田中栞日記

「かわいい豆本づくり」ヴォーグ学園東京校/横浜校・途中受講できます

あれこれ

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 印刷文化懇話会の研究会で、町田市立国際版画美術館へ行ってきた。
 企画展は「小野忠重展」。生誕百年の記念展である。しかし、シブイ企画だ。
 この人の名は『本の美術史』(河出書房新社、1978年)の著者として
知っているだけだったが、こういう版画を作る人だったんだ……。

 このチケットの作品、一見、通常の板目木版に見えるがちょっと違う。
「通常の」というのは、輪郭線の墨版と色の版はそれぞれの色ごとに全部
凸状の版が作ってあって、その版を重ね刷りしていく方法……つまり、
色の数だけ別の版があって、その版の回数、摺っている。このチケットの作品だと、
墨、赤、黄緑、灰色の4版4色になる……であるが、学芸員さんの説明によると、
これはそうではない。
 最初に紙を真っ黒に染めておき、版は輪郭線を凹型に彫り、色をつけたい部分を
凸状にしておく。1版で、色版部分にそれぞれの色の不透明絵の具を載せ、
黒く染めた用紙に、ばれんで摺る。こうすると、色絵の具の載らない部分(輪郭線)が
黒く残るというわけである。つまり、赤・黄緑・灰色の色は一枚の版で摺っており、
1版多色なのだ。
 輪郭線が凹版で色部分が凸版、それを1枚の版木でやってしまうところが頭いい。

 研究者・小野忠重の書架の写真のパネル展示もなかなか。
 しかし、書棚の写真をちゃんと撮影できるということは、棚の前には本が
ないんだな、と妙なところに感心したりして。

〜〜〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜〜〜
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…本かがり上製本・和本など7冊作ります
2009年12月13日(日)朝〜晩、製本三昧! (年内最後)
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2009年12月20日(日)朝〜夕、豆本三昧! (年内最後)
http://blogs.yahoo.co.jp/azusa12111/41409123.html

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この小野忠重さんの木版画は、一版多色じゃありませんよ。
(ジグソーパズルのような版じゃないと思います。ムンクはジグソウパズル状の版を使った。)3版10度摺りくらいの木版画ですよ。

2009/11/7(土) 午前 10:45 [ オタク君 ]

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ムンクの場合、油性木版画だから可能です。
水性の木版画は、たぶん無理ですよ。

2009/11/7(土) 午前 10:49 [ オタク君 ]

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そうでしたか。学芸員さんの説明がそうだったものですから……。
作品によるのでしょうか。会場には版と水彩絵の具(資生堂製)の実物も展示されていました(ただし、このチケットの作品の版ではありませんが)。
質感としては、おっしゃるようにまるで油彩のように、絵の具がこんもりと表面に盛り上がっている様相です。
水彩絵の具でも、水分が少なければこうなるのかと思って見ていましたが、油性と考えるほうが、確かに自然です。

2009/11/7(土) 午前 11:42 [ 田中栞 ]


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