ここから本文です
長良川のアユ日記
長良川の釣り日記をとおして季節の移ろいを感じてみませんか

書庫全体表示

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

イメージ 12

イメージ 13

イメージ 14

タモ作りもいよいよ最終段階が近づいてきました。
塗装前の工程です。
携帯の写真なので画像が見にくいと思います。ご勘弁を。


々喙茲蠅靴深角を木柄の太さに近づけるよう削っていきます。
木から鹿角への線が自然な感じになるように気をつけて削ります。


⊆,冒澗里縫汽鵐疋據璽僉爾鬚けます。
まず100番のペーパーで軽く擦ってナイフやヤスリの削り跡を取る程度に磨きます。
次に400番のペーパーで仕上げます。
塗装前はこの程度の磨きでOKです。

このまま塗装に入ってもいいのですが、柄にアクセントをつけるために籐を巻きます。
市販で良い籐が売ってありますのでこれを使います。
太さは色々あり、今回は細ものを使いました。細ければ細いほど仕上がりは綺麗です。


ごき始めは籐の端を2回しくらい押さえ込んでからナイフで余分をカットして巻き始めます。


ゴき終わりは、爪楊枝を使って2巻きぶんくらい隙間を作り、そこに巻き終わりになる端を通して締め、余分をナイフでカットします。
巻き始め巻き終わりがほつれそうなら木工用瞬間接着剤で止めます。

Υき上がりはこんな感じになります。
巻く幅にアクセントを加えながら何箇所か巻きます。
今回は広い巻き2箇所の間に狭い巻き2箇所を入れました。

Ъ角との継ぎ目にも少し巻いてやると、もし継ぎ目がしっくりいってなかった場合の荒隠しにもなります。
このとき注意することは巻いたとき籐の頭(高い部分)と鹿角が平面状になるように、ナイフを使って鹿角接合部の木柄部分をわずかに削り込んでやります。そうすると、写真のように籐の頭と鹿角の面が滑らかになります。
タモを腰へ抜き差しするときに引っかかりません。まあここまでやることもないですが・・・。


┫き終わったら、サンドペーパーの400番で籐を擦り、表面を少しなだらかにします。
その後、籐の間に詰まった削りカスを歯ブラシ等で綺麗に落とします。


塗装の準備にかかります。
鹿角に塗料が着かないようにマスキングします。


鹿角の部分に針金を結び、マスキングのついでに固定して、乾燥時にぶら下げるための輪を作ります。
鹿角を付けた場合はこの角が塗装時に持つ握りになります。
角がない場合は持つ場所がないので、写真左側のようなねじくぎを付けた握りを自作、これを柄尻にねじ込んで握り部分にしています。
これで塗装の下準備が完了しました。


いよいよ塗装ですが、準備するのは1塗料のカシュー、2カシュー薄め液又はテレピン油(ラッカーシンナーは感想が早すぎてダメ)、3漆刷毛(普段は海苔の缶にぶら下げ、底にためた薄め液に毛先が着くようにして刷毛が固まってしまうのを防いでいます。)、4カシューを薄めるときの陶器またはガラス製のやや深い小皿を準備します。


今回は柄の節を少し目立たせるために次のような作業を行います。
まず濃い目の色の透色カシューをやや薄めに溶いて柄の部分だけにサッと塗り、節や削った部分にしみこんだらウエスでふき取ります。このとき枠の部分には塗らないことです。あくまで柄にある節の跡を目立たせる目的です。
この時点ではこんな感じの色になります。

ここで、カシューを缶から薄め皿に出すときの注意ですが、缶のふたを取るのを繰り返すとそのうち密閉できなくなったち、空気・ゴミが入ったりして表面が硬化したりダマが出来たりします。
そこで、僕がやっている方法は、カシューのフタは開けないように、缶をひっくり返して両端に釘で穴を開け、そこに竹串を差し込んで栓をします。カシューを出すときは栓を取り、缶を傾け片方の穴から注ぎ出します。穴が一つだとカシューは出ません。
この方法だと最後の一滴まで使いきることができますよ。


次に淡透色のカシューを全体に塗ります。
この時点で全体に少し艶が乗った感じです。
カシューの濃度はカシュー対薄め液を1:1くらいを基準に粘度を調整します。
薄すぎるとダレたり、乗りが薄くなりますし、濃すぎるとムラの元です。


最初の塗りはとりあえずここまで、握りにつけたワッカを釘にぶら下げて乾燥に入ります。
左から2番目が今塗ったタモです。
その奥にあるのが6回ほど塗ったもの、一番右に見えるのが塗りを10回ほど重ね、その間に3回研いで仕上げ塗りを完了したタモです。
今日塗り始めたタモも最終的にはこんな色になります。
尚、一番手前に見えるタモは透色だけで塗り重ね、仕上げを待つタモです。


さて、今日塗り始めたタモ、この後は乾燥状況によって毎日、或いは1日おきに1回の割合で淡透色のカシューを塗り重ねていきます。


途中でムラを取るために水ペーパーの1000番を使い数度研ぎます。
そうすることで、塗料の厚さも調節ででき、深みのある色を出すこともできます。


最終的には気に入ったところでストップし、仕上げにコンパウンドで磨き上げます。
つや消しを望むならやや粗目のコンパウンドを用い、つや有を望むならその後極細かいコンパウンドでつやを出してやります。


塗装を始めてから完成までには、寒いこの時期で約半月はかかります。
それぞれの塗りで塗料が完全に乾いてから次の塗りに移るように気をつけましょう。
研ぐときはより乾燥に注意しましょう。


タモ作りの工程は以上のとおりです。
今回作ったタモが完成したらまたお披露目します。
長い長い記事にお付き合いありがとうございました。



「にほんブログ村」エントリー中です。クリックしてくださいネ!
     アユ釣りブログ → https://fishing.blogmura.com/ayuturi/

  • 顔アイコン

    いやーはや!!すごい。
    天然木タモの作り方
    こんな親切な製作工程・・・ありがとうございました。
    大いに参考になりました。
    早速、タモ作りに挑戦します。
    ますますのご活躍を!!!

    [ kum**ayajii** ]

    2009/1/20(火) 午後 6:27

  • 顔アイコン

    さすがプロ、手が込んでますね。
    私も冬場のひまつぶしに、いいかげん手抜きですが作ってみたことがあります、
    2月に原木を切り出して型をつけて乾燥させて、
    翌年の冬場に何回も塗り重ねて作ったことを思い出します。
    そんなにもたないかと思っていましたが、
    いがいと天然枠は思ったより丈夫で、15年ほど使っています。
    鹿はよう取りませんので角は付けてないですが重さも軽く、さすが天然物です。使っているうちに愛着がわいてきます。
    何時か、腰に挿したタモに釣ったアマゴを抜きいれるわざを覚えたいですね。

    [ ajiyoshi_001 ]

    2009/1/20(火) 午後 9:43

  • 顔アイコン

    kumagayajiijiさんありがとうございます。
    ぜひ作ってください。
    今後ともよろしくお願いします。

    あゆきち

    2009/1/21(水) 午前 10:09

  • 顔アイコン

    ajiyoshiさん、ご無沙汰しています。
    天然木はそれなりにいいですね。
    使い込むほどに手にしっくり来ます。
    今年もよろしくお願いします。

    あゆきち

    2009/1/21(水) 午前 10:11

  • 顔アイコン

    あゆきちさんにお願いがあります。
    天然木タモの作り方(最終編)で終わらず、タモ網付けまでアップしていただければ、最高です。いま流行の玉網ピン付け法などもご教授下さい。あゆきちさんの取り付け方法は、さぞ的を得た方法に違いないと思っています。・・・・・・・・勝手なお願いですいません。

    [ kum**ayajii** ]

    2009/1/21(水) 午後 7:32

  • 顔アイコン

    kumagayajiijiさん、了解です。
    いずれ網の仕付けをしますので、そのときアップします。
    今塗りあがっているタモ枠も、まだ完全に硬化していませんので、もう少し先になります。
    もちろんピン付けでやる予定です。
    しばらくお待ちください。

    あゆきち

    2009/1/22(木) 午前 0:02

  • 顔アイコン

    足跡からお伺いしました。
    私もタモは原木の切り出しから行っていて懐かしく見させて頂きました。こちらでは榧(ガヤ)の木は石灰質の土壌の所に多くみられます。

    もうかれこれ10年近くは造ってません。前回切り出しに行った時、たまたま柄の部分に葛巻があり仕上げたみましたが、実用向きではなく観賞用の自己満足の何者でもありませんでした。今も家の中に網を付け飾ってるだけです。

    まだ予備があるので腰が重いんですが今年の冬には一度切り出しに思ってます。私は木なりで造るので削るのは枝の合わせ部分と柄の元ぐらいでしょうか。榧独特の節のコブもそのまま利用してます。鮎用ですから36僂ほとんどです。

    一つお聞きしたいのですが塗る塗料ですが木目を生かしたい為にカシューのクリアーを使ってましたが経年変化で黄色く変色するので今度はウレタン塗料でと考えてますが・・・・どうなんでしょう?

    いごっそう

    2009/1/22(木) 午後 7:42

  • 顔アイコン

    いごっそうさん、ようこそお越しくださいました。
    僕もこのたびのタモ作りは十数年ぶりです。
    塗料はカシューしか使ったことがなく、また、カシューもクリアーやネオクリアーはトッコの尻に螺鈿を張ったときの押さえくらいしか使いませんのでよくわかりません。
    お答えにならず、ごめんなさい。

    あゆきち

    2009/1/22(木) 午後 11:10

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事