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ついに、福島第一原発事故絡みで、鍾乳洞の事が記事になってしまいました。 原発周辺の地図が出てくるたびに、あぶくま洞のある「田村市」が、30km範囲に一部入っているのが、かなり気になっていたのですが… (時事ドットコム「90キロ離れても「客はゼロ」=記念館、鍾乳洞、沈む観光地−福島」2011/04/04 04:57 より抜粋) 年間30万人が訪れる田村市のあぶくま洞。地震発生時、洞内に観光客はおらず、係員2人にけがはなく、鍾乳石1カ所の先端が折れるなどしただけで済んだ。しかし、道路が通行止めとなり営業休止に追い込まれ、ゴールデンウイークの再開も難しい状況だ。あぶくま洞は原発30キロ圏外にあるが、管理事務所の吉田典良所長は「市全体が屋内退避圏だと思われていないか心配だ」と話し、再開後の不安は払拭(ふっしょく)できない。
自分が訪れた時(2002年11月)は、あぶくま洞は市町村合併(2005年3月)前の「滝根町」に属していました。 町ぐるみで鍾乳洞を大切にしている感が伝わってくる、大変「好感の持てる鍾乳洞」でした。おそらく、市町村合併後の今でも、地元に大切にされている事と思います。 あぶくま洞そのものも、規模・美しさともに、日本でトップクラスの観光鍾乳洞です。 世間の知名度では、圧倒的に「秋芳洞」がトップだと思いますが、観光鍾乳洞としての魅力では、あぶくま洞の方が上だと個人的には思っています。 (以下、山口県の方&秋芳洞推しの方に対するフォロー) 秋芳洞は「大きい」のですが、ただ大きな空洞という印象が強く、鍾乳石の魅力には欠けるというのが個人的印象です。決してお薦めできない鍾乳洞という訳ではないのですが、単体の鍾乳洞としてであれば、あぶくま洞の方がより「お薦め」です。秋吉台や、周辺の博物館等を考慮すると、また話は違ってきます。 あぶくま洞が地震でもほとんど無事であった事、死傷した人がいなかった事は、不幸中の幸いでした。 ただ、別の意味で「あの広さで、当時洞内に誰も観光客がいなかったってどうよ?」というツッコミは、したくなるところですが… 現時点(2011年4月5日)では、あぶくま洞に行こうにも、道路でなくても交通手段がありません。 磐越東線が、最寄り駅(神俣駅)まで行ってくれませんので…(4月中旬には運転が再開される見込みのようです) しかも、これだけの規模の鍾乳洞では珍しいのですが、現地までの交通機関が「タクシー」しかないのです(普通は1日数本でも、バス程度は走っているものなのですが)。 道路が復旧し、タクシーもあれば、なんとか現地にたどり着く事はできそうです。 (電力状況は不明ですが、照明は大丈夫なのでしょうか?真っ暗では観光鍾乳洞営業は無理ですよ…) 一番の心配は、記事にもある通り、やはり原発の影響でしょう。 よく「風評」被害という言葉が使われていますが、現地は通常より(それなりに)放射線濃度が高いわけですから、「風評」という言葉は、厳密には正しくありません。 ちょっと日帰りで行く程度では大丈夫、とも言いたくなりますが… 実はあぶくま洞は、確かに福島第一原発の30km圏内には入っていませんが、「ぎりぎり」入っていないだけなのです。福島第一原発からの直線距離は、約33kmです。 いくら「30km圏外」だからといって、特に家族連れでは、積極的に観光に行く気分になれる距離ではないでしょう。 この先、福島第一原発がどのような状況になるのか、最悪の事態だけは免れて欲しいと祈りつつも、流れてくるのは不安を助長させるニュースばかりです。 もし、あぶくま洞という素晴らしい自然の芸術を鑑賞する機会を、福島第一原発事故が奪ってしまったとしたら…鍾乳洞好きとしては、許し難い事です。
それは、単に「鍾乳洞に入れなくなる」という事だけではなく、地元で、鍾乳洞とともに暮らしてきた人の生活をも、奪う事になるからです。 鍾乳洞の素晴らしさの半分は、それを大切にする地元の人たちからできていると(自分は)思っています。 両方の素晴らしさを兼ね備えたあぶくま洞、頑張って欲しいです! |
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3.11の地震であぶくま洞はどうなったのかって
ずっと気になってました。
洞内がつぶれ崩れてしまってたら…と思って不安でしたよ。
よかったです。無事で。
鍾乳石1本ですら,ものすご〜く貴重のものなので,まるっきりの「無事」ではないですが。
Azuriteさん,情報をありがとうござました。ほっとしました。
放射能の影響が全くなくなった100年先も1000年先にも
鍾乳洞には人類のそばに存在し続けて欲しいです。
あぶくま洞,本当に素晴しいですから。
2011/4/9(土) 午後 10:39
意外と鍾乳洞は、地震に強いのかもしれません。
岩手の龍泉洞も、地底湖の透明度が落ちただけで、ほぼ無事らしいですし。
たまに落盤で閉洞してしまうケースもありますが、
「赤字」でつぶれてしまう方が、大多数かと思います。
当初は、津波被害もあった岩泉町の方を心配していたのですが、
今は田村市の方が、はるかに心配です。
もう若くありませんので(苦笑)、原発が落ち着いたら、
応援の意味も込めて、あぶくま洞に行きたいと思っています。
2011/4/10(日) 午前 0:04
今回の被害地域に素晴らしい鍾乳洞があるのですね。
どちらも「鍾乳洞」としては無事だったようでよかったです。
でも今後「観光鍾乳洞」としてやっていけるかどうか、
ということですね。
ここで、一つ間抜けなコメントを・・・。洞内にいる分には
野外を観光するより放射線が遮られていいかも。
鍾乳洞ではなくて火山岩地帯の洞窟なんかだと
岩石から出る自然放射線が多いところもありますが。
私はあまり東北地方を観光していないのですが、
水族館の「アクアマリン福島」に行ったことがあります。
今回の地震・原発事故で津波被害もあり、水・電力供給が止まり、
大型の哺乳類だけ他の水族館に移したというニュースを見ました。
大半の魚は死んでしまっただろうし、再開は無理なんじゃないかな
と思いました。調べてみたら、復興に向けて頑張っている様子が
Yahoo!ブログに書かれていました。
2011/4/10(日) 午後 3:15
福島にもありますが、岩手は観光鍾乳洞が多数あります。
龍泉洞・龍泉新洞を別々にして、9ヶ所行っています。
(うち1ヶ所は実質赤字の為、閉洞しているはずです)
洞内放射線は私も思ったのですが、
逆に一度洞内に入り込むと厄介かなと危惧しています。
空気の入れ替わりは少ないと思いますので…
「アクアマリンふくしま」は、いわき市ですよね?
あの水族館の記事は、読んでいて本当に辛い気持ちになりました。
(実は仕事で、いわき市の地図をいじっていた事があったので、真っ先に「あそこだ!」と分かりました)
確か、全国の水族館が、動物たちの避難に協力していましたよね。
きっと、全国の水族館が支援を行うはずです。
鍾乳洞と同様、観光客あっての施設ですから、応援したいです。
2011/4/11(月) 午前 0:09
自分は茨城県住まいですが、子供の時に家族で連れて行ってもらって以来、久々に友人と訪れました。
その時にこれからも来ようと決めているほど好きな観光鍾乳洞です。
津波は自然災害ですが、安全不備の原発事故は人災であり、それによっての痛手は甚大です。
ともあれ早く復興して放射能の心配もなくまた鍾乳洞に行ける日を待ち望みます。
2011/7/31(日) 午前 11:47 [ roz*ri*735* ]
コメントどうもありがとうございます。
あぶくま洞は本当に素晴らしいです(私は2度訪れています)。
万が一閉洞されたら、地域的だけでなく、日本の観光鍾乳洞的にも、
大変損失の大きい事だと思っています。
茨城県も、福島の事故が他人事ではない地域かと思います。
1日も早い事故の収束を願うばかりです。
2011/7/31(日) 午後 1:39
はじめまして。10/28金午後に、あぶくま洞に行きました。洞内は美しく、何の問題もありません。しかし、人が入っていません。私たちのほかに二人見ただけでした。たいへんな危機感を覚えました。
2011/10/31(月) 午後 0:02
コメントどうもありがとうございます。
平日の鍾乳洞は、閑散としているものです。
(同じく金曜日午後の「3.11」の際も、観光客はいないようでしたし…)
しかし、この状況ですと、休日等も観光客は少なそうですね。
照明代等、営業していれば、必ず一定の出費はあるはずですので、
この先経営が大丈夫か、不安になってきます。
2011/11/1(火) 午前 0:49
昔、部活の遠征がてら、あぶくま洞行きました。あぶくま洞、応援してる。
2012/2/20(月) 午後 11:13 [ シャリ ]
コメントどうもありがとうございます!
私は、あぶくま洞、春になったら行こうと思っています!
3度目の訪問ですが、またあの素晴らしい鍾乳石に会いたいです。
2012/2/20(月) 午後 11:50
今日 行ってきました。二度目です。外は寒かったですが、思ったより 観光客もいて、少し安心しました。お蕎麦が美味しかったです。応援しています、また伺います。
2012/3/19(月) 午後 9:10 [ maj*ma*o2*11 ]
コメントどうもありがとうございます。
あぶくま洞は、このままでは経営が危ないんじゃないかと、ずっと気にしていたのですが、観光客の方もいらしているようで、良かったです。
福島の方が悲しむニュースも多い中、被災地を応援して下さる方も大勢いるのは、本当に嬉しい事です。
私も、できる事から、頑張らねば!
2012/3/19(月) 午後 11:40