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地球にマングローブを!! FROM インドネシア
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Dqpur Tiga 1年と3ヵ月(1)の続き
 
<現場G3>

現場G3の北西側より、上陸。

土壌はやや柔らかく20cm程度足が地面に埋まる程度である。

ここには、オオバヒルギを2008年11月に植林し、現在植林後8ヵ月。

現場G3は同じ現場の中でも、場所によってマングローブの苗木の活着率が大きく違う。

下の写真は、北西側から上陸してすぐのところの写真である。

このエリアの活着率は40%くらいだ。

この現場で使われているのは、オオバヒルギだが、

この場所の植林に使っているオオバヒルギの種はとても立派で大きい。

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上陸して、西側へ向って歩いて行く。

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上の写真は、現場G3干潟の北側部分だ。

活着率は20〜30%くらいで、フジツボの付着が激しい。

多分このフジツボが活着率低下に繋がっているのだろう。

幹の部分が腐って折れ、枯死したように見えた苗木を抜いて地中根を確認した。

外見上は腐っているように見えた苗木だったが、地中根を見てみると、

地中根の色は白く腐敗している様子もないことから、地中根はまだ生きていると見える。

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次の写真も同じように、幹が折れ枯死しているように見える苗木だ。


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この苗木の地中根を確認するために、抜いてみようとすると、地面との境目から簡単に折れてしまった。

折れた部分の匂いを嗅いでみると、かすかに腐敗臭が感じられた。

これは、本当に腐っているんだな。

外見上は腐っているように見えても、本当に腐っているものと、地中根はまだ元気なものと両方がある。

{{{さっきの地中根が元気だった苗木の方は、まだ幹が若干緑色が残っていて、}}

完全に腐っていた方は、幹も茶色に変色していた。

幹が折れて腐っているように見える苗木が、本当に腐っているか否かの、見分ける基準として、

幹の色は参考になるようだ。


同じ現場G3の中でも、干潟の南側は活着率が60〜70%くだいある。

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下の写真は、折れた幹の部分から、再び芽を出したオオバヒルギのようすだ。

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こんなふうに、一度は枯死したように見えていても、復活するマングローブもある。

折れて腐っているように見える苗木も、今後の復活を期待して、経過を見ていきたい。

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活着率が20%〜と低い部分もあるが、全体的に見て現場G3の活着率は60〜70%で、

節数は第6〜7節、葉は6枚くらい。

下の写真は、現場G3で見つけたイカの赤ちゃんの写真だ。

体長5cmくらいだった。

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現場G3の周囲は、地盤高が低くなっていて、干潮時にはその地盤が低い部分が川となる。

今回私たちが現場G3を視察している間に、

ダップル・ティガの村長ダルウィスさんが一人で、現場G1に視察に向かった。

下の写真は、現場G3からG1の方向を写した写真だ。

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G1を視察して帰ってきた村長の話では、

植林したフタバナヒルギはほとんど活着できず、枯死していたそうだ。

活着率は40%くらい。

現場G1には、2009年7月7日に試験的に、

オオバヒルギの種200本、ヒルギダマシの育成した苗木を10本植林したばかりだ。

もう少し、経過を見てみないと、オオバヒルギとヒルギダマシの様子はわからない。




<現場F>

現場Fに上陸。

現場Fは他の現場と違って、土壌が砂状で硬い。

現場Fの南側半分と西側半分で植林時期がことなる。

南半分は一番最初の2008年4〜5月に植林作業を行い、現在、植林後1年2〜3ヵ月だ

西側半分2008年11月に植林し、現在植林後8ヵ月である。

南側と西側ともにフタバナヒルギを植林している。

活着率は全体で見て10〜20%くらいだ。

地盤が高いところでは活着率が30〜40%、低いところでは、ほとんど0である。

節数は、第11節、葉は2枚。

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現場Fの中心部は、地盤高が低いエリアが広がっている。

周囲に比較し、10〜20cmくらい低く、

干潮時の時間帯でも完全に水がはけることはないという、村長の話だった。

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下の写真は、現場Fのちょうど真ん中付近の部分のようすだ。

この部分は、2008年11月に植林し、現在、8ヵ月のエリアだ。

地盤高は低く水がはけることがない土地だが、順調に成長しているようだ。

活着率は60〜70%で、節数は第7節、葉は2〜4枚だ。

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地盤高が低いエリアでは、土壌が非常に柔らかく、30〜40cm足が地面に埋まる場所がある。

地盤高が低い土地は、フタバナヒルギの生育環境としては厳しい条件になると思うが、

周囲の地盤高が比較的高いエリアより順調に成長している。

その理由は、土壌を地理的条件にあると思う。

周囲の地盤高がエリアの土壌のほとんどが砂であるが、地盤の低いこの部分は、泥である。

その為、砂に比較して、土壌の養分含有量が多いことが考えられる。

また、自然構成林の付近だから、

自然構成林が蓄えた雨水などの塩分が極めて低い水が多く流れだしている可能性もある。


下の写真は、現場Fの西側部分だ。

2008年11月に植林したエリアだ。

活着率は30〜40%くらいで、葉は2〜6枚。

同時期に植林した現場G2、G3に比較しても活着率が低い。

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現段階で、ダップル・ティガの現場は全体の植林が完了している。

村長が現場の状況をみて、200本程度のオオバヒルギの補植を行っている。

しかし、これからしばらくは、経過観察を続ける時期になる。

植林したばかりのヒルギダマシが現場G1、G2合わせて21本あるため、

今後はこの成長経過観察にも力を注いでいきたい。


Ayo menanam bakau!!

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