文乃徒然

春だから、壊れかけてます。

活字本と私

[ リスト | 詳細 ]

偏ったジャンルを読みます。京極夏彦大好きです。
記事検索
検索

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]

イメージ 1

事件はなぜ起こったか。

殺されたのは「誰」で、一体「誰」が殺人者なのか。

東京荒川区の超高層マンションでの殺人事件。

室内には中年男女と老女の惨殺体。

そして、ベランダから転落した若い男。

ところが、4人の死者は、そこに住んでいるはずの家族ではなかった・・・。

直木賞受賞作。


新幹線での暇つぶしに・・・と久々に読書解禁。

厚さの割には読みやすい作品でした。

(読者評を読むと賛否両論ありますが・・・)

(元々の宮部ファンは絶賛、直木賞・入門で読み始めた人はイマイチという分かれ方?)

正直『白夜行』ほどのダークさとピタッとくる感覚はありません。

ただ、約7時間飽きさせる事無く最後まで読み進める事が出来ました。

理由として1番に挙げられるのは書き方。

事件の結末から物語が始まる読者の興味の引き付け。

今では珍しくない手法だと思いますが、インタビュー形式での人毎の章立て。

丁寧に掘り下げられる登場人物。

何よりも競売を使った法律の穴は個人的には興味をそそりました。

(今、不動産・法律関係を勉強しているからなんでしょうが・・・)


宮部作品の現代小説で感じるのは人間臭さ。

人間の心の闇や問題点を正直に描いていると思っています。

特に、

「僕もおばさんたちを殺したんだろうか」

この言葉に全て集約されているように感じます。

実際この小説が書かれ、直木賞を受賞した時より凶悪犯罪は増えています。

悲惨な犯罪の低年齢化も報道されます。

現代社会ならではの悲劇を浮き彫りにした作品。

その中でも作品の時期的にはしりの小説ではないかと思います。

イメージ 1

1973年に起こった質屋殺しがプロローグ。

最後に被害者と会った女がガス中毒死して、事件は迷宮入り。

物語の主人公は、質屋の息子と女の娘。

迷宮入りしたこの事件に関係した少年と少女が歩んだ道は・・・。

当時小学生だった二人が成長し、社会で“活躍”するようになる迄を、世相とともに描く。

東野圭吾のノアール作品。


ドラマは観ていないので、ドラマの良し悪しは解りません。

が、小説は文句無くイイ!

久々に「止めれれない、止まらない〜」読み応え充分な小説です。

少し登場人物が多いので、前に戻って思い出す事もありましたが・・・。

主人公の桐原亮二と西本雪穂。

2人の心情が無い分、想像が膨らみます。

伏線の張り方は、「成る程、あれはここに繋がるのか」と思わせ・・・。

2人の関係が有る様な、無い様な書き方。

読中も止まりませんが、読後の解釈も様々出来るので余韻に浸れます。

何よりも、心の闇の部分を他者からの目線で描き上げた、あのダークさが堪りません。

イメージ 1

  維新から10年。

  町並みも世情も変わりゆく中、いまだ江戸が残る薬研堀・九十九庵。

  その庵の主は一白翁と名乗る老爺。

  かつて怪異譚を集めて諸国を巡ったという、博学にして無欲なる世棄て人。

  若者に乞われて隠居が語る、怪しく、悲しい昔話とは?

  胸によみがえるのは鈴の音と、忘れえぬあの声・・・。

  ―御行奉為

  第130回直木賞受賞作。


辞書並みの厚さを誇る京極作品、漸く読み切りました。

『後巷説百物語』は、『巷説百物語』『続巷説百物語』の前2作の後日談的作品。

前作までの話を若者に語り、それをベースに話が進んでいる構成の様です。

この百物語シリーズの好きな方なら直に「一白翁=百介」なのは解る作りなのですが・・・。

彼岸と此岸の狭間を漂っていた百介が、何故旅を止めたのか。

一白翁が庵を構え、何故人と関わらず生活しているのか。

読めば成る程納得です。

シリーズ最終巻。

高齢な百介への幕引きとしては、天寿の全う。

結末としては仕方なし。

それでも読後に何とも言い難いものは漂います。

ただ、「志は引き継がれるもの」的な感があり、私は嫌いじゃない結末でした。

イメージ 1

  東京の西、多摩地区にある東京農工大学。

  この学校の生協で働く職員、白石さん。

  『一言カード』という質問、要望コーナーで行われる楽しいコミュニケーション。

  どんな問いでも一生懸命に答えてくれる白石さん。

  白石さんと学生のやりとりの記録。

  白石さん自身による解説も収録。


癒しが欲しくて、今更ですが読みました。

学生の一言。

白石さんの回答。

思わずにんまり。

ほっこりした気分になりました。

読後、ブログ「がんばれ、生協の白石さん!」を探してしまいました。

お気に入り登録もしてしまいました(苦笑)

いやー、これを読んだら白石さんのファンになりますね(納得)

イメージ 1

  成瀬(リーダー)は嘘を発見器、天才スリの久遠に口から生まれた響野。

  紅一点は精密な体内時計の持ち主雪子。

  4人は百発百中の銀行強盗・・・だが、ある仕事中誤算が起きた。

  それからトラブルは続いていく・・・。

  さぁ最後に笑うのは一体誰だ!!

04年「このミス」で6位に選ばれた作品。

読もう読もうと思いつつ引っ張っていましたが、漸く読めました。

軽いテンポで進むのですが、至る所に伏線が張ってあり油断禁物。

最後に伏線が綺麗に纏まり納得する結末。

久々に読み終わってすっきりする作品でした。

そういえば今度映画化すると本屋で宣伝していました。

出演者は悪くないようですが、あまり期待せずビデオを待とうと思います。

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事