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人間が自然を征服しようと考えても簡単に拒否されるが、人間が自然と共生したいとの思いは受け入れてくれるだけではなく、多大な恩恵を与えてくれるのは人類の歴史が証明している。 日本は河川のおかげで世界稀な水資源に恵まれていることを忘れているのではなかろうか。 そんな中でも九頭竜川流域に住む人たちは、河川との共生を試行錯誤しながら図ってきた人々のようだ。 流れをコンクリートで抑え付けるのではなく、自然の流れに逆らわない工夫で水位を変えている。 写真は水を取り入れるために約2メートルの人口堰であるが完全に止めることなく水位をあげる設備。 これは堤防にテトラポッド平らにを組み、増水時にも水の抵抗を和らげるだけでなく、土手の流失を防ぎ平水時には水生動物の隠れ場所となり鳥などの天敵からも身を守れる。 写真右下には、増水時に流されたのであろうブロックやテトラが見えるが、何度かの増水で下流域までに砂利となってしまう間も河床を守り流れを調節するリサイクルのようなものだ。 これも、水生動物には餌場を確保する役目を果たしている。 九頭竜川の本領発揮はこの河川敷の管理状況です。 一番外側は、土砂を転圧しその外側をコンクリートで固め大洪水にも耐えられるものとし、内側に広い控え堤を設置して通常の増水や小さな洪水を制御しているのが判ります。 そして、もっとも素晴らしいのは、水際の雑木ですが、日本中に観られる真っ直ぐにコンクリートで造った護岸ではないことです。 自然の意のままに流れることにより、自然浄化された水の恩恵を受けられるのです。 水際をコンクリートで固める弊害こそ、自然との共生を拒否している人間の傲慢さなのです。 それが水生動物を絶滅させ、将来人間が絶滅する原因になるのです。 水の力をそのまま受け止めようとするのは、愚の骨頂です。 全国の河川管理者は、九頭竜川流域での水害の少ない理由を勉強すべきです。 「道路財源で河川を整備してくれ〜」と言いたい爺の戯言でした。 最後に九頭竜川は「日本一の川」だと保証しながら河川関係者の努力に感謝します。
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