来ました。
理由として1番に挙げられるのは書き方。
事件の結末から物語が始まる読者の興味の引き付け。
今では珍しくない手法だと思いますが、インタビュー形式での人毎の章立て。
丁寧に掘り下げられる登場人物。
何よりも競売を使った法律の穴は個人的には興味をそそりました。
(今、不動産・法律関係を勉強しているからなんでしょうが・・・)
宮部作品の現代小説で感じるのは人間臭さ。
人間の心の闇や問題点を正直に描いていると思っています。
特に、
「僕もおばさんたちを殺したんだろうか」
この言葉に全て集約されているように感じます。
実際この小説が書かれ、直木賞を受賞した時より凶悪犯罪は増えています。
悲惨な犯罪の低年齢化も報道されます。
現代社会ならではの悲劇を浮き彫りにした作品。
その中でも作品の時期的にはしりの小説ではないかと思います。
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宮部みゆきは、いいですよねぇ〜。
2006/8/23(水) 午後 2:01 [ Syo ]
Syoさん。初めまして&コメント有難うございます。宮部みゆきはいいですよね〜。現代・時代・ファンタジーと幅も広く書ける作家さんで、HP観てると親近感も湧いてきます。
2006/8/23(水) 午後 7:59 [ 文乃 ]