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日時 10月7日(日)11:00〜16:00
会場 東京卸商センター(浅草橋)
主催 日本豆本協会
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本日は、ギャラリー册の「ルリユール、書物への偏愛」の
ワークショップ「リンプヴェラム・バインディング」
(講師/羽田野麻吏さん・市田文子さん)に参加してきた。
〈1〉材料
〈4〉表紙の裁断(型紙を仮留めした状態で羊皮紙をカット)
英国製のコットン紙で折丁を6括作り、豚革を支持体にして
本かがりした後、天と地にかがり糸を用いて花布を編み付け
(花布の芯にも豚革を使用)、羊皮紙をカットして表紙を作り、
支持体と花布の芯に使った豚革を表紙に綴じつければできあがり
(と書いてしまうと簡単そうであるが、正味3時間以上かかった)。
接着材は一切使わないから、柔らかくて開きがよい。
糸と革でまとめてあるだけなので、もう一度ほどいて
綴じ直したり、表紙を付け替えたりすることも可能だ。
風合いのある材料といい、この融通のきく構造といい、
どことなく和本を思わせるつくりである。
もっとも和本も、考えてみればスタンダードである
四つ目綴じ(をはじめとする線装本全般)は、接着剤を
ほとんど使わず製本し直しが比較的容易にできるが、
一方で、巻子本(まきもの)や手鑑(てかがみ)など、
職人技を駆使して細部まできちんと作り込む、がっちり型の
造本も存在する(和本といえば、現代人は四つ目綴じしか
思い浮かべないが)。
洋式製本もこのように、ルリユール(工芸製本)の
方法とは別に、リンプヴェラム・バインディングのごとき
簡易製本も昔から行われていたのだ。
しかしヴェラムを表紙素材に使うからといって、
それが簡易製本ばかりかというと、そうとも言えない。
羊皮紙を用いて製本作品を制作する第一人者である
市田文子さん(市田さんのブログ「アトリエ・アルド
/リンプヴェラム装」にも、美しい作品画像があります)
のお話によると、ソフトカバー仕様ではなく、固い芯紙を入れて
ハードカバーの形に作ることもあるという。
昨年2月、羊皮紙を作るワークショップに参加したが、
今日は実際にそれを製本材料として使う体験を
することができ、有意義であった。
〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜
…豆本を6冊作ります
2012年7月8日(日)朝〜夕、豆本三昧!
放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
…本かがり上製本・和本など4冊作ります 2012年7月22日(日)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
…憧れの丸背豆本とリボン付きの貼函を作ります
2012年9月9日(日)朝〜晩、豆本三昧!
…和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります
2012年9月16日(日)朝〜晩、和本三昧!
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2012年7月29日(日)見開き製本の豆本
2012年9月8日(土)布表紙の豆和本
2012年8月5日(日)消しゴム版画を楽しむ
2012年8月18日(土)布表紙のハードカバー豆本
2012年6月23日(土)見開き製本の豆本
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*田中栞の「豆本・製本ワークショップ」予定表
*ブログ「本好き101人の森」も更新中
in「本のある時間」/「豆本の展示販売」
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ウィリアムモリスが、ケルムスコット版の一部に、リンプヴェラム装を採用したことをお忘れ無く。10年ほど前の古書展に、宣教師の手紙を製本したものが、リンプヴェラム装になっていたものがありました。(表紙との接続は花布の芯だけ、つまり天地近く)
2012/6/6(水) 午前 8:49 [ ykom ]
手紙をこの形にするというのは納得できます。
加えたり取り外したりも、できなくはありませんし
(考えると面倒くさいですが)。
やはり手写の内容には相応しく思います。
ケルムスコットプレスにありましたか、
そういえばモリサワ所蔵のコレクションの中に
あったのを見たかも知れません(現在は大阪の社屋の中に
特別展示室があります)。
2012/6/8(金) 午後 9:48 [ 田中栞 ]