田中栞日記

「かわいい豆本づくり」ヴォーグ学園東京校/横浜校・途中受講できます

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 『書肆ユリイカの本』(青土社)を出版したことで、読者や関係者から
様々なおたよりが届く。思いも寄らない申し出の一つが、ある読者から
青土社に届いた、一通の葉書であった。

「ユリイカの本について、私は1956年4月15日発刊の岩田宏さんの詩集を
持っております。ご本人から頂いたもので、いままで大切に持っていました。
もし御入用ならと思いまして、田中栞様にご連絡して下さいませ」
 
『いやな唄』なら既に持っているがと思いつつ、この発行日を持つ本が
何なのかを調べてみると、なんと『独裁』である。古書ではなかなか
出ない本で、これまでの10年でお目にかかったことがない。国会図書館に
あるのは裸本(はだかぼん)。神奈川近代文学館所蔵本を閲覧して、
撫でまわしながら羨ましく思っていた一冊であった。

 葉書に電話番号が書き添えられていたので、差出人のMさんに早速電話する。
 所沢にお住まいだそうだが、ご友人と会食するため横浜でニューグランドに
一泊する日があるというので、これに合わせてラウンジで会う約束をする。
 その約束の日が、今日であった。Mさんは、76歳というけれど若々しい小柄な
老婦人で、本を手に入れた時のいきさつを語ってくれた。

 それは今から50年も前のこと。当時鎌倉に住んでいた友人の家に夕食を食べに
行ったところ、そこに岩田宏さんと渋澤龍彦さんが同席し、そのときに岩田さん
ご本人からもらったのだという。ご友人は渋澤氏の親戚筋にあたり、当時やはり
鎌倉に住んでいた氏が、ちょくちょく遊びに来ていたのだそうだ。
 Mさんは熱烈な文学少女というわけではなかったものの、白秋などを愛読し、
今は俳句も詠むという文化人である。

 手渡された『独裁』は、フランス装のジャケットについた元グラシンも
きちんと残っていて、葉書の言葉通り「大切に」保存されていたことがわかる美本。
 私の『書肆ユリイカの本』は、実は朝日新聞の書評で知ったというだけで、
まだ買っていないとあらかじめ聞いていたので、私の本(もちろん銅版画と
署名入り)と豆本の『『書肆ユリイカの本』の作り方』、それに『本の手帳』を
何冊かと大野加奈さんの手彩銅版蔵書票などを持参、「交換」という形で
ありがたく頂戴することなった次第である。

 
〜〜〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜〜〜
*ワークショップ「1日豆本教室」…豆本を4種類作ります
2009年12月20日(日)朝〜夕、豆本三昧!
http://blogs.yahoo.co.jp/azusa12111/41409123.html

*ワークショップ「1日製本教室」
…本かがり上製本・和本など5種類作ります
2010年1月24日(日)朝〜晩、製本三昧!
消しゴムはんこワークショップあり!
http://blogs.yahoo.co.jp/azusa12111/34777498.html

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http://www.asahiculture-tsushin.com/koza/#G7
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