田中栞日記

「かわいい豆本づくり」ヴォーグ学園東京校/横浜校・途中受講できます

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〜〜〜〜〜豆本フェスタ2開催します!〜〜〜〜〜
豆本を作りたい人、買いたい人、集まれ〜!
開催日時 2010612日(土)11:0016:00
会場 東京卸商センター
〜〜〜〜〜〜〜〜〜豆本情報*配信中〜〜〜〜〜〜〜〜

 今日は大雨の中、朝から印刷所へ行く。白髭爺さん企画の
驚愕美術本の見積もりを頼むのが目的である。これでもか、
これでもか! というくらい、究極の本づくりに邁進する計画である。
あまりにすごすぎて、本当に実現するのか? という懸念がちょっぴり……。
 昼食後、カフェで少し仕事。午後も引き続き印刷所へ。
 
 その後、水道橋の製本工房リーブルへ行く。
イメージ 1

←製本工房リーブルの売り場


















イメージ 2


    製本工房リーブルの売り場→
















 樫矢と鉄目打ち、裏打ち寒冷紗などを買う。それから、
岡野暢夫先生に「コデックス装」の名称について意見を聞く。
これは、林望(リンボー先生)『謹訳源氏物語一』(祥伝社)の
造本を表現するのに、林望先生が用いた用語。どうにも違和感が
あるので、専門家の意向を聞きたかったのである。
 この造本については、『冬雷』(大山敏夫編集長の短歌誌)の
連載に執筆、昨日入稿したところだが、岡野先生の意見を
盛り込んで少々改稿することにする。
イメージ 3
 
←リーブルのアトリエ部分
















 夕方から三田へ出て、慶應義塾大学斯道文庫の
大沼晴暉先生の退休記念のお食事会に出席。
 慶應の学生でもないのに斯道文庫の大沼先生の
書誌学の講義に出席していたのは、20年くらい前のことになる。
とにかく、「書誌学」がやりたいという一念のみで、
飛び込んだ先生の講義だったが、実に有意義であった。
一見同じように見える書物を、比べることによって分析して
いく方法論を、ここで私は身につけた。
 
 久しぶりに大沼先生の理路整然としたお話を聞くことができ、
酔い心地で帰宅(ちなみに、アルコールは一切摂取していません)。

 家に着いてから、忘れ物に気がついた。製本工房リーブルで甲馳
(こはぜ。帙のツメ)を買ってこなければいけなかったのだ。
今日はコレを買いに行ったつもりだったのに……一体何をやっているんだ。
 
 
 
〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜
  …布表紙の「麻の葉綴じ」、布表紙の「綴葉装」、布貼りの「帙」
2010523日(日)朝〜晩、和本製本三昧!

  …本かがり上製本・和本など5種類作ります

2010620日(日)朝〜晩、製本三昧!
  消しゴムはんこワークショップあり!
 
  …豆本を4種類作ります
2010627日(日)朝〜夕、豆本三昧!

*ワークショップ「1日丸背豆本&貼函教室
  …丸背豆本と貼函を作ります
2010725日(日)朝〜晩、豆本三昧!
 
  朝日カルチャーセンター
 
 
*ブログ「本好き101人の森」も更新中
  in「本のある時間」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 

閉じる コメント(5)

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こんにちは

コデックス装という名称自体は知りませんでしたが、
持っている洋書のこの製本方法のものが何冊かあります。
が、謹訳源氏物語一 祥伝社の説明にある「綴葉装を彷彿」
とはちょっと思えない気がしたのですが、
(綴葉装に対する私の認識不足かもしれませんが)
実際のところ、どのようなことなのでしょう?

「コデックス装」=むき出しの糸綴じ角背本位に思っていました。 削除

2010/4/29(木) 午前 11:21 [ sora ] 返信する

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そもそも本来のコデックスとは、背の覆いの有る無しを指すものではなく、「冊子体」を表す語のはずです。一枚ものの文書や巻子本・折本などの造本形態に対して、中綴じ状態の折によって構成されている冊子ということですね。
ところが、『謹訳源氏物語一』でリンボー先生が指しているのは、「背の有無」と思われます。
したがって、「コデックス」の名称を「背の有無」を表す用語として用いることは、混乱に結びつくものと考えられます。

「綴葉装」と『謹訳源氏物語一』の造本には、次の点で共通点があります。

・中綴じ状態の「折」が複数作られ、これが本文紙を構成している。
・糸のわたり方がほぼ同様である。
・背貼り・背表紙がない。
・剥き出しの背の部分に綴じ糸が見えるが、その綴じ糸は、
折丁の背には出ておらず、綴じ穴部分にのみ露出している。
(参考/折丁の背に綴じ糸が見えている方式として、
「ロングステッチ」「交差式ルリユール」がある)
〜つづく

2010/4/30(金) 午後 0:46 [ 田中栞 ] 返信する

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「コデックス」という語が、「背の剥き出し」とは関係のない語であるところに、この「コデックス装」という命名の困った要素があります。
「背が出ていること」を表現する造本を示したいのですから、「背出し装」または「背表紙なし装」と呼ぶほうが正確だと思います。

以上のようなことを、雑誌『冬雷』に詳しく執筆しました。
『冬雷』の入手方法については、大山編集長、このコメント欄に書き込みをお願いします。

2010/4/30(金) 午後 0:47 [ 田中栞 ] 返信する

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なるほど。 ご説明ありがとうございます。
この製本方法はグラフィック関係の洋書などに
使われていることがあるのですが、出版業界では
実際どのような名称で通っているのでしょうね? 削除

2010/5/4(火) 午後 10:21 [ sora ] 返信する

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やはり洋書由来でしたか。
そのような気がしていました。

日本の出版界では、「通り名」ができるほど普及していないと思います。
『謹訳源氏物語一』を製本したナショナル製本では
林先生が命名したとおりの「コデックス装」と呼んでいるようです。

他の製本所には、これからおいおい確認していきたいと思います。

2010/5/5(水) 午前 2:59 [ 田中栞 ] 返信する

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