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2008年5月3日

大阪大学の学園祭で「森を作る」というシンポジウムが開かれ、

弊社ワイエルインベストの社長 山本亮が招かれた。

事の成り行きはこういうことだ。

2007年12月 インドネシア・バリ島でCOP13が開催された。

弊社は、インドネシアでマングローブ植林を行っているということから、

会場にブースを設置し、参加した。

その時に、日本の朝日テレビから取材を受けた。

弊社の事業に、朝日テレビの記者はとても興味を持ってくれ、ぜひ現場を見たいと言ったのだ。


COP13が終わり、朝日テレビの記者は私たちとともに、

その足でバリ島からバタム島までやって来て、スカナ島を見学し、取材した。

数日後、その時のCOP13とスカナ島の映像が朝日テレビの報道ステーションという

ニュース番組の中で流された。

それを見ていたのが、大阪大学の藤澤尚江先生だった。

先生はそのニュースを見て、直接弊社に電話をかけてきた。

大学の法学部の生徒たちの前で話をしてくれないかと。

「目が覚めるような話をしてほしい」と。


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山本亮は弊社ワイエルインベストの事業に協力頂いている、

琉球大学の馬場繁幸教授、佐賀大学の野瀬昭博教授にも声をかけ、共に行くことになった。

講演は、学園祭の中でも「森を作る」という、シンポジウムで行われ、

馬場先生と野瀬先生と1時間半の時間を1人30分ずつ話をすることになった。

私たちの他にも、コメンテーターとして、

弁護士の苗村博子さん、根岸博生さん、野村美明先生も、同席していた。

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会場は、100人ほどの聴衆者が集まっており、シンポジウムを行う大阪大学の生徒や

他学部の先生方、京都大学の環境問題を研究している大学院生なども参加していた。





マングローブに関して世界で最も大きな国際NGO/NPO が、日本にあるのをご存知ですか?

講演者氏名:馬場繁幸(ばば しげゆき)
国立大学法人琉球大学熱帯生物圏研究センター 教授
特定非営利活動法人 事務局長兼理事長
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要約
わが国で、最も広い面積のマングローブ林があるのは、沖縄県西表島です。
日本最南端の国立大学法人琉球大学です。
西表島には同大学の熱帯生物圏センター西表実験所があり、
私は、その実験所長をしていますが、琉球大学の馬場を国内で知っている人はほとんどいません。
しかしながら、International Society for Mangrove Ecosystems(略称ISME)、
国内では、国際マングローブ生態系協会と呼ばれる機関のBaba-sanは、
世界のマングローブ業界では、そこそこ名前が通っています。
ISME は、1990 年にアジア・太平洋地域の多くの国々の要請を受けて設立された国際NGO/NPO です。
世界89 ヵ国に約1,000 人近い会員がいます。
したがって、マングローブに関する情報収集・情報発信については、
世界で最も大きな国際NGO/NPO ですが、英語での出版が中心なので、
国内でその活動が知られることはほとんどありません。この協会の本部は琉球大学農学部内にあり、
講演者の馬場が事務局長をしています。
ISME は、設立から今日まで、世界各地で種々の活動をしておりますが、
マングローブの保全・再生等の活動を通じて、地域住民の生活や地球環境への貢献を
一つの重要な目的としています。
京都議定書が発効してからは、株式会社YL インベストの技術指導、すなわちこれまで以上に
マングローブ植林活動を通じた二酸化炭素削を推進したいと考えています。







マングローブ植林はCDM 事業の対象となり得るか?

佐賀大学・農学部 教授 野瀬 昭博(のせ あきひろ)
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要旨
地球温暖化対策は緊急で避けることのできない課題であることが現実のこととなってきた.
2005 年2 月に発効した京都議定書において,地球温暖化対策の「生物的緩和」の方法として
新規植林,再植林が認められるに至った.
マングローブはマレー半島がオリジンとされ,その40%が東南アジアを中心とした地域に広がり,
日本人にとっても身近な樹木である.
また,マングローブ林は熱帯・亜熱帯の沿岸・汽水域に分布し,
水産資源の涵養機能,木材としての資源,侵食防止や高波の緩和などの防災機能,
多様な生態系の維持機能等,その地域資源としての有効性は高く評価されている.
しかし,この30 年間に産業用地,エビ養殖,違法伐採等により,分布面積は半減し,
その早急な回復が望まれている.
タイ・王立林業局が1997 年以来計画的な再植林を試みているものの,
マングローブ林再生の殆どの取組みは,NGO,赤十字,企業のCSR 活動等のボランテアによって
行われている.
ボランテアによる取組みは,マングローブ林への関心を高め,修復活動への啓蒙効果は高いものの,
健全なマングローブ林回復には課題を残したままになっている.
マングローブ林の現存量は,インドネシアやオーストラリアにおいては500ton/ha を超し,
熱帯林を凌ぐことが知られ,マングローブ植林は面積的には限られるものの
熱帯・亜熱帯の沿岸生態系の回復・維持を含めた地球温暖化緩和のCO2 シンクとして期待できる.
京都メカニズムのなかのCDM 事業としてマングローブ植林を実施するためには,
そのシンク・ポテンシャルとしては評価が得られるものの事業実施を現実化する生長予測等の
未解決の課題が多く残されている.
本講演においては,過去10 年余りに渡って東南アジアで続けてきたフィールド調査を紹介しながら,
マングローブ林の現存量の実際や生長予測モデル開発の取組みを
ボランティヤ植林の限界を含め解説し,CDM 事業を活用したマングローブ植林の可能性を検討する.






なぜ、スマトラにマングローブを植えるのか?

株式会社ワイエルインベスト 山本亮
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現在世界規模での森林破壊が問題になっているのは周知の事実でありますが、広大な熱帯雨林を所有し、豊かな自然を擁するように思えるインドネシアでも森林破壊は進んでいます。
焼畑農業、パームヤシプランテーションのための森林伐採、
そしてエビ等の養殖地開拓・パルプ材確保のためのマングローブ林伐採等によるものです。
私ども株式会社ワイエルインベストは、1970 年〜1995 年の25 年間、
前身である山本木材産業株式会社時代にインドネシアを始め、
世界各地から多くの原木を輸入していました。
1995 年に原木輸入を廃業してからは、それまでの木材の大量輸入の恩返しとして、
そして地球温暖化対策のためのCO2 削減に少しでも役立つことができればと、
かねてより気になっていたインドネシア・スマトラ島の干潟でのマングローブ植樹を開始し、
現在、琉球大学馬場教授、佐賀大学野瀬教授のご指導のもと、約1,350 万本を植林済みです。
このプロジェクトはスマトラ島東海岸2,000 劼30 年かけて植林していく決意で取り組んでいます。
そのためにはまず、最初の植林地100 辧200 (約1 万〜2万ha)の排出権
及び色々な方法で資金を作りだしながら2,000 區⇔售粟を目指しています。
この植林プロジェクトはインドネシア政府、現地住民の協力で成り立っています。
植林での温暖化対策は勿論ですが、現地住民の雇用確保、またマングローブ林が成長することで
漁場が豊かになり、結果的に現地の人々の生活も豊かになるものでなければならないと考えています。
昨年12 月には、COP13 バリ島会議でインドネシア政府からの誘いでこの植林事業を
プレゼンテーションし、好評の中に終わりました。
今日、新聞・テレビ等の各メディアでも環境についての報道を見ない日は無いほど
環境問題に対する関心は高まっています。
しかし、京都議定書で定められた2008〜2012年までの達成目標である6%を削減するには
大変厳しい状況にあります。
この植林事業を知って頂くことで、一人ひとりが実際にどう行動すれば
地球温暖化を防ぐことができるのか、現実感を持って考えるきっかけになればと私は期待しています。

講演が終わり、

「いい仕事をされているのに、もっとPRしないのか?」

と質問を受けた。

山本亮は答えた。

「私たちワイエルインベストは植林した木を責任もって立派な森に育て上げ、

スマトラの広大な海岸を緑にすることを目指している。

PRすることに力を注ぐよりは、森を育てることに力を注ぎたい」


Ayo menanam bakau!!

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閉じる コメント(17)

地球も自然も壊すのは、アッという間。
壊れた自然を回復するのには、膨大な時間と費用がかかるのに。。
時間がありませんね。一人一人が重大なこと、と意識しなくては。

2008/7/4(金) 午後 5:31 mat*har**ai 返信する

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全くその通りですね。
自己満足、自分の利益目的だけの開発で、日々自然・森林が崩壊しています。
温暖化により人類を含む多くの動植物が地球上で生きていけない環境になっていると言うのに...

2008/7/5(土) 午前 8:38 ayo_menanam_bakau 返信する

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へー!馬場先生もおいででしたか!

2008/7/5(土) 午後 3:34 =夢宇宙= 返信する

社長さんの最期のお言葉は素晴らしいですね。
沢山の方の協力のもと、これからも頑張って下さいね。
私も益々、行きたくなってきました(^v^)

2008/7/6(日) 午後 8:54 [ 島娘 ] 返信する

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ang*rab**kar*さん>
馬場先生をご存じですか?
馬場先生には、マングローブのことで色々と指導・協力いただいています。
インドネシア・バタムのスカナ島を見に来ていただいたり、COP13の時も同行していただきました。

2008/7/7(月) 午前 10:49 ayo_menanam_bakau 返信する

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島娘さん>
ありがとうございます!
もっとPRをすればいいのに、との言葉はよく言われます。
弊社はPRを控えているというよりは、植林のほうに力を傾けているために、PRなどの方までなかなか手が回らないということもあります。
これからも、インドネシアの現地の人々共に、マングローブ植林に力と情熱を傾けていきたいです。

2008/7/7(月) 午前 11:05 ayo_menanam_bakau 返信する

社長さんの言葉はとても重い言葉ですね。
ayoさんがPRをしているじゃぁないですか!このブログに出会えてマングローブ植林を知ったのですから!
これからも、頑張って下さいね。

2008/7/8(火) 午前 7:32 こっちん 返信する

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「PRすることに力を注ぐよりは、森を育てることに力を注ぎたい」
とても素晴らしい会社ですね!
もっと、沢山の協力者が現れるといいですね!
陰ながら応援しています。
これからも頑張ってください♪

2008/7/8(火) 午前 9:45 きざし 返信する

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私のコメント読み返すと・・・
最後が・・・最期になっていましたね。
本当に申し訳ないです。いつも誤字脱字で・・・申し訳ありません。

2008/7/8(火) 午前 10:03 [ 島娘 ] 返信する

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こっちんさん>
そうです!
私もその気持ちで、このブログを始めました。
一人でも多くの人に、マングローブ林を始め、自然や緑の大切さを知って頂きたい!
もっと、情報を発信したいという思いから、慣れないブログを始めさせて頂き、一生懸命記事をアップしてるところです(汗)
応援ありがとうございます!
何よりも、その言葉が私の激励になります!

2008/7/8(火) 午前 10:50 ayo_menanam_bakau 返信する

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きざしさん>
ありがとうございます!
応援の言葉が何よりうれしいです!!
陰ながらとおっしゃらず、堂々と応援してください!(笑)
これからも、頑張っていきます!!

2008/7/8(火) 午前 10:52 ayo_menanam_bakau 返信する

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島娘さん>
誤字脱字は気にしないでください。
私なんかはしょっちゅうです・・・(苦笑)
字が違っていても、気持ちが伝わってきますので、全然問題ないですよ!!
ありがとうございます!!

2008/7/8(火) 午前 10:54 ayo_menanam_bakau 返信する

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ayo_menanam_bakauさん:
僕は造園知識しかございませんが、楽しんでいただけ、嬉しいです。
若い頃からでは想像つきませんか〜(爆)
忘れずに、ポチありがとうございます感謝致します♪

2008/8/6(水) 午前 7:24 ケビン 返信する

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僕の地元、大阪大学の学園祭でも素晴らしい取り組みがされているのですね!
沢山の人々の協力のもと、これからも頑張ってほしいと思います。
ポチ凸。。。

2008/8/6(水) 午前 7:28 ケビン 返信する

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ケビンさん>
私も大阪出身で15歳まで住んでいました。
おそらくケビンさんと同じような若者だったかと(笑)

同じ草木を扱うものとして、今後とも頑張りましょう!!

ポチありがとうございました。

2008/8/7(木) 午後 4:27 ayo_menanam_bakau 返信する

お久しぶりです!
大阪大学でイベントがあったのですね〜!
実は、私の彼は大阪大学の学生なんです。そして私は関西圏に住んでいるので、参加したかったです!!残念(><)

2008/9/26(金) 午後 9:37 はづき 返信する

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はづきさん>
お久しぶりです。
元気に頑張っていますか?
大阪なんですか!
偶然ですね。
はづきさんの恋人は講演を聞いてなかったですか?

2008/9/29(月) 午後 4:55 ayo_menanam_bakau 返信する

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