あゆ太郎の徒然なるまま。

★★人間関係って難しいなー。でもめげないよ。★★

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とりあえず16

好きと言う気持ちはどこから来るんだろう?

『背が高いから』『顔がいいから』『優しいから』

あるドラマでの台詞でこんなのがあった。

「あなたはなぜ彼が好きなの?」

「優しくて親切で。。あと仕事に一生懸命で」

「理由があるうちは好きとは言えないんじゃないかな?好きになるのに理由はないよ」

その時は聞き流していたけど。

これは真理だと今なら思う。

友達に言われた言葉がそれを指している。
「今までそんな風だった?そんな彼のために!みたいなことしたことないじゃん。大体どこがいいのさ?」

うん。確かに今までと真逆。会わなくても平気だったし。
連絡なんてこっちからすることなんて数えるくらいだったし。

会わなくても平気じゃない。すぐに会いたくなる。
連絡もマメにする。
どこがいいか?
そんなの分かんないよ。

だって好きなんだもん。
って友達に答えたときに思い出したのが
この台詞。

そっか、やっぱり好きってことなんだな。理由なんて本当に分からないんだ。

彼は分からないけど。とにかく私は大好きなんだな。

ここまで飾らなくていい人って今までいたかな?
いや、いない。
最初は緊張したし背伸びもしてた。

でも。
今は自然体。何も飾らなくていい人。

そりゃ化粧したりお洒落はしたりもしますけど。

家にいるときのあの安心感は。
何物にも代えられない宝物のような時間と空間だ。

嫌いと言う気持ちの原因ははっきりしてる。
嫌なことされたり言われたり。

でも、好きってのは分からない。
べつに彼から甘い言葉を囁かれたわけでもないし。

一緒にいて楽しいってことは沢山あった。
でもそれだけじゃない何かがあったんだと思う。

その何かはいつか判明するんだろうか。

とりあえず15

仕事で上司に嫌われて、色々な場所に行き。

色々なトラブルにも遭ったけど。

それがなければ出会っていなかった。

辛いこと沢山あったし、会社辞めようかなって考えたこともあったけど。

色々なことがあって出逢えた人。

そして今まで打算で動いてきた自分をひっくり返してくれた人。

初めの頃はそんなことを考える余裕すらなかったけれども。


慣れてきた今だから実感できるのかもしれないけれど。

『ひとつでもお互いに選択が違ったら出会っていなかった人』

大切にしていきたいと思った。心の底から。

SMAPの曲の一節に
『君はいつも僕の薬箱さ』
ってあるけど。

私にとっての彼は正に薬箱。

癒しも貰える万能薬だ。どんなことがあっても離れない。

とりあえず14

それからお酒を飲んで昼寝して。

夕方食材買って、夕飯作って。

また飲んで。レンタルしてきた映画を観て。

二人でいられるだけで嬉しいってことがあるんだと思った。

こんな感覚は味わったことがなかった。

話すことはお互いの話だったり、どうでもいいような話だったり。
色々だけど。

目を見て相手の声を聞いて、それだけで幸せだと感じることができた。
(お酒の力も多分にあるとは思うけど)

夜中に目が覚めて、トイレに行って布団に戻って。
眠れそうもないから、タバコでも吸うか。
と起き上がったら、寝てるのに寝ぼけてるのか腰をホールドされて身動きも出来ず。

寝顔を見てるだけで、込み上げてくるこの気持ちはなんなんだろうな。。

この人のためならきっとなんでもやってしまうんだろう。

一緒にいるだけでいいって思える人は今まで出会っていなかった。



男を見るときは必ず「学歴・身長・年齢」がセットになっていたから。

『この人と付き合ったらとりあえずお金の苦労はないわ。』
とか考えてましたから。

浅はかな考えだったと本当に後悔する。

付き合うって打算では無理な相談でした。

学歴なんて年収なんて顔なんて全部関係ないよ。。って過去の自分をひっぱたいてやりたい。

でも、途中からやり直したら。1ヶ所でも違う道を選んでいたら。

この人とは出会えなかった。

偶然だとしても。出会えて良かったと心から思う。

とりあえず13

あれからあっという間に2か月が過ぎた。

映画を観た日から1か月。私は幸せだった。

幸せの後には必ず不幸が訪れることを忘れていた。

ある夜いつものようにメールをしていると

【明日大事な話があります】

嫌な予感が沸いた。

映画を観てご飯を食べて。

彼から手紙をもらった。

『色々考えたんですが、将来を思い描くことができない。
好きだけど、別れた方がいいと思う』

というような内容だった。

しばらく考ええてから、メールを送ることにした。

【悩ませてしまったことは本当に申し訳なかったと思ってます。
でも将来って?私はもう恋愛なんてできないと思っていたので、始まってしまったものを
止めることはできません。
もしかして私が結婚したがっていると思っているのだったら、残念ながらそれは望んでいません。
私のことが嫌いだったりいやだったりするのならあきらめるけど違うよね。
将来のことは誰にもわからないものだと思う。
もう少し付き合ってみて、それでもダメなら別れましょう。
せめて来年3月までは付き合ってください。お願いします。
夜遅くにごめんね。おやすみなさい】

返信はなかった。

結局2時間くらいしか眠れず、早朝から起きてしまった。
やっぱり会って話した方がいいのかもしれない。

絶対に彼も起きているはず。

【おはよう。今日野球終わったら会えるかな?】

案の定すぐに返信が来る。

【野球終わるの13:00だから14:00には待ち合わせできるよ】

【じゃ横浜にいるから出るときに連絡してね】

【オッケー】

家にいても悶々としてしまうし、親にも心配をかけてしまうと思い出かけることにする。

「今日は友達の家に行くから帰らないよ〜」

万が一泊まれなくてもネットカフェで過ごせばいい。

家を出て横浜に向かう。何をしても気もそぞろになると思い、パチンコ屋に入った。

彼もパチンコをするので切なくなってくる。

二人で散々やって『ちっとも出ない!!』と憤慨した台に座る。

10回転もせずに当たった。
最終的に27連荘。

朝一だったのでまだ12:30だった。疲れたし気分転換にもなったので都内に向かうことにする。

電車に乗ったらメールが来た。

【早く出られたよ。今どこ?】

【今横浜出たところだよ。新橋にする?日本橋にしよっか。高島屋で買い物してるよ。改札で待ってて】

【うん。改札に着いたら連絡するね】

たぶん私も彼もすごい緊張してる。どうなるかお互いに分からないから。

日本橋に着いて買い物をする。

彼の好きそうなケーキとパンを買う。

電話が鳴った。

「はいはい」

「着いたよ。買い物終わった?」

「うん。今行くね」

改札に彼を見つける。

「お待たせ。」

「何買ったの?」

「ケーキとパンだよ。今日勝ったから」

「マジ?いいね!祝杯揚げよう」

地下鉄に乗って、駅で降りてお酒を買いながら家に行く。
途中の会話は取り留めのないものだ。

家に入って
「お酒にする?ケーキにする?」

「暑いから飲みたいんじゃないの?」

「そだね。じゃ、飲もうか」

部屋着に着替えて飲み始める。
やっぱり謝らなきゃ。顔を見て。

でも泣きそうになってきた。顔を合わせるのはつらい・・・。

腕を首に巻き付けて抱き合うような格好になった。

「ごめんなさい。やっぱり別れることはできない。。半年は付き合って。おねがい」
どうにか声を絞り出す。気が付いたら泣いていた。

肩を掴まれ正面で向き合う。

「半年経って俺が別れたくないって言ったらどうするの?」

ん??意味が分からない。

「別れる必要があればってことだよ。私に別れるつもりは今現在でもこれっぽっちもないから」

「うん。分かった。じゃ俺は好きになってもいいんだね?」

「うん」

返事はしてみたものの宇宙人と会話をしている気分になってきた。

「私はしつこいようだけど別れる気なんてないし、正直恋愛をまたできるなんて思っていなかった。
今は本当に楽しく過ごしたいの。二度と泣きたくもないの」

「俺さ、不安だったんだ」

「なんで?何が不安なの?」

「遊ばれているんじゃないかと思ってた」

「そんな余裕はないよ。ドラマじゃないんだからね」

「そっか。もう言わないよ。」

私は思わず彼を抱きしめていた。




とりあえず12

映画は13:10〜の回にした。

メールを入れる。
【明日川崎でやってた。13:10の回でいい?】

【じゃ、待ち合わせは12:30に川崎駅でどうですか?】

【オッケー。じゃ、明日ね。おやすみなさい】

【楽しみにしてますね。おやすみなさい】

寝られるわけがない。明日映画で寝ることだけは避けたい。

どうにか寝ようとベッドに横になる。

が、考えることが多すぎて眠るには至らない。

もしかしたら幻想で、実は彼のことはそんなに好きなわけではないのでは?
とかありえない現実逃避に走り出す思考。

落ちつくためにお風呂に入ることにする。読書して気をそらす。
いつもなら出来ることが全然できない。文字が上滑りする。

気が付いたら12:00を過ぎている。本当に寝なくちゃ・・・。

気が付いたら寝ていたらしい。
起きたら6:30だった。まだ眠れる。が眠気はどこかに行ってしまった。

朝ご飯を作り、食べる。食欲は落ちない。悲しいことに。

そしてシャワーを浴びて出かける準備をする。
日差しが強いので化粧もする。

別に彼のためとかじゃなくて・・・。
いつもしないくせに言い訳ばかりが浮かんでくる。

そして川崎に到着。11:00だ。早い。早すぎる。

タバコの吸えるドトールに入って本を読む。読んでいるのは≪告白≫。
何回読んでも面白い。
がやはり意識は飛びがちだ。

外で普通にデートするのは本当に久しぶりなことに気が付く。
よく考えれば(考えなくても?)不毛な恋愛だったのだと思う。

やはり彼のことが好きなんだ。変なところでまた自分の気持ちを発見する。

気が付いたら12:20だった。慌てて改札に向かう。
川崎駅の改札は混んでいた。私は人込みで人を発見できないのだ。

きょろきょろできないので諦めて待つことにする。

「おはようございます」

彼が来た。

「おはよう。よく見つけられたね」

「すぐ分かりましたよ。オレ人を見つけるの得意なんです。」

「すごいね〜。私はダメなんだ。行こうか」

微妙な距離を取りつつ映画館に向かう。
話はアンソニー・ホプキンス繋がりで≪羊たちの沈黙≫のことになった。

観たことがないという。

「アレ、3部作だよ。面白いよ!おすすめだよ」

「ホラーじゃないですよね。」

「≪ハンニバル≫はスプラッタかもしれない・・・」

映画館に到着し、チケットを購入する。誘った手前私が払う。
お金を出そうとする彼を押しとどめた。

映画は思ったよりは面白かったが、アンソニー・ホプキンスの出番が少なかった。

映画の後、帰ろうと思ったがお腹がすいたので軽く何か食べようかという話になった。

川崎ではなく都内に出ることにし、電車に乗った。

「ご飯食べたらどうするんですか?」

「?帰るでしょ。なんで?」

「帰っちゃうんですか?」

腕を掴まれた。その瞬間に冗談ではなく体を電流が走った。

「どこかに行きたいの?」
そんなことはおくびにも出さず質問を返す。

「家に行きましょう。」

・・・。体は正直だ。立っているのが辛くなってくる。

「うん。」

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