パイプオルガン弾きって何してるの?

目指せ、国際派オルガニスト!7年のドイツ生活を超え、やっと帰国。ただいまリハビリ中!

パイプオルガン

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パイプオルガンという楽器は日本では恐ろしいほどマイナーな楽器だ。
聞いたことない、という人も多いし、私がオルガニストです、と自己紹介すると小学校でブンカブンカとこがなくちゃならないリードオルガンを弾く人だと思っている人がほとんどなのです。
そんな日本でオルガニストとして活動するのは本当に大変だ。
オルガンの普及活動をしようと思っても、してもしてもきりがない。裾野は広く、限りない。
そしてここにオルガンを知らない大多数の人々とオルガンを愛して知りすぎているオルガニストとの間にすさまじいギャップがある。そのギャップは涙が出るほど切ないものです。
日本中の音楽ホールなどで細々と行われているオルガンワークショップというような普及活動はオルガニストとしては何回弾いても何回弾いても、またバッハのトッカータ(ちらり〜ん、鼻から牛乳)を弾かなくてはならない場なのです。そうするとオルガニスト達はみな”私はトッカータ演奏マシーンじゃないーー!”と思って、今まで一生懸命勉強してきた難解な曲達を演奏したがるのです。そうすると一般の人々はもちろん敬遠し、それがきっかけで一生オルガンコンサートに足を運ばなくなる・・・・・・。悪循環だ・・・。
オルガニストは常にお客さんに喜んでもらえるコンサートをしなくちゃいけないと思います。それは当然ですよね。お客さんはお金払って時間とって聴きに来てくださっているわけだから、エンターテイナーとして演奏しなくちゃいけない、という面がある。
でも、自分の弾きたくない曲を自分のコンサートで弾く、というのはとても不健康だと思う。自分の弾きたい曲を弾くのは演奏家としての特権だとも思う。
また、一般のお客さんが常に”トッカータ”を聴かされている状況は、オルガンの普及とは呼べないかもしれない、と思う。聴いたことないけど、こんな素敵な曲があるんだ、と思ってくれて、次にまたオルガンコンサートに足を運んでくれたらそれは最高だと思います。
日本でのパイプオルガンのあり方は全ての日本のオルガニストが模索しているところだと思います。難しいなあ・・・。でも何かしないことには始まらないから、私はとにかくいろいろと考えてみることにします。  彩

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皆様こんばんわ。
最近私は、それはもうすごい勢いで忙殺されております。
25日に大イベントがあったのです。”横浜・川崎パイプオルガン体験ツアー”なるものが催されたのです!!これはホントにすごかった・・・。
お客様30人の乗ったバス2台、計60名のお客様を朝から晩まで連れまわし、オルガンのコンサートを聴いていただいたり、オルガンの鳴る仕組みを説明したり、ちょっと楽器に触っていただくようなそれは素晴らしい企画だったのです!!
朝10時から横浜みなとみらいホール(私が働いているホールです。)で始まったツアーはお客様の遅刻が理由ですでに30分押し。最初からぎっちぎちのプログラムだったというのに、職員、オルガニスト、全員真っ青。やっと始まった10時半から大急ぎでオルガンの鳴る仕組みについての説明。手作りの小さなカッコウオルガンという楽器や、足踏みで鳴る、小さなパイプオルガンなどを使って、みなとみらいの正オルガニスト、三浦はつみさん(私のボス)や、有名な松居直美さんが説明をなさって、私はちょっとしたデモンストレーションを弾きました。それらの小さなオルガンたちや、ホールの大オルガンをお客様に少し触っていただいて、三浦はつみさんの演奏。皆さん堪能いただけた様子。
その後バスで神奈川県民ホールへ。荻野由美子さんのコンサートを聴き、お客様を体験グループと中華街ランチグループに分け、後に交代するというシステム。お昼には私も同行したのですが、皆さんから質問攻めに会い、食べる時間もあまりなくて、最後に残って掻きこむ始末。神奈川県民ホールのオルガンで、大きなオルガンの中の仕組みを皆さんに理解していただいたところで、また移動。
次はバスの車中の質問コーナー。川崎までの40分間、皆さん寝るでもなく、熱心に質問しておられました!なかなか鋭い質問に私たちもタジタジしてしまう場面も・・・。
川崎に到着。ここで松居直美さんのリサイタルを拝聴。あまりの衣装の美しさにボーっとしてしまいました。その後3グループに分かれて、ストリートオルガン(横のノブをぐるぐる回して鳴らす、遊園地などにあるような小さなオルガン)、ポジティフオルガン(小さな箱型のオルガン)と大ホールのオルガンを見学、試奏していただいて、ツアーは終了。みなさん本当にお疲れ様でした。
お客様には本当に喜んでいただけたみたいで、私たちもやってて、本当にやりがいがありました。どうしてもポピュラーになりきれない楽器、オルガンをどうやって皆さんに知ってもらえればいいか、というと、こんなブログでとうとうと説明するよりも、コンサートに来ていただいたほうがいいし、更にいうならば、ちょっとだけでも触ってもらったらいきなり何か、解るかもしれません。”ああ、空気でパイプを鳴らしてるんだ!”とか、”鍵盤ってこんなに重いんだ!”とか、”足のペダルって、意外とできそう。”とか・・・。何でもいいんです。ツアーに参加した皆さんがこれから、何かの形でオルガンに興味を持ち続けてくれますように! 
写真は、横浜みなとみらい、神奈川県民、川崎ミューザ、の3ホール。
そして今日は土用丑の日。自由が丘の八沢川(やざがわ)といううなぎやさんでうな重を食べました。これで今年の夏を乗り切ります。   彩

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今日は霊南坂教会!

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すっごいお久しぶりです。オルガニスト、田中彩です。
やる気ないならブログやめろ、とか言わずに、暖かく見守ってください・・・・。
今日は霊南坂教会のレポートでっす。
私、実は今月の20日、12時半からお昼のランチタイムコンサートを弾かせていただきます。
六本木、アークヒルズのサントリーホールのすぐ裏にあるこの教会は、六本木というすさまじい場所にありながら、静かでひっそりとした緑に囲まれた素敵な教会です。
オルガンは北ドイツのオルガンで、ベッケラートという会社のもの。86年の製造です。
とても弾きやすい、いいオルガンです。教会の雰囲気もいいし、かなり癒されますよー。
夏の間は水曜日12時半にある、ランチタイムコンサートがお勧め。
これから夏、オルガンコンサートが増えてきますねー。じゃんじゃん紹介していきますぞ!
では。  彩

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みなさま、めっちゃおひさしぶりでーす!
ほんとに、サボり魔ですんません・・・。
それより、最近ね、超大パニックの大事件があったのー!聞いて聞いて。
とっても仲のいいオルガニストの吉田愛ちゃんが先日、新宿のオペラシティと神田教会とで、二日連続でコンサートを弾いたので、私はアシスタントをしたんです。
オペラシティのコンサートは素晴らしかったのよ。曲もいい曲ばっかりだったし、上手だったし、お客さんも満員だったし、トークも上手だった。ほんとに良かったの。
そしてその次の日の神田教会のコンサート、開演は午後2時だったのよ。・・・・10時にリハーサルの予定で待ち合わせしていたのでそちらへ向かっていた私の携帯に電話がかかってきたのが10時5分前。なんと!愛ちゃんは西武池袋線で池袋に着いて、山手線に乗っていて、巣鴨あたりで突然気づいてしまったのです。衣装、オルガン靴、楽譜(!!)のすべて入ったバッグを池袋線の網棚に置きっぱなしにしてきたことを!! 衣装はまだしも、(私の真っ黒な服を貸してあげればいいと思った。)オルガン靴はイタイ。普通の靴ではオルガンは弾けないし、裸足で弾くことはできるかもしれないけど、やっぱり精神的にどきどきしてしまう。でも、それより何よりも、楽譜・・・!電話を受けた私は教会の人に事情を話して、オルガンの裏の小部屋に置いてあったオルガンの楽譜の山(教会の持ち物)から、今日のプログラムの曲の楽譜を探し始めた。やった!バッハは全部の楽譜がそろっていたので、とりあえず全部揃う。でも、パッヘルベルとブクステフーデと作者不明の”ラ・ミ・レ”という曲の楽譜はどうしても見当たらない。私の自宅になら全部あるので、今からとりに行けば、ぎりぎりで間に合う!と思って教会を飛び出そうとしたところに愛ちゃんから電話が!なんと、西武池袋線の終点、飯能駅で荷物は発見されたのだそうです!!愛ちゃんのお母さんがすでに飯能に取りに行ってくれているのだそうで、あと1時間半ほどで荷物は全部到着する!!やったー!! それから1時間ほどして愛ちゃんは到着。うる覚えのまま、楽譜、靴なしでリハーサルを始め、しばらくして愛ちゃんのお母さん到着。ぎりぎりでしたが、全て、間に合いました!!!大パニックの直後にもかかわらず、愛ちゃんの演奏は素晴らしく、プロの強さを見ました。感心しました!!いやあ、本当にどきどきしました!
でも、衣装はともかく、オルガン靴と楽譜だけは絶対に電車の網棚には乗っけてはいけないんですね!!ということを学びました。写真は新宿オペラシティのオルガンです!       彩

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昨日、横浜みなとみらいホールに初出勤してきましたよー!
やっと私にもやることができて、うれしい!よかったよかった。
しかし、ホールオルガニストという仕事は思ってたほど楽じゃないみたい・・・。
結構大変そうだし、毎日のように行かなくちゃいけないみたい。
企画や運営、調律の仕事もあるし、いろいろ覚えていかなくちゃ。
でも、演奏する仕事もいろいろあるんだよ。今年の9月、10月にはゆめはまコンサートとか言うのに出演して、オーケストラとも共演できるって!サンサーンスの3番!超楽しみ!
あと、ちょくちょく弾く機会はあるみたいで、そっちのほうもがんばるぞー!
今日、初めての弾きこみに行ってきました。すっごいびっくり。すばらしいオルガン!
今日は4時間も練習させてもらえたので、この間試しにちょっと触らせてもらったときには解らなかったことがいろいろ解った!すごく繊細なオルガンだということ。タッチの良い悪いがすぐに音にでる。気をつけなくては!!あと、風が繊細なので、オルガンと一緒に呼吸をするように弾かないとうまく鳴らないかも。すごく大きな音を組んでも、よく交じり合って、すごくバランス感覚の優れたオルガンです。
こんなにいいオルガンだと思わなかったよー!本当にうれしい。明日も弾き込みです。楽しみだなー!
写真は、みなとみらいのオルガンです。かもめの模様は木彫りで、海に近い港っぽい感じをイメージしてるんだと思う。では、今日はこの辺で!   彩

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