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地球にマングローブを!! FROM インドネシア
緑豊かな 地球を目指して!!

書庫【干潟植林】スカナ島日記

インドネシア共和国リアウ諸島州バタム市 バタム島の南西にあるスカナ島

そのスカナ島沖干潟115haで、マングローブ植林を行っています。


2006年9月よりマングローブを植林し始め、その成長の記録を報告していきます!
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スカナ島の中心部の砂状地帯にきた。

葉も大きくなり、数も増え、枝もぐんぐんと伸ばしている。

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枝の節の部分は、葉がつき落ちた痕跡である。

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こうみてみると、今までずいぶんと葉っぱをつけてきたことがわかる。

葉に塩分を集め、黄色くなると地面に落とし、塩分を還す。

塩分排出の機能を自分で持っているのだ。

新しい葉を出し、下のほうにある古い葉を落とし、

太陽に向かって上へ上へと伸びてゆく。

こうやってマングローブは成長していくのだ。

マングローブたちは、風に揺られ気持ちよさそうだ。

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こんな天気のいい日には、マングローブの葉の緑がまぶしいくらいに輝いている。

青い空に、その緑色がよく映える。

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支柱根も、ごっつり地面に張っている。

「はっけよーい、のこった!」のポーズに見える(笑)

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こちらは幹の高い部分から、根をにょきにょきを出している。

この根が地面に届くのには、もう少し時間がかかりそうだ。

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干潟を中心部分から、東へと向かっていく。

苗木が幹の途中でポキッと折れている・・・

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風の影響か、波の影響か・・・

おそらく海草だろう。

海草が上部の葉などに引っ掛かり、潮が引き干潟ができた時にその重みでおれてしまったのだろう。

葉もこんなに緑色できれいなのにもったいない・・・

根元から折れてしまっているものもある・・・



地盤高が低く、干潟ができた時でも海水がたまっている部分がある。

この水たまりは長さにして、15m以上あるだろうか

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その部分には、ほとんど苗木は見られない。

こういった場所は、やはりかなり厳しい環境なのだろう・・・


さらに東へ行ったところに少し地盤高が高い場所がある。

土壌はゴツゴツとしているが、ここのマングローブたちはとても伸びている。

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葉は少なく、幹もか細いことから、あまり葉の成長はよくないようだが、

この背の伸びには驚かされた。

細い幹のマングローブのたちはゆらゆらと風が吹くままに揺られている。

少し頼りないが、今だけ背が伸びれたんだ。

今度は幹や葉も頑張って成長させてくれ!!

地盤高や土壌や波や潮などの条件は、同じスカナ島の中でもそれぞれ違う。

スカナ島という1つの島の上で、それぞれ違う環境で、

それぞれ違った条件と戦い・適応して、それぞれ違った成長を見せてくれている。

まるでここに小さな地球を見ているようだ。

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Ayo menanam bakau!!

 
2008年7月24日

植林してから、1年と10ヵ月。

舟でスカナ島に近づいてくると、元気なマングローブたちが迎えてくれる。

海の上からでもマングローブ達の気がはっきりと見える。

今年の春には海の上から緑に輝く葉が見えていたが、

今ではその幹までも見えるようになってきた。

たくましい成長ぶりだ。

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このスカナ島に向かう時、最近は楽しみで胸が躍る。

スカナ島は順調に成長し、苗木も大きくなり、心配の色は薄れてきている。

不安よりも今回はどんな成長ぶりを見せてくれるのかと期待の方が大きいからだ。


今日は特に目についたのは、西側干潟のマングローブ達の成長ぶりだ。

今まで、スカナ島は中心部分の砂状地帯のマングローブの苗木の成長は順調だったが、

周囲の地盤高が低い場所にすすむにつれて、成長ぶりは思わしくなかった。

しかし、西側から上陸してすぐに目に入ったのは、ずいぶんと伸びたマングローブの苗木たちだ。

約120cm程あるものが何本も何本もあった。

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いつの間にこんなに背が伸びていたのか。

驚いた!!

周囲にあるこのマングローブ達は中心部に比べて、波や潮の影響を受けやすい。

風が強く波が荒い季節が終わり、春がきて、夏が来て、

その影響が小さくなったこの時期に

今こそ!!と言わんばかりにぐんぐん伸びてきているのか。

まったく健気ながらもたくましい苗木たちだ!!

前は葉っぱの数も2枚、4枚と少なかったが、

少しずつその葉も増えてきている。

今では、10枚程つけている苗木もある。

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さらに発見してしまった。

なんとしっかりと根も出しているものもある!!!

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まだ細い幹から伸び出してがっちりと地面を掴んでいる。

素晴らしい!!

しかし、背はずいぶん伸びたものの葉の数はまだ少なめ、幹もまだ細い。

地盤高が中心部分より低いという条件は変わらない。

季節によって影響が小さくはなっても

中心部分よりもストレスがかかっているというのも、事実である。

「頑張れ!!頑張れ!!」

ストレスにも負けないくらい、たくましく成長してほしい!!

→(2)へつづく


Ayo menanam bakau!!

スカナ島1年と8ヶ月

 
2008年5月15日

スカナ島

前回、スカナ島に来た時の育ちの悪いところのマングローブが気になっていた。

今日はいつもと反対側からスカナ島に上陸した。

地面がゴツゴツした育ちの悪かったエリアからだ。

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舟を近くにつけて、干潟に向かう。

海水が足首程度の浅いところまで来た時に、海水の熱さに気がついた。

水に浸かっている足が熱いと感じる温度

30℃以上はあるだろう・・・34℃くらいあるのだろうか・・・

干潮時の水位が低くなった時に、日光によって熱せられ、

海水の温度が上昇すると、以前資料で読んだ事がある。

今、その現象が起きているのだろうか・・・

周りからの海水が流れ込んでくる

普通の海水の温度が、ひんやりと冷たく感じる。

先ほどの熱せられた海水が熱かったことを物語っている。


干潟を歩いていくと、凹みのある部分に海水がたまっているエリアがある。

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水に入ってみると、やはり海水が熱せられ熱くなっている。

この周辺もマングローブの育ちが悪い

この海水の温度上昇と何か関係があるのだろうか・・・

マングローブに何らかのダメージがあるのでは・・・


スカナ島中心部の一番最初に植林したエリアは、

土壌が砂状になっており、地面の高さも一番高いため、水はけが良い

しかし、そこから周りに広がるにつれて、地面の高さも下がっていき、

ゴツゴツとした土壌が広がっている・・・



スカナ島の外周エリアのマングローブたちには

先月とあまり変化は見られなかった

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まだ細く頼りないマングローブは、

風や波によって大きく曲げられてしまっているものもある

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つい心の中で、「元気をだせ! 頭を上げるんだ!! 頑張るんだ!!」とつぶやいてしまう


中心エリアのマングローブたちは順調に成長している

何か前回よりもすごくたくましくなったような印象を受けた

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前回の若葉色に輝いていた葉は少し色が濃くなったように感じる

だが、それだけではない

マングローブたちをたくましくしているのは、幹の太さだ。

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種の部分が茶色で、そこから伸びてきた幹は緑色だった・・

しかし、今は上のほうまで茶色になり幹が太く成長している。

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根元を見ると、根は太く地面にしっかりと根を張っている

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そして新しい根がその少し上からにょきにょきを突き出してきている。

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ちょっとやそっとの波には負けないぞ!とたくましく立っている

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Ayo menanam bakau!!

 
スカナ島中心部は土壌も改善され、ゴツゴツしていた地面も、

今ではすっかり砂のようにサラサラになっている。

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ふと気がつくと・・・

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砂が堆積しているのか、地面が周りに比較し少し高くなっている。




しかし、その周辺では、まだまだ地面がゴツゴツした部分も広がっている。

最初の植林では、2,000本のマングローブの種をスカナ島の中心部に植えた。

それが、今から1年と7ヶ月前。

その第一期のマングローブたちが順調に育っていることを確信し、

1年前に第二期のマングローブの種126,227本を残りのスカナ島全体に植林した。


スカナ島の中でも全て同じように順調に成長しているわけではない。

第二期のマングローブたちは、葉が出ているのがよくて50%といったくらいだ。

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地面がゴツゴツしていることと、中心部より波の影響を受けやすいこともあるのだろう・・・

私の愛情が足りなかったのだろうか・・(汗)

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第二期のマンブローブたちの一角、

そのマングローブたちの先のほうに、なにやら藻のようなものが隙間なくへばりついている。

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剥がしてみると、もしゃっとした手触りだ。

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何か分からないが、この周辺のマングローブには、ほとんどのものについている。

これについても調査が必要だ。




第二期のマングローブたち

しかし、よくよく見てみると・・・

彼らだってまだまだ諦めたわけじゃない。

腐ってしまったのかと思っていたら、

こっそりを芽を出している。

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その芽の出し方は、ちゃんと生きてるよ!と主張しているようだ。

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その小さく控えめな姿がかわいくて、愛おしくなる。

腐ったと思っていても、1年もたった後に、ひょっこり芽を出してくる。

本当にしたたかだ。

だから、マングローブはやめられない!(笑)


ここにもちゃんと「musim semi=春」が来ている。

Ayo menanam bakau!!

 
インドネシア語に「musim semi(ムシム スミ)」、春という言葉がある。

インドネシアは、赤道直下の常夏の国であるのに、

春という言葉があることを不思議に思っていた。

「musim」は「季節」という意味だが、「semi」を辞書で調べると「発芽」という意味だった。

「musim semi」は「発芽の季節=春」という意味なのだ。


2008年4月17日  植林してから1年と7ヶ月。

スカナ島にも「musim semi」が訪れた。

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小舟でスカナ島に近づくにつれて・・・

奥の緑の手前にうっすらと若葉色の集まりが見える・・・

もしかして・・・!?

そう、少し離れた小舟の上からも、マングローブたちの若葉色の葉の群集がハッキリと見える。

上陸し、その場所に近づいていくと・・・。

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新しくつけた若葉色の葉を空高く伸ばしている。

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雨季の海が荒れた厳しい季節を乗り越えて、

ついに 穏やかな春が、このスカナ島にもやってきた。

Ayo menanam bakau!!

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