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このブログの中の狩猟のブログへのリンクページに、ご意見をいただきました。
貴重なご意見であり、種の多様性と言う面から考えれるとまさに理想的なご意見でした。
しかし、今我々内水面漁業の関係者が直面しているカワウやカワアイサといった魚食性鳥類による食害が、我々が聞き及んでいる限りではかつて経験したことのないほど深刻なものであることも事実です。
ここでは僕が行っているカワウの駆除や、カワアイサの調査捕獲について考え方を述べたいと思います。
賛否両論あろうかとは思いますが、内水面漁業にとっては放っては置けない問題であることをご理解いただきたいと思います。
長良川にも1990年代後半になるとカワウが飛来するようになりました。
カワウは一時全国で300羽まで生息数を減らし、以後手厚く保護されてきましたが、現在では十数万羽まで増えたとされています。この地域へは特に冬場大挙して飛来し、わがもの顔で魚類を食い漁るようになってきました。当時は狩猟鳥獣でなかったため漁協は有害鳥獣駆除申請を行って猟友会に駆除を委託してきたが、射程距離の短い散弾銃では効果的な駆除ができない状況が続いていました。花火を使っての追い払いも試みましたが、蝿を追い払うようなものでなかなか成果が上がりませんでした。
何とかできないかと思案を重ねていたころ、高性能エアライフルによる効果的な駆除方法があるとの情報を得て、早速公安委員会の猟銃等講習会を受講し、高性能エアライフル(プリチャージ式空気銃)の所持許可を取得、狩猟免許も受けて猟期中におけるカワウ補殺に乗り出しました。漁業関係者の度重なる陳情によりカワウが狩猟鳥獣に指定されたことも僕が駆除に乗り出す気持ちを後押ししてくれました。
今では11月15日から2月15日までの狩猟期間中のみならず、有害鳥獣捕獲隊員として狩猟期間以外もカワウの補殺駆除に精を出しています。
カワウ対策としてはカワウのコロニー(営巣地)を叩く「シャープシューティング」と言う駆除方法があり、鳥類の駆除技術専門家によるコロニー(営巣地)における徹底したカワウの捕殺手法であり、琵琶湖の竹生島等では効果を上げているとのことですが、長良川上流には幸いにも未だねぐらやコロニーはありません。当地のような飛来地においてはやはりマメに巡回しながらカワウを捕殺あるいは着弾により追い払って川へ寄せ付けない方法をとるのが最良の方法であると思います。
今、岐阜県では「カワウ対策研究会」を立ち上げて漁業被害を軽減するための駆除等の指針作りを始められています。構成委員にはカワウや魚類の専門家、鳥獣害の専門家、駆除の専門家や河川管理者、漁業者等からなっています。新しい効果的な指針が示されることを願っています。
生物としてのカワウに罪はないのでしょうが、そうも言っておられません。本当ならば、生態系全体のバランスによって上手く保たれるべき生息数なのだと思うが、そのバランスが崩れてきており、カワウもそのうちの一つなのだろう。関係者一同知恵を出し合って漁業被害を最小限にくいとどめなければならないと思います。
昨今、カワウに加えて問題視されているのがカワアイサという大型の魚食性カモで、冬場に百羽以上が飛来して河川の魚を食い荒らしています。長野県の諏訪湖でワカサギの食害が問題となっている鳥です。冬場になると日本へ飛来する渡り鳥だとのことですが、北海道では留鳥化して繁殖する固体もあるらしい。岐阜県でも飛騨地方の河川では夏場も留まるものがあると聞いている。
この鳥のやっかいなところは、カワウが淵など流れの緩やかな場所で魚を獲るのに対し、カワアイサは瀬でも淵でもお構いなしに潜って魚を捕食する傾向があり、カワウ以上の食害が懸念されています。数年前から飛来調査を実施して調査捕獲申請を行い、許可をもらって撃ってみました。早速解剖して消化器官を調べたところ、アマゴやウグイ、オイカワ、ニゴイなどをたらふく食べていました。
カワアイサは当地へ飛来後は移動距離も短く、常時数羽から十数羽の群れで行動するため魚類の食害についてはカワウ以上に深刻となってきている。データを蓄積しながら、このカワアイサについても狩猟鳥化を訴えていかなければならないと考えています。
カワウ被害の二の舞になるのはご免こうむりたいものです。
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