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地球にマングローブを!! FROM インドネシア
緑豊かな 地球を目指して!!

書庫【干潟植林】スカナ島日記

インドネシア共和国リアウ諸島州バタム市 バタム島の南西にあるスカナ島

そのスカナ島沖干潟115haで、マングローブ植林を行っています。


2006年9月よりマングローブを植林し始め、その成長の記録を報告していきます!
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2008年11月27日

スカナ島に大きな異変を発見!!

中央部付近の砂地地帯の砂の様子が前回から激変しているのだ。

スカナ島の西側から東側に向けて、砂が移動し、堆積していることがわかる。

この写真の右側が西、左側が東である。

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この写真は、砂が堆積している場所より西側の様子である。

砂がさらわれた痕跡がある。

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よく見ると砂がさらわれた分、地中に埋まっていた地中根が露出している。


偶然こんな機会で、今回初めて地中根を見たが、

こうしてみると地中根は密集してたくさん出ている様子がわかる。

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こんなに露出しては、少し気の毒に思う。

周辺でも、砂の流れた痕跡が目に見てわかる。

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今まで支柱根が出ているのは、オオバヒルギが主にあったが、

今回はフタバナヒルギの支柱根が出ている様子も多くみられた。

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しっかりと地面に根を張っている。

支柱根なのに主幹を同じくらいの太さである。



フタバナヒルギは枝もぐんぐんと伸ばしている。

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フタバナヒルギはオオバヒルギに比べると、初期段階で成長速度が遅い。

しかし、フタバナヒルギも横に成長する段階に入ったようだ。

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フタバナヒルギを上側からと横から写した写真である。

交互に枝を出している様子がわかる。

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これはオオバヒルギの葉の様子である。

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オオバヒルギの葉は大きく成長しており、

手の大きさ(17cm)と比較してもほぼ同じサイズである。

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スカナ島で新しい仲間に出会った。

まだ小さなマングローブガニ(マッドクラブ)である。

全長6cm程。

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マングローブガニは大きくなれば、2000g程になるものもいる。

スカナ島の苗木たちも、マングローブガニに一人前のマングローブとして、

認められたのかな。

多くの生態系を育む立派なマングローブ林になって欲しい。

 
一旦 陸地に戻ってきた。

干潮が出る時間まで待つことにした。

植林ツアーで昼食をとったレストランがあるので、そこで昼食を済ませ、時を待つ。

1時間半が過ぎた頃、雨が降り出した。

最近は毎日のようにお昼前後に雨が降っている。

集中豪雨のような大粒の雨が降り、壁のないこのレストランに降り込んでくる。

雨はやみかけては降り出し、やみかけてはまた降り出しと、

2時間半、じっとレストランの中で待つことになった。




先程、水に浸かったスカナ島を見てから4時間以上が経っていた。

PM3:30  スカナ島に上陸。

新しく補植したマングローブたちが波打ち際で出迎えてくれた。

この干潟全体を隙間なく森にするために、抜け落ちた部分などに補植を行っている。

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この辺の補植したマングローブは全てオオバヒルギである。

オオバヒルギはフタバナヒルギよりも浸水時間や塩分濃度に耐性があるためだ。

波打ち際のきびしい環境条件下では、オオバヒルギに期待している。

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スカナ島で一番背丈が高かったマングローブの葉先はすでに、今約150cmにもなっている。

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8月下旬に見た時には、まだ135cm程であったから、それから1ヵ月半ほどで約15cmも伸びている。

素晴らしい成長だ。

他の苗木たちも順調だ。

元気な成長ぶりを見せてくれている。

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補植したマングローブたちもどんどん芽を出し始めている。

早いものは植林してからもう3ヵ月ほどになる。

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変てこな形をしたマングローブの苗を発見。

くるっと一回転している。

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横から見ても変な形だ・・・。

おそらく種子が熟成する前に採取し、植えてしまったのであろう・・・。

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このまま成長してくれたら、個性的な苗木になるだろうなあ。




スカナ島の植林において、リーダーとして頑張ってくれているAcungさん。

今は、海草の撤去作業にも積極的に取り組んでくれている。

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中心部のマングローブたちを見た時に、変な違和感があった。

あれ? マングローブたちが小さくなってないか?

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写真で見ても以前より小さく感じられるのでは?

しかし、その原因はすぐにわかった。

土が堆積しているのだ。

白っぽい土が中心地帯のマングローブたちのところに堆積して、

地盤高が高くなっているせいで、マングローブの背丈が低くなったように感じていたのだ。

よくよく見てみると、苗木の根元や支柱根が土に埋まってしまっている。

深いところでは、5cm以上埋まっているのではないだろうか。



スカナ島の砂地になった地帯では、カニの穴がはっきり見ることができる。

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カニたちが土を掘り返し、耕してくれているようだ。



今回のスカナ島の周囲には大量の海草が見られた。

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いつもマングローブたちに引っ掛かっている茶色のものだ。

海草が育つ時期なのだろうか・・・・。


Ayo menanam bakau!!

 
2008年10月14日。

スカナ島に植林してから2年と1ヵ月がたった。

今日は潮が引く前のスカナ島にやってきた。

浸水した状態がどうなっているのか・・・。

マングローブ達の背丈もずいぶん伸びてきた。

そろそろ満潮時でもマングローブの葉が水面にでているのではないかと

小さな期待を胸にやってきたのだ。

舟でスカナ島に近づいてきた。

目を凝らして一点を見つめる。

!!!

見えてきた!見えてきた!!

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ちょうどマングローブの葉の部分が水面上にゆらゆらを揺らいでいる。

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緑の群に近づいてみる。

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ポツポツを1本1本が一生懸命に水面上に顔を出し、

波に乗ってゆらゆらとリズムに乗るように頭を振っている。

みんなでゆらゆら、ゆらゆら

    ゆらゆら、ゆらゆら・・・・

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Ayo menanam bakau!!

 
今回、特に目についたのは、海草だ。

海草がマングローブの苗木にひっかかり、その重みでマングローブの幹が曲げられてしまっている。

その重みで、葉が地面についてしまっているものも・・・

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なんとも痛々しい、かわいそうな光景だ。

すぐさま海草外しの作業に取りかかった。

辺りを見回すと、あっちにもこっちにも海草が絡まっている。

小さな海草から大きな海草まで大きさは色々だ。

成長が早く、幹がしっかりしているマングローブたちはその海草の重みにも

なんとか耐えているが、まだ幹が細くてか弱いマングローブは幹ごと曲げられている・・・

これは大変な季節が来てしまったのか・・・!?

季節が関係しているのかどうかはわからないが、

1ヵ月前はほとんど海草なんて見かけなかったのに・・・



試験植林の密集して植林しているところでは、隣の苗木にまでまたがって海草が絡まっている。

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マングローブの木にデコレーションしているみたいだなあ。

なんてのんきなことは言ってられない!

この海草も撤去しなくては。



お!

この苗木はたくさんの枝を出そうとしているんだな!

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たがいちがいに小さな枝を伸ばしている。

がんばれ!がんばれ!!

しかし、海草が絡まってかわいそうに・・・

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よし、これでキレイになった!

スッキリしたかな?



ずいぶん海草撤去作業に没頭してしまい

2人で作業をして、あっという間に2時間経ってしまった・・・

スカナ島の植林・管理をしてくれているリーダーのAcungさんに、

定期的にスカナ島に様子を見に行って、絡まった海草を外してくれるようにお願いした。

これが、管理の仕事ということだ。


スカナ島は現在、補植作業が進んでいる。

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抜け落ちてなくなっている部分にマングローブの苗を植えている。

成長途中で折れてしまったり、腐ってしまった苗木は、抜いて捨ててしまないで、

そのまま様子をみている。

もしかしたら、また芽を出してくれるかもしれないからだ。

補植を始めたのは約1ヵ月前。

早いものは、もうすでにかわいい芽を見せてくれているものも!!

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帰り道の山の上から、潮が満ちてきているスカナ島が見えた。

それをみて、私はとても驚いた!

その理由は、2年前のスカナ島の様子と違っていたからだ。

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白い矢印が指しているのが、スカナ島の中心部にある自然構成のマングローブ林

写真の左側が北で、右側が南であるが、2年前はその周囲の地盤高の高さは同じであった。

自然構成のマングローブ林の南側の地盤が高くなっている!!

これはすごい!!

マングローブは土を掴むと思うが、まだ、支柱根もそんなに出ていない。

しかし、マングローブの苗木があることで、潮の流れが変化したりで、

その周りに土が堆積してきているのだろう。

いつか、このスカナ島は、干潮時だけに姿を現す干潟ではなくなり、

1つの島になるかもしれない。

思わず、ジーンときてしまった。


Ayo menanam bakau!!

 
2008年8月20日

スカナ島に植林してから、1年と11ヵ月がたった。

スカナ島に上陸したのは、午前6時前、東の空に太陽が昇り始め、

空が少しづつ明るくなってきている。

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スカナ島に上陸してからの第一印象は、みんな元気になっている!

スカナ島の南側から上陸すると緑の葉をつけた苗木が出迎えてくれた。

あれ?

1ヵ月前にはこんなに元気に成長していたかなあ?

このあたりは、あまり活着率はよくなかったのに、

ずいぶん元気に成長していて、今はここら辺一帯の活着率は70%くらいになっているだろう。

すごいなあ・・・

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少しマングローブの苗木と苗木の間があいているように見えるが、

これくらいでちょうどいいのだ。

この1本1本の苗木が、約30年後にはそれぞれ1本1本の大きな大人の木になるからだ。

枝葉を広げ、支柱根を伸ばすために隣の苗木と2m弱の間隔を取っている。

スペースはあるから、どんどん大きくなってくれ!!


元気なマングローブが、東の方へと続いている。

東へ東へと、マングローブの成長振りを確認しながら歩いてゆく。

東側の海岸の近くまで来た時に、ノッポのマングローブを発見!!

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1本だけ、ピョッコっと伸びている!!

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他の苗はまだ110〜120cmくらいなのに、

このマングローブは135cmにもなっている!!

スカナ島の新記録だろう!!

この1ヵ月でみんなどんどん成長しているようだ。


こんなところからもマングローブが!

こんな場所に植えてないだろうから、抜けた種がここに流れてきて、

ここで根を張ったのかな?

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左右から同じように枝をだし葉をつけて、双子みたいだなあ(笑)



次にスカナ島の中心部の砂状地帯にやってきた。

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ここのマングローブ達はほとんど背丈が伸びていない。

しかし、幹を太め、支柱根を張り、枝を伸ばし、葉を広げている。

ここのマングローブ達は、背丈を伸ばすペースを落として、

今は横に太る段階に入っているようだ。

どんどん大きくなってね!!



(2)へつづく

Ayo menanam bakau!!

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