|
既に10年以上前に購入した本の紹介です。 個人的には「あの人は今」的なノリで書く予定だったのですが、驚きの展開が待っていました! 紹介するのは、タイトルにあるとおり、たぶん占いの本です。 「たぶん」とあるのは、若干(というより相当)、トンデモ本的要素が満載だからです。 その名も「守護県占い」! 普通は聞いた事がないと思います。私も当時店頭で見かけた時にびっくりしました。 そして、立ち読みで中を見て「今買わねば間違いなく絶版の珍本!」との神の啓示により(笑)、躊躇うことなく購入しました。 ※おそらく絶版ですが、Amazon等で古本として入手可能です。 ものすご〜く簡単に説明しますと、「12星座」「手を組んだ時にどちらの親指が上に来るか」「誕生西暦年の偶数or奇数」の組み合わせで決まる「守護県」で、その人を占うという内容です。 (12星座)×(右or左=2)×(西暦偶数or奇数=2)=48 説明するまでもなく、都道府県の数は全部で47です。上記組み合わせですと、対応する都道府県が1つ足りないのです。 そこで、素晴らしい解説が入ってくる訳です。 (前略)私は守護県というものを考える場合、47都道府県にもう一つ、小笠原諸島を都道府県並みに”格上げ”していいのではないかと考えました。もちろん小笠原諸島は東京都に含まれているのですが、東京からは900km〜1300kmも離れています。その距離はほとんど東京から九州の距離と同じくらいです。私の小笠原諸島との深いお付き合いから申し上げまして、年平均気温23度・亜熱帯性海洋気候の小笠原諸島には守護県になるのに十分な条件を備えています。東京都に含ませておくにはたいへんもったいない。それで勝手ながら、小笠原諸島を守護県の一つに加えさせていただきました。
学生時代に、小笠原のダム湖の底泥をテスト分析した程度の浅いお付き合いしかない自分が申し上げるのもなんですが、どう考えても、都道府県数では単に1つ足りなかったから、加えただけでしょう。 伊豆諸島は東京都でいいのか?この前行った沖永良部島なんて、文化圏的には沖縄なんだけど鹿児島扱いでいいのか?長野から岐阜になった旧山口村はどうなんだ?北方領土の方がある意味、小笠原より「遠い」のでは?等々の疑問は、とりあえず置いておきましょう。 ※おまけの補足 最新の統計値(1981〜2010)では、父島の平均気温は23.2℃です。 東京は16.3℃。まあ確かに違います。八丈島は17.8℃で、意外と東京に近い印象が。 しかし、年降水量ですと、父島1292.5mm、東京1528.8mm、八丈島3202.4mm…八丈島、降りすぎ!! この本のトンデモなところは、占いよりもガイドブックとして楽しめるところです。 都道府県の基礎データ(人口、県庁所在地、特産品・名物、名所・祭り、出身者)が掲載されているのはまだしも(社会科のテキストか?)、「守護県から得られるご利益」として、運気アップの為に行くといい場所の案内まで書かれています(親切に観光地のURL付き!)。 更に「守護県の開運呪文(ことば)」として、その都道府県の方言の紹介まであります。 もちろん、ちゃんと占いもありますので、ご安心を(笑)。 ※やっぱり書きたくなる補足 私の守護県は「岐阜県」らしいのですが、「守護県から得られるご利益」として、 ●恋愛運アップに「飛騨高山」 ●良縁に「小野允子さんのイルル陶房」 ●健康運アップに「白川郷の合掌造りと平瀬温泉」 ●金運アップに「萩原町(現:下呂市)のアユのヤナ場でつかみ取り」 …アバウトとピンポイントのギャップがありすぎるのは、決して気のせいではないと思います。 ちなみに、占いの内容は、自分には全く当たっておりませんでした。 タネ明かし?するなら、天秤座の人は「岐阜県」「京都府」「愛媛県」「大分県」のいずれかに該当する訳です。既存の天秤座の占いの内容を、うまく4府県に分散させ、各府県のイメージと融合させれば、それほど苦労せずに占いが完成しそうです。 天秤座に紐付けされている都道府県の占いを読み比べると、金運は変動型(4府県共通)、恋愛はお見合い(3府県共通)…いわゆる「星座占い」で「当たっている」印象がない人には、全く「当たらない」占いかと思います。 こちらは鍾乳洞ブログですので、この本を紹介するのは、もちろん、書籍中に「鍾乳洞ネタ」があるからです。 この占い付き観光ガイド本のどこを見れば、鍾乳洞ネタがありそうなのかは、容易に想像がつきます…というか、掲載されているとしたら、ほぼ間違いなく「山口県」のページしか、あり得ないのです。マイナー観光地の扱いは、悲しい事にこの程度のものなのです。 しかし、山口県のページでは「名所・祭り」のトップを「秋吉台、秋芳洞」が飾り、「守護県から得られるご利益」にも、ピンポイントで秋芳洞が出てくるのです!すごい! (意外なのは、福島県の「名所・祭り」に「あぶくま洞」が書かれていた事でしょうか。岩手県の龍泉洞と高知県の龍河洞は書いていないのに!福島県なら「塔のへつり」とか「裏磐梯」とか、もうちょっと福島オリジナルな良い場所があると思うのですが…確かにあぶくま洞、すっごくいいですけど)。 ●ダブルの運気アップに「秋芳洞と秋吉台サファリランド」
秋芳洞は東洋一の規模を誇る鍾乳洞。数々の奇岩群には「百枚皿」「黄金柱」といった名前がつけられています。気の遠くなるような年月を経てじりじりと成長した石筍が、パワーを与えてくれます。かなりの距離を歩きますが、洞窟から外に出ると、不思議と身体に力がみなぎってくるのを感じるはず。また近くの秋吉台サファリランドには、見れば幸運に恵まれると言われる「ホワイトタイガー」がいるので、足を運びましょう。鍾乳洞の地底のパワーと白虎の地上の幸運。この二つを手に入れれば怖いものはありません。 以下、鍾乳洞好きの、余計なつぶやき。 ・「東洋一」の規模?(そもそも「日本一」ですらない気が…) ・秋芳洞に限らず、ある程度の規模の観光洞なら、鍾乳石に名前ぐらいついています。 ・「石筍」じゃなきゃ、ダメなんですか?(百枚皿も黄金柱も石筍じゃありません) ・それほどの距離を歩いた記憶はありませんが…(むしろアップダウンは少なめな鍾乳洞かと) ・そこまで行ったら「秋吉台科学博物館」か「秋吉台エコ・ミュージアム」のどちらかをおさえるべき! 最近のパワースポットブームでは、秋芳洞もパワースポット扱いされているようです。 後日、そちらの本も紹介したいと思います。 冷静に考えてみると、この「守護県占い」、占いと観光地を融合させた「元祖パワースポット」の本とも言えるのかもしれません。そういう意味では、そちら方面では、それなりに貴重な文献(!?)かもしれません。 あと、言うまでもありませんが、旅行ガイドは「なまもの」なので、10年以上昔の本の記載を鵜呑みにして、出かけてはいけません! タイトル :守護県占い―金運、恋愛運、仕事運あなたの運気を高め、幸せに導く! 著者等 :ウイッチー・ウイ・美智子 出版社 :旭屋出版 ISBN-10 :4751102605 ISBN-13 :978-4751102602 発行年月日:2001/06/17 ページ数等:単行本(ソフトカバー)、255ページ 価格 :1,286円(税別) 本当は「こんな占いが10年以上前に存在していたんですよ〜」で、締めくくる予定だったのですが、なんと、ぐぐったところ、この「守護県占い」、とんでもないところで、生き残っていたのです! 占い本で(おそらく初めて?)秋芳洞を褒めちぎった御利益があったのか? しかもそれは、大手生命保険会社のホームページ内! 「ウイッチー・ウイ・美智子」さん、本名は「宇井 美智子」さんなんですね(笑)。 (元TBSアナウンサーの占い師って…経歴異色すぎます!) 上記リンク先では「今週の占い」も提供されています。現在進行形の占いなのです!
もうこれは、奇跡の生き残り占いとしか言いようがありません! お暇な方は、自分の守護県を見つけて、楽しんでみてくださいませ。 |

- >
- エンターテインメント
- >
- 占い
- >
- その他占い



『「守護県」占い』の著者 宇井美智子です。今朝、感激しながら、冷や汗を流しながら、読ませていただきました。素晴らしい筆致と鋭いご指摘に脱帽です。嬉しゅうございました。実は、「守護県」占いが昨年電子書籍としてPHPよりリリースされたばかりでしたので、偶然以上の「ご縁」を感じて投稿させていただきました。昔のURLは書き替えてございます。ただし、底本が校了となってすぐに東日本大震災があり、東北に関しては未修正のままでございます。
その昔、地域振興の講師として秋吉町商工会をお訪ねし、秋芳洞に魅せられて、つたない筆をとったという経緯があります。懐かしゅうございます。あなた様(それとも団体?)とご連絡をとるのにはどのようにしたらよろしいでしょうか?当方のE-mailはui@uiui-net.comです。ご連絡をお待ちしております。
2012/1/10(火) 午後 5:04 [ 宇井 美智子 ]
まさか、本物の著者の方のコメントが…!!!
すみません…もう、何とコメントしたらよいのやら…
「トンデモ本」などと書いてしまいましたが、「占い」という形をとりながらも、各都道府県の魅力が伝わってくる不思議な本、という意味で、この表現を用いさせていただきました。
しかし、占いの背景に、地域振興への想いがあるのでしたら「トンデモ本」ではなく、宇井様の意図された目的通りの本という事になるかと思います。大変失礼致しました。
私自身は普通の会社員ですが、全国各地の鍾乳洞紹介が、地域の活性化につながる事を期待しております。
秋芳洞も、福島県にあるあぶくま洞も、大変素晴らしい鍾乳洞です。今後も地域振興コンサルタントとして、特に東北の被災地を応援していただけたらと思います。
後日改めて、メールにてご連絡致します。
コメントどうもありがとうございました。
(今週の「岐阜県」の仕事運(?)は、本当に絶好調です…)
2012/1/10(火) 午後 11:59
リアクションありがとうございました。ところで、Facebookをしていらっしゃいますか?私も始めたばかりですが、各地のグルメスポットや見所を、各県からボツボツご紹介いただいて、載せております。本では偏った情報しか流せなかった、せめてもの罪滅ぼしです。もし、よろしかったらお友達にならせて下さいませね。当方、25日で喜寿を迎えます。まだ、大学で教鞭を執り、学生たちとバトルを繰り返しております。これから彼らの論文の採点が始まります。これが結構しんどいのです。オババにとっては…。
2012/1/11(水) 午前 11:18 [ 宇井美智子 ]
再度のコメント、どうもありがとうございます。
現在、Facebookは行っていないのですが、今後行う事になりましたら、ご連絡いたします。
まだお若い方と想像しておりましたが、人生の大先輩でいらっしゃったのですね。
熱意ある先生にめぐり会えた経験は、学生さんにとっては、将来かけがえのない「宝物」になると思います。学生さんが羨ましいです。
私自身は、学生時代に実験のレポート採点に携わった経験程度しかありませんが、創意工夫が感じられる、素晴らしいレポートに遭遇した時は、とても嬉しかった記憶が残っています。
論文を採点していく中で、疲れも吹き飛ぶ、素晴らしい論文に数多く出会える事を願っております!
2012/1/11(水) 午後 11:34
なんと、著者ご本人からコメントが!
面白い展開になりましたね。
ちなみに、私、沖縄県でした。
今週は、仕事運がいいらしいので、頑張ります(笑)
2012/1/12(木) 午前 0:03
気軽に投稿した記事だけに「想定外」の展開です!
酷評したい鍾乳洞本(主に小説系)も、実はたくさんあるのですが…(笑)
批評は、愛情を込めて行わないといけませんね。
Hosoi様のブログを、私も見倣わねば…
2012/1/12(木) 午前 1:00
著者御本人からのコメント・・・驚きです。
こんなこともあるんですね。
県民ショー等、県ネタは、結構盛り上がる話題ではありますね。
(昔、「ぷりぷり県」と言う漫画もありましたが・・・)
出身県相性占いなどはYahoo!お見合い(笑)のコンテンツにもありますが、守護県とは、また新鮮な響きです。
Azuriteさんの守護県が
観光鍾乳洞のある県でよかったと感じております。
私は守護県は、広島県でした。実は一度も行ったことがないです。
守護県が広島県と知って、やっぱり日本人なら一度は原爆ドームを見ておくべきでしょうかと思いました。
結局まだ、秋芳洞も行けずじまいです。中国地方は行ったことがないところが多いです。
2012/1/14(土) 午前 0:05
・・・すみません。確かめていませんが、出身県相性は、「お見合い」ではなく、「Yahoo!縁結び」だったような・・・どうでもいいことですが。
昔販売されていたYahoo!アバターの都道府県背景が使われていました。(Azuriteさんは、「山口」をお持ちですね。)
2012/1/14(土) 午前 2:07
出身県でないところが「画期的」だったと思うんです。
自分に縁もゆかりもないとないと思っていた都道府県に興味を持ってもらうのが、隠された意図だと思いますので…(笑)
私の守護県候補は、全て観光鍾乳洞があります。
数からすると岐阜県がトップなのですが、岐阜県の某町(現在は市になっていますが…)の対応は、相当酷かったです。
超穴場な鍾乳洞もあり、地元の方々の対応は良かったのですが…
いりほさんは広島県なんですね。
あそこは交通機関に苦しめられました。全国トップクラスで、バスへの乗り換えが困難なところです(笑)。
興味がなければ、その都道府県の主要観光地でもスルーするのですが、2県だけ例外がありました。それが広島県と沖縄県でした。
平和な世の中だからこその「観光」ですから…
補足どうもありがとうございます。私も相性占いをやった記憶があります。
あの都道府県背景は値段も安かったので、再販して欲しいですね。
ちなみに「Yahoo!縁結び」は、「Yahoo!お見合い」にリニューアルしているようです。
2012/1/14(土) 午後 10:08