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地球にマングローブを!! FROM インドネシア
緑豊かな 地球を目指して!!

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2009年11月17日

天候は曇り。

トモヨン島へ向かう。

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トモヨン島に向かう船の中で

「最近のトモヨン島の様子はどう?」

と、尋ねると

トモヨン島の村長でもあり植林責任者でもあるカマルディンさんも、

一緒に来た住民も声を合わせていったことが、

「美しいよ!(Cantik!)」 だった。


北側よりトモヨン島に近づいていくと、まだ完全に潮が引いていなかった。

しかし、植林したオオバヒルギの葉っぱがたくさん見える。

現場Aの北側の干潟には、舟を寄せることができないため、

ここからは上陸せず、舟からその様子をみた。

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現場Aの南側に回り込み、ここから干潟に上陸。

今回私は左足負傷のため、自分の足でこのどろどろの干潟を歩くことができず、

小舟に乗り地元住民の若者に干潟の上を押してもらっての移動となった。

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舟を押してもらって驚いたことは、

やはり住民は干潟歩きの「プロ」だということだ!

大概干潟歩きに慣れている私でも歩くときには、

足がふくらはぎから膝程度まで土に埋まってしまうため、ゆっくりとした歩行になる。

しかし、住民の場合は違う。

小舟を押しながら走っている!!

小舟に体重を分散していることや、もともと体重が軽いこともあるが、

やはり歩きなれているということが一番の理由だろう。

このフットワークの良さが、マングローブ植林作業にも大いに活かされているようだ。

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現場AのA3地区に到着した。

ここは、2008年9月にオオバヒルギを植林し、現在補植後1年2ヵ月になる。

前回の7月の時よりも、背丈が20cmくらい伸びて、平均120cmくらいになっている。

このオオバヒルギは順調に成長しており、節数は第10〜11節、

葉っぱの数は、10〜40枚くらいだ。

背丈の伸びも驚くほどだが、それより葉っぱの多さにビックリだ。

葉っぱは青々として元気である。

トモヨン島は、海の真ん中にできる干潟であるため、波の影響を大きく受ける地理にある。

波が強ければ、葉っぱも流されてしまう危険性が高い。

そんな状況の中で、こんなにたくさんの葉っぱをつけていることは、大変に素晴らしいことだ。

葉っぱに、汚れも全くついてなく、本当にきれいなもんだ。

等間隔に並んだマングローブ達。

間隔が保たれているということは、抜けてなくなっているものがほとんどないということだ。

活着率(植林した本数の内、生きて葉っぱをつけている本数の割合)は95%以上。

1年以上だった時期にこの活着率は驚異的だ。

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ここに来る途中の舟で、みんなが「美しい!」と言っていたが、

私は内心「そんな大げさな」と思っていた。

しかし、ここに来て「美しい!」といった彼らの言葉に納得がいった。



現場AのA4地区に移動。

このA4地区は、2007年8月にオオバヒルギを約50本植林し、現在、植林後2年3ヵ月になる。

2007年8月に本植林を開始したときには、本当はフタバナヒルギのみで植林を行った。

その時に、間違って集められたオオバヒルギが50本程度残った。

間違えて集めたけど捨てるのはもったいないと、住民たちはこの一画にまとめて植えたらしい。

その時に本命だったフタバナヒルギは一部分を除いて、ほぼ全滅に近い状態になってしまったものの

この「あまりもの」だったオオバヒルギが元気に育ってくれたのだ。

なんともおかしな話であるが、そのおかげで、この現場Aにはオオバヒルギが適していることがわかり

以降補植にはオオバヒルギを使うことにした。

同じ干潟の中でも、地盤高が違えば適応する種類も違う。

そのヒントを教えてくれたのが、このオオバヒルギ達だったのだ。

(現場B地区では、フタバナヒルギがすくすくと育っている。)

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このA4地区のオオバヒルギは、大変背丈の伸びが良く、

7月の時には、1.9mくらいまで伸びていた。

しかし、今回は前回からあまり背丈が伸びていないように感じた。

そのかわりに新たな発見があった。

支柱根が出ている!!

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今までは、顕著だった背丈の伸びが落ち着いて、支柱根の成長が始まったのだ。

つまり、縦に伸びる成長から、横に太る成長段階に入ったようだ。

横に太る成長段階に入ったということは、

満潮時でもオオバヒルギの冠部分は海面上に出て呼吸や光合成を確保できるようになったということだ

呼吸や光合成が満潮時でも常にできるようになり、背丈を急速に伸ばす必要性がなくなったということだ


7月の時には、オオバヒルギにフジツボがいっぱいついていた。

しかし、今回はほとんど目立たないくらいである。

フジツボは剥がれたのだろうか?

フジツボが剥がれた理由はわからないが、

結果的には、このオオバヒルギ達にとっては、それほど脅威にはならなかったということだ。



現場Aが終わり頃から、徐々に潮が満ちてきた。

そのため、現場Bは上陸せずに、B1地区舟から様子を見ることになった。

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2007年8月にフタバナヒルギを植林して、現在植林後2年3ヵ月になる。

このB1地区では、フタバナヒルギが順調である。

この地区は、トモヨンとの中で最も地盤高が高い干潟だ。

そのため、フタバナヒルギが活着し、その後も順調に成長しているため、

補植のオオバヒルギは植えていない。

ここのフタバナヒルギは、背丈はさっきのA4地区のオオバヒルギほどなく、

1.5mくらいであるが、以前からすでに支柱根を出している。

すでに横に太る成長段階にあるのだ。

つまり、このフタバナヒルギは、満潮時でも冠部分が海面上に出ている。

さっきのA4地区のオオバヒルギと、このB1地区のフタバナヒルギの背丈の差が、

そのまま、それぞれの地盤高の差の表れである。



トモヨン島の補植のオオバヒルギの成長がいいものだから、

トモヨン島住民からも、もっと植林したいとの声が上がっていた。

最初に、フタバナヒルギをトモヨン島干潟全面の植林したが、結局育たなかった部分が多くあった。

そのあと部分的に補植したものの、まだ補植していない部分も残っている。

今までの1年2ヵ月の経過を見て、オオバヒルギが適応できるということがわかった。

しかし、同じ干潟の中でも、地盤高は様々。

そこで、どのくらい低い地盤高まで、オオバヒルギが適応できるのか試す植林を行うことにした。

地盤高が低い場所でも適応できるのは、オオバヒルギだ。

オオバヒルギが適応できないほど地盤高が低くなると、そこは海草の生息地となる。

今回の補植は、オオバヒルギの生息できる限界線を探る植林となるだろう。


Ayo menanam bakau!!

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    左足 お大事に。
    植林した木が支柱根を出してくれると
    一安心でしょうか?

    mat*har**ai

    2009/12/22(火) 午後 6:00

    返信する
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    matahariさん>
    ご心配頂きありがとうございます。
    もう大分良くなりました。
    実は痛風にかかってしまい、あの時は左足のひざが腫れあがっていました。
    なぜかインドネシアでは、痛風がとても多いです。
    しかも膝に痛みが出るケースが多いです。私も膝でした(苦笑)
    食生活に原因があるのでしょうか。
    やせている人でも痛風の人はたくさんいますので、贅沢病というより、生活習慣病のようです。

    マングローブが支柱根を出してくれると大分安心できます。
    ですが、この支柱根はまだまだ小さいので、もっと大きく広がった支柱根がですようになれば、一安心といってもいいでしょうね!

    ayo_menanam_bakau

    2009/12/24(木) 午後 3:33

    返信する

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