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よしのちほさん来訪、手伝ってもらって、いよいよ
プレス作業に入る。
我が家では「プレス」と言えば、いつも『国史大事典』プレス
なのだが、今回は水が出ることも考えて、ちゃんとしたプレス機を
使うことに(持ってはいるのです、一応)。
「水を換えたもの」「水を換えなかったもの」「ハイター漬け」の
3種類を、バケツの水の中から引き上げ、それぞれ最後の伸ばし作業を
行った後、乾いたタオルの上に乗せて水気を取る。そして、また
乾いたタオルの上に縦に繊維を並べ、その上に重ねて横に繊維を並べ、
締め板やフェルト、乾いたタオルに挟んでプレスする。
よしのさんいわく、「切ったときはエリンギっぽかったけれど、
ここまで来ると、しなちくのようですね」。私の目には
「かんぴょう」に見えるが(いずれにせよ、食品類の発想(笑))。
台所作業に相応しく、繊維を短く切るのに使うのは
「キッチンばさみ」である(笑)。
和紙を漉くときに香る「紙繊維」の匂いが、なんとなくする。
和紙の紙漉きでは、水中に繊維を均等に浮遊させるため
トロロアオイを加えるが、パピルスでは「細菌の繁殖」によって
「粘性の物質」が自己発生するということなので、パピルス以外の
物質を加えずにできるところが優れものである。
何度かタオルを換えて水分を除去する作業を重ねた後、
シーパーラップと新聞紙でサンドイッチして、更にプレスをかける。
まだ乾ききっていないので、よくわからないものの、ハイター漬けの
ものは明らかに白っぽいが、水を換えたものと換えていないものは、
色の違いはたいして感じられない。Kさんのご教示(本稿第5回
コメント欄参照)によれば、黒ずみは、繊維中のアク(?)が
抜けきらないことによるものらしいなので、伸ばし作業の丁寧さと
関係があるのだろう。
表面の手触りについては、ハイターを使ったもののほうは、
なんとなくざらつきがあるように思う。
しかし、本当にこの状態でくっつくのかどうか心配である。
「細菌の繁殖」による「粘性の物質」は、きちんと出ているの
だろうか? 不安だ。
そもそも、並べてみたら、たいした大きさにならない。
これでは、豆本にするにしても、パピルスonlyで豆本など、
とてもできそうにない。せいぜい口絵部分に1丁、パピルス
貼込み葉をつける、というところか……。〈続く〉
〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜
…豆本を4種類作ります
2011年12月17日(土)朝〜夕、豆本三昧!
放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
…本かがり上製本・和本など5種類作ります 2011年12月18日(日)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
…和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります
2011年10月29日(土)朝〜晩、和本三昧!
…憧れの丸背豆本とリボン付きの貼函を作ります
2011年11月20日(日)朝〜晩、豆本三昧!
………………………………………………
2011年10月30日(日)布表紙のハードカバー豆本
*オマケ講座 1枚の紙で作る豆本3種
2011年10月23日(日)和綴じ豆本2種(亀甲綴じ・麻の葉綴じ)
*オマケ講座 豆折本
2012年2月11日(土)ハードカバー豆本(リンクステッチ綴じ・6折)と、
リボン付き貼函
………………………………………………
朝日カルチャーセンター
*田中栞の「豆本・製本ワークショップ」予定表
*ブログ「本好き101人の森」も更新中
in「本のある時間」/「豆本の展示販売」
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大沢忍『パピルスの秘密 : 復元の研究』(みすず書房, 1978)には、カンピョウによるパピルス作りのことも載ってましたヨ!
2011/10/19(水) 午後 8:02 [ Araiyayo ]
考えつくことはみな同じ?
しかし「かんびょう」は、くっつくのでしょうかね。
かんびょう紙……。
2011/10/19(水) 午後 10:38 [ 田中栞 ]