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地球にマングローブを!! FROM インドネシア
緑豊かな 地球を目指して!!

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2008年11月22日

佐賀大学 熱帯作物改良学研究室のチームに同行し、

インドネシア・スマトラ島の荒廃したマングローブの研修のためにランプンにいた。

ランプン2日目は、地元住民によるマングローブ植林の現場と

大規模なエビ養殖場を視察した。

前日もマングローブ原生林の調査の際に近くにあったエビ養殖池を少し見たが、

今日のエビ養殖池は全然規模が違う。

イメージ 1



前回のエビ養殖池と池のサイズは同じくらいであるが、ここはその池が続々と

連なっており、池の周囲はコンクリートで地面が固められている。

あぜ道も広く、ゆっくり歩ける広さだ。

何よりも驚いたのは、池の中にある水車だ。

1つの池に数台ずつ設備されている。

イメージ 2



池の水が酸素不足にならないように、酸素を水中に取り込んでいるのだ。

水深測定の柱によると深さは150cmもあるようだ。

こんなに設備を整えているとは、想像もしていなかった。



海側にマングローブ林が見えたので、あぜ道を歩いて見に行った。

イメージ 3


イメージ 4


イメージ 5



かなり大きなマングローブ林がある。

原生林だと思われる。

おそらく、今のエビ養殖池の場所も自然のマングローブ林があったが、

切り開かれてしまったのだろう。


インドネシアの多くのエビ養殖池は自然のマングローブ林が切り開かれて作られている。

エビ養殖池は水の利便性から海の近くに作られるが、

インドネシアの多くの海岸付近はマングローブ林があるのだ。

そのため、マングローブ林を切り開いて、エビの養殖池を作るのだ。


池の手前には倉庫のような建物があり、そこにいた人に話を聞くと

パンフレットのような書類を見せてくれた。

20ページ近いその書類は販売先に見せるのもなのだろうか。

昨日のエビ養殖池は水のpHを調整する程度であったが、

こちらの子の様子を見て、聞いているうちに、なんとなく予想が付いていたが、

「どこに売るの?」と質問すると、

「海外だよ。」

ああ、やっぱりなと納得しながら、

「日本にも?」と」聞くと、

「もちろん一番多く輸出しているよ。」



帰りの道中、山の上から先ほどのエビ養殖池が見えた。

上から全貌を眺め、改めてその広さに驚く。

写真の右側に海があり、自然のマングローブ林があり、

きれいに区画分けされたエビ養殖池が見渡す限り広がっている。

イメージ 6



私たち、日本人がいつでもどこでも気安く安全なエビを食べられるのは、

インドネシアの伐採されたマングローブの犠牲があってのものなのだ。



今の日本に豊かな緑が残っているのは、

インドネシアをはじめ海外の山が、ハゲ山になっているおかげ。

今の日本に豊かな食生活があるのも、また、

{インドネシアをはじめ海外の森がなくなったおかげと言えるのかもしれない。

発展途上国の人々に、木を切るな などと偉そうに言う前に、

なくなった分の木を植林することが日本人のやるべきことなのではないだろうか。


Ayo menanam bakau !!

  • 顔アイコン

    本当に今の日本の考えは、
    間違っていると思います。
    自国は痛みを伴わない程の援助を金でする。オカシイ。

    スカルノ、ハッタ空港を出たところにも
    海老の養殖所がありますよね。

    エコを心がけます。

    mat*har**ai

    2009/1/29(木) 午後 8:14

    返信する
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    matahariさん>
    仰るとおりですね。
    自国さえよければという気持ちはもう無くしてほしいです。
    犠牲になった発展途上国の国などに目を向け、実のある支援をしてほしいものです。

    スカルノハッタ空港の周辺のエビ養殖場も視察に行きました。
    現在エビ養殖場として機能していないと聞いて、マングローブが植えられればと思い見に行ったのですが、現在は魚の養殖場・釣り堀になっていました。
    釣り堀になった経緯は、海岸浸食が原因らしいです。
    実際に見ましたが、元々海岸から数メートル離れていたであろうエビ養殖池の方までも浸食が進んでいました・・・
    しかし、魚の養殖場・釣り堀をして機能しているということから、マングローブの植林はしないことにしました。

    エコを心がけて、お互い頑張りましょう!

    ayo_menanam_bakau

    2009/1/30(金) 午前 11:05

    返信する
  • 何とも複雑な気持ちですね。
    私はエビが好きなので・・・。
    エビを食べる事を止められるかと、聞かれても正直なところ
    絶対に無理です。
    だから私に出来るエコ・・・これからもやっていきたいと思っています。

    [ 島娘 ]

    2009/2/18(水) 午後 5:35

    返信する
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    島娘さん>
    誰であっても、そうだと思います。
    だからこそ、荒廃してしまったエビ養殖場は、日本人の手でもとのマングローブ林にもどさなければならないと思うのです。
    一緒に頑張りましょう!

    ayo_menanam_bakau

    2009/2/19(木) 午後 4:30

    返信する
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    うんうん、海外で、自然の窪地や沼地を利用しているのはいいですが、
    マングローブを切ってまでというのは残念ですね♪

    地域振興みたいな「フェアトレード」的なエビができたら、理想ですが、
    1円でも低価格の商品を好む我々消費者の責任もありますね・・・

    今までの罪滅ぼしも含めて、植林補助すればいいのに・・・

    かいざぁー

    2009/4/1(水) 午前 1:02

    返信する
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    カイザーさん>
    返事が遅くなりすみません。
    私もカイザーさんのおっしゃるような形づくりができることが理想であると思っています。
    エビ養殖で生活している人々もいるので、エビ養殖場を作るなとは言いませんが、放棄せず循環できるものを作る必要があると思います。

    ayo_menanam_bakau

    2009/4/15(水) 午後 3:43

    返信する
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    一度破壊された生態系を再構築するのは相当困難(遺伝的多様性を考慮すると不可能)ということを考えると、破壊するのは止められないから植林しようというのはどうなんでしょう。もちろん植林するのはいいことですが、その前に日本産を食べるのが良いかと。高くて食べれないというなら食べなければいい。エビが高級食材になるのと世界のマングローブが消失するのはどちらがいいんでしょうね。 削除

    [ とおりすがり ]

    2011/1/24(月) 午後 0:35

    返信する
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    とおりすがりさん>
    破壊を止めることと植林をすることのどちらが大切かというと、どちらかではなく両方を同時進行で行わなければなりません。
    森林の破壊は絶対に止めなければならないことです。
    しかし、森林伐採を完全に止めることができないこともまた真実です。
    その部分を少しでも森に返したいという思いで私たちは植林を行っています。
    昨年は、COP10が名古屋で開催され「生物多様性」ということの認知度も少し上がったように感じます。
    森林の大切さは、二酸化炭素を吸収してくれることだけでなく、生物多様性の保全ということに関しても大変重要な存在です。
    人間がどんなに手を尽くしても、人は生態系を再構築することなど不可能です。
    それをできるのは自然だけだと思っています。
    私たち人間は、自然の前では本当に無力な存在です。

    ayo_menanam_bakau

    2011/1/24(月) 午後 4:25

    返信する
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    エビが高級食材になるのと世界のマングローブが消失するのはどちらがいいでしょうとの質問を頂きましたが、
    私は、マングローブが消失した時には、エビもまた生きてはいけない環境になっていると思います。
    現実に、ジャワ島にはそういった場所がいくつもあります。
    どちらかだけという事は、できないのではないでしょうか。
    もちろんエビだけではなく、マングローブなどの森がなくなっている世界には、人間も生きてはいけないでしょう。
    私たち人間だけが、生き物の中で唯一、地球を我が物顔で破壊し続けています。
    自然はタダだと思っている人が多いようですが、決してそうではないのです。
    それを認識して、私たちに出来る一歩一歩を積み重ねていきたいですね。

    ayo_menanam_bakau

    2011/1/24(月) 午後 4:25

    返信する

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