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自宅ワークショップを開催。
けしゴム版画の蔵書票は、「デザインカッターを持つのは初めて」という人ばかりであったが、ご覧のように楽しい作品ができた。
一番早くでき上がったのがウチの息子。やり方もわからないくせに、私が説明する前からデザインカッターでバリバリけしゴムに立ち向かう。教えようとしても人の話に耳を貸さず、けしゴムをボロボロにしながら、なんとか彫ってしまった。このせっかち、一体誰の血だ。オマケに指先をカッターで怪我してるし(タメ息)。
けしゴム版画作りでみんなを驚かせたのは、「蔵書票部」新入部員の駒場アリスさん。この名前(ハンドルネーム)からはマッタク想像できないだろうが、若い男性である。数学を専攻する大学生だそうだ。おお、このタイプは珍しいぞ!
寡黙にじっくり取り組み、みんながそろそろ試し捺ししようかという頃になって、やっと彫りに入るアリスくん。無言……。
しかし、できあがった状態は最初からほぼ完璧(銀のパンダ)! 版画制作は初めてだそうだが、「EXLIBRIS」の文字も、ほとんど補刀のいらない出来だ。
画像は刷り上がりしかお見せできなくて残念なのだが、これ、実は版がとても美しかった。白くさらった部分が、まるで日本庭園の箒の跡のように整然としていて、思わず見とれてしまった。次の交換会での期待の星だ、アリスくん!
ちいらばさんも、栞ひもが細くできて、図案がかっこいいですよ!
製本教室では、仙台で私の胡蝶掌本『えっちな校正』(ボーイズラブ本の誤植についてのエッセイ)をお買上げ下さったMさんが参加、作業しながらつい話がそっち方面に……。
すると、出版社勤務のSさん(男性)が、「ボーイズって何ですか?」と質問、Mさんと2人でボーイズラブ小説の概要や出版社についての説明をする。プランタン出版、フランス書院という社名が出たところで、Oさん(男性)も話に加わり、女性読者の愛読本世界について盛り上がる。
作業が順調に進んだので、和本の実物や版木、明治初期の洋装活版本まで見せて触ってもらい、日本の書物の構造について解説した。自宅でやる利点は、こういうモノがすぐに出せるところだ。話の流れによって、何を見せたいかはその時その時で変わるから、出張ワークショップだとこうはいかない。いつもより解説も多くできた気がする。
ボーイズに脱線した時は一瞬戻れないかと焦ったが、切り替えの速い皆さんだったので無事終了。同じ「本の実物」でも、もしあの局面で、図に乗ってプラチナ文庫の実物を運び込んで男性陣に見せていたら、製本作業には永遠に戻れなかった気がする(私、ホントにやりかねませんから)。いや〜、よかったよかった。
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どうもありがとうございました!駒場アリスさんはあまりの丁寧な作品作りで自分の荒っぽさがすこし恥ずかしくなったくらいです。期待の新人ですね!私が頂いた蔵書票の価値が上がるのも時間の問題!?
2006/9/4(月) 午前 0:51 [ ちいらば ]
アリスさんは、蔵書票どころか版画も処女作ですからね。これからが楽しみな新人さんです。
2006/9/4(月) 午前 3:54 [ 田中栞 ]
面映い気持ちがいたします。わたしとしては栞さんや、同好の方々と時間を過ごせたことが楽しい思い出です。学生のうちは製作活動はできそうにありませんが、また教室があれば参加してみたいです。
2006/9/4(月) 午前 5:33 [ kmalice ]
コメントの冒頭の部分が切れてしまいましたので、再投稿いたします。 はじめて投稿いたします。駒場アリスです。先日はありがとうございました。あまり褒めていただいて、面映い・・(以下略)
2006/9/4(月) 午前 5:38 [ kmalice ]
アリスさま。勉学の間の気分転換程度でかまいませんから、続けていって欲しいものです。おばさん、おじさんたちからのお願いです。
2006/9/4(月) 午前 5:49 [ 田中栞 ]
ええ、できればそうしたいと思います。まだまだ新人ですので、よろしくお願いいたします。
2006/9/4(月) 午前 7:22 [ kmalice ]