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桜を見せたかったな…
主治医の先生は、3月いっぱいがめど、4月を迎えることは、まず無理と言っていたけど、ママは結構元気だったし、絶対元気になって家に帰すと方々走り回っていたので、桜は見せられると思っていました。いや、絶対に見せると思っていました。心配していたのは、ママの体調が、外出できる状態になっているかな?ぐらい。
でも、結局、3月12日に他界。全くの力不足でした。
さて…
ママが亡くなり、葬儀に使うママの写真を探すため、パソコンを開いたけど、意識もうろうの私。その場で考える時間もなかったので、プリントアウト。小さい顔でも、データで渡したら結構引き延ばせるかもと思い、ざっと現像済みだったものを拾って、結局100枚近くプリントアウトして、ママが眠る葬儀会館に持って行きました。
しかし、これらの写真が、当初の目的以上の働きをしてくれました。葬儀を担当してくれたスタッフの方が、テーブルの片隅に置いていたこの写真を見て、「葬儀に飾りましょうか?」と声をかけてくれ、ボードに100枚近くもある写真を貼ってくれ、来てくれた親族や友人知人たちと、いろいろな思い出を語ることができました。出棺の時には、ママの棺に入れてもらい、ママに持って行ってもらいました。
葬儀は家族親族葬。
家族親族葬は、ママのお母さんが、ママが存命の時にちらと話していたので、その願いを叶えてあげたいと言う思いで行いました。私の父も兄も賛同してくれました。ママと関わった方がお別れしたいのでは?という意見もありましたが、結果的には、そういった方も会いに来てくれて、問題はありませんでした。
ママのきょうだい家族はもちろんですが、私のきょうだい、父母のきょうだい家族、その孫までが来てくれて、ママのために泣いてくれました。私の父母が、そのきょうだいと仲が良いこともありますが、ほとんどが、ママと過ごした時間がある方々。それだけに、みんなの思いがとてもうれしかったです。
ママが勤めていた会社の上司や友人も駆けつけてくれました。ママの同僚から、少し前に電話で「14日ぐらいに退院できるかも」とママが話していたと聞きました。ママの会社からは、パートだったママに、献花を二つ、多額の香典もいただきました。会社の規定だとは思いますが、すごくかわいがってもらっていた話を聞いていたので、がんばっていたママだったからこそ…なんて思いました。
キャンプ仲間も来てくれました。最近の様子もこの日のことも、直接伝えていなかったのにも関わらず、知って駆け付けてくれました。
サッカーでお世話になっているお母さんや子どもたちも来てくれました。お参りの仕方も知らない子どもたちの精いっぱいの姿が、私を笑顔にしてくれました。
葬儀の直前には、知らせてなかった大志のコーチも…。今月20日にカップ戦があります。優勝すれば、カップは大志がもらえる番。ママは、その日をずっと楽しみにしていました。コーチが、「絶対にカップを取ります」と言ってくれて、そのお気持ちに思わず大泣きしてしまいました。普段上手下手関係なく、全員の子どもたちを出場させるコーチが、「ベストメンバーでカップを取りに行きます」と。そのお気持ちだけで十分。20日は、いつも通り、みんなを使ってあげてほしいと思うので、またその時に気持ちを伝えようとは思います。
ママと懇意にしてくれた人たちが来てくれる度に、涙が流れる流れる…。いい年したおっちゃんが、この三日間でどんだけ涙が出たのか…。
葬儀自体は、家族親族葬と言っても最大限できることをしました。存命中は、自分に全くお金をかけずに、何年も同じ服を着ていたママちゃんに、存分にお金を使ってほしいと思い、結果的に家族親族葬とは思えない金額にはなりましたが。
でも、フロアー自体が貸切となり、泊まる部屋や食事する部屋、寝泊りできるキッズルームもあって、良かったかな。他に通夜がないということで、安置する場所も泊まる部屋にしてもらったり、家族親族葬だからこそできるゆったりとした時間の中、ママと過ごしたりと、話し出すと切りがないぐらい、良かったと思えるところがたくさんありました。
服も、長女と二人で新しい服と靴を買ってきてあげて、着せてあげることができました(最近は、洋服を着せて送り出す人も多いとかで着せることができました)。
先の写真の話もそうですが、葬儀を担当してくれた方が、ほんとによくしてくれました。丁寧な説明と女性らしい気配り。若い方でしたが、とてもよくしてもらいました。葬儀社自体のサービスもとても良くて、ママのお家での居場所も素敵な状態にしてくれました。49日までお花も定期的に替えに来てくれるとか。プランの一つではあるのですが、ここまで丁寧にしてくれるのかとうれしく思いました。
自宅周辺の葬儀屋の知識が全くなく、ネットで調べて出てきた葬儀屋でしたが、とてもすばらしい時間を過ごすことができました。集まってくれた人たちも含め、ママの人徳の賜物かなと思います。
久しぶりに家に帰ってきたママ。
これからは、家で毎日会えるね…と自分に言い聞かせているのですが…。
会いたい、一緒にいたい、話をもっとしたい…。
ママを通して子どもたちを見、子どもたちを通してママを見ていたような日々だったので、これから心から笑える日はないのだろうなと思うことも。
結婚式のサービスでついていた宿泊券(年に1回使えて10枚あります)は、結局、2枚残して終わりました。
最後の年は、結婚式を挙げたホテルに泊まろうと言っていたのに果たせませんでした。
コメントありがとうございます。本来ならおひとりおひとりお返事したいところですが、しばらくはできそうにありません。
けれども、おひとりおひとりのお言葉をありがたく読ませていただいています。ありがとうございます。
☆一期一会☆
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