水の中の懲りない面々

魚や自然、ついでに懲りないオジさんの趣味も! 個人のブログです。自分の日記を公開している感覚なので「オヤジの寝言」と思って読むこ

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アユモドキまた死んだ

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1月21日岡山市内のアユモドキ産卵場から数100m下流の用水でまた魚が大量死!!! アユモドキが5匹含まれていた。ひれ・顎・エラなどが赤くなっているのは充血〜皮下出血だ! 

原因は、中区農林水産振興課が発注した用水路改修工事の現場から出た強アルカリ性の排水。

昨日の朝、岡山市がマスコミを集めて公表した。

午後から岡山市教育委員会(文化財課)のアユモドキの会合があり、出された資料を見てこれまたビックリ! マスコミ用の資料にはウソは書かれていないが、公表されていない事実が多く、何とも歯切れの悪い灰色答弁になっている。

工事前にアユモドキを含む淡水魚を捕獲して移動させるために、文化庁に現状変更の許可申請を出しているが、急ぐ工事だったらしく、県の文化財課が国に特別にお願いして手続きを急がせている。

申請書には、片側を通水させて工事を行うと書かれているが、実際には用水路を完全にせき止めて、30cmのパイプ2本で通水を確保していた(このことさえ、天然記念物の生息場所ではありえないことだが・・ ・・・ )  国に提出する申請書とは異なる工法で工事を行ったのだ。これで天然記念物を5匹(実際には多数)滅失させたのだから、国に口添えした県の文化財課は完全に「面目丸つぶれ」となりカンカンだ。
県のお役人はいつになく強い口調で、国に報告したときの様子や国からの指導を伝えた。文化庁は、「天然記念物の生息地でこのような事件が起こるなど、聞いたこともない」とカンカンだったそうだ。ま、当然だろう。

文化財課に問い質したところによると、工事に先立ってアユモドキの捕獲・移動するのは工事の業者だという。冬に石垣の中にいるアユモドキを捕獲するなど、素人にできる業ではない。ではなぜ文化財課は現状変更手続きをしてまで業者にやらせようとしたのか? これはつまり、「単なる形式上の儀式」くらいにしか考えていないからなのだ。事実、工事中の状態を見に行っていない。全く監視していないのだ。事前に学識経験者とか当会に相談すべきだが、誰にも相談せぬまま工事の施行許可が出てしまった。

会合ではアユモドキ(いや、水の中の生き物すべて)のことなどまったく考慮していないのが見え見えの答弁だった(文化財課には埋蔵文化財を扱う人ばかりで生物が専門の人はいない)。無関心な連中が天然記念物の管理を形式上やっているわけだから、こうも簡単に生息場所での工事を許可してしまうんだろう。

事件直後、当会会員のKb氏が件の農林水産振興課にTELしたところ、「ちゃんとやるべきことはやっている」「自然に考慮した工法で行った」「きちんと手続きもとっている」という言い訳ばかりで、「許可さえ取ればアユモドキが死のうがどうなろうと自分達には責任はない」、ってな口調だったそうだ。TELのあとで、Kb氏がふと気付いたのは、「今後このようなことがないよう、気をつけます」みたいな、謝罪とか反省を表す言葉は一切なかったそうだ。

岡山大学理学部で工事区間のすぐ下流で採取した水を分析したところ、アルミニウムが20倍くらいに増加していた。またカルシウム・カリウム・鉄も2倍〜数倍に(ただしこれは公式な報告書に使用できる検査方法ではないとのことだが大きく狂っているわけではない)。環境保全課からの正式な報告ではpH9.2とあったが、元素は調べていない。「アルカリが原因と分かっているのだからそんなものは必要ない」といっていた。県のお役人によると、アルミニウムの量は魚にとっての危険域を超えているとのことだった。市役所の中ではかばいあうので、課同士で攻撃しあうことはない。なるたけ穏便に済ませたいので、人々の記憶から消える日を待っている。会合の資料には、大学での分析結果が添付されていたが、マスコミ用の資料には環境保全課からの正式報告(pH DO BOD COD と農薬が検出されなかったこと)だけだった。
委員の1人から、「マスコミには大学での分析結果は公表しないのか?」という質問が出たが「正式ではないものは出せないし、もうアルカリが原因だと判明してるんだから不要だ」との回答だった。マスコミが喜びそうな資料だと思うけど・・・ 。

別の委員から、「マスコミ用の資料に“pHが低いこと以外には異常はなかった”と書いてあるが、こんな風に断言してしまってよいのか?」「“前日の降水と湧き水が越流の原因”としているが、自然現象のせいにするのはいかがなものか?」との意見があった。
文化庁長官あての始末書みたいな報告書には、「湧水が多いのでポンプで排水しながら工事した」とある。この排水をどこに流したのか聞いたところ、文化財課は工事区間の下流へ流したのだろうと答えた。ということは、雨で越流しなくたって、ポンプでくみ出して流してるんじゃん !!! 工事区間内の水は pH 12で、これを下流の水位が極端に下がっているところに直接流し込まれりゃ、魚はイチコロだわな!?!

工事区間のすぐ下流にはにはアク・泡が浮いていて、死魚が浮いた区間の下流の堰でせき止められていたので、さらに下流は干上がっていたそうだ。工事後に堰を落としてアルカリの水を流せばさらに下流の魚が死んだはずだ。そして浮いているアク・泡が溶け込めばさらに魚が死ぬ。

今回の問題点は
1.文化財課の無関心とずさんな許認可
2.農林水産振興課が申請内容とは別の工法で工事を行った
3.天然記念物生息地の工事でありながら学識経験者や自然保護団体に相談しなかった
といったところに集約されるだろう

一言声をかけてくれたら、魚巣ブロックを入れるとか、セメントの底張りに段差(砂だまり)をつけるとか、工夫できたはずだ。ここを平坦なコンクリート床にしたことが、今後の遡上にかなりの悪影響をもたらすことは必至だ。

閉じる コメント(3)

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Ca K 「そのもの」は、このくらいの濃度なら水に溶けていても魚には影響ありませんが、溶けていること自体により強アルカリ性!!!になります。中和するか、吸い上げてから処理して捨てる必要があります。Fe はセメントには必需の成分です。濁水処理プラント・沈殿槽・抜気設備のことなど、nar*pi*s さんの爪の垢かへそのゴマを農林水産振興課に煎じて飲ませてやってください。

2010/2/22(月) 午後 5:35 ayu**doki*okay*ma

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ひどい状態ですね。
、法と正義の名において加害者は適切な裁きを受けるべきと思います。
沢山のトラックバックをお許しください。
宜しくお願いします。

2010/3/1(月) 午後 7:09 [ 底質汚染 ]

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たくさんのトラックバックうっていただいてありがとうございます。

2010/3/8(月) 午後 2:48 ayu**doki*okay*ma

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