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今日はちょっとだけパイプオルガンから離れようかな。
今日はイースターの日曜日でしたね!私も卵を頂きました。
ドイツのイースターと言うと、どこもかしこも卵だらけ。みんなここぞとばかりに先祖代々から伝わるかのような飾り卵を窓や庭につるします。
そして日曜日の午後、お父さんとお母さんが隠した卵を探す競争が行われ、みんな本気で探します。
私もオルガニストという職業上、ドイツでもイースターにはよく礼拝を弾き、必ず卵を探したものです。
イースターの前の週を受難週と言って、キリストが苦しまれてなくなった週なので、みんななぜだか暗ーーい顔をして、悲しんで暮らさないといけない週なのです。
その週に弾く礼拝の曲はもちろん暗ーーい曲じゃないといけない。
その暗ーい曲の代表と言うのが、やはりJ.S.Bach作曲のマタイ受難曲とヨハネ受難曲でしょう。この二曲はオーケストラと合唱と歌のソロが一緒になった、いわばバロック版オペラみたいなもので、すっごくドラマチック。両方とも、イエスの最後のシーンを様々な登場人物を交えて歌って、語っていくのです。バッハの作曲はもちろん天才的で、最後にイエスが死ぬ場面の歌詞と作曲があまりにも合っていて、思わず涙がこぼれそうになりますよ。
さてさて、このマタイ&ヨハネ受難曲、私は個人的にはいやな思い出が。
というのも、ヨーロッパにある超迷惑なしきたりのひとつに、夏時間、冬時間、というものがあります。
夏と冬で突然1時間、時計が早まったり遅まったりするのです。
土曜日から日曜日にかかる真夜中、路上や駅の時計は突然全速力で一時間駆け抜けるのです。
超迷惑なこのしきたり、このイースター前の受難週ごろの日曜日に必ずぶつかる。
そして、私は日曜日のマタイ受難曲のコンサートに何度も1時間遅れて行ったことがある。
よし、聞くぞ、と思って時間通り(のつもり)に行ったコンサートがクライマックスを迎えていた・・・こんな虚しいこともないわけです。
言いたいことはつまり、私は夏時間制度が、だいっ嫌い!!
では、皆様、お元気で。 彩
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