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最近、日本の書物をとりあげて読みごたえのある内容の
ものが久しく出ていなかったが、その飢えを満たしてくれる
一冊がようやく出た。
雑誌「アイデア」2012年9月号がそれ。特集「日本オルタナ出版史
200頁)。
*登場する人々*
自由民権運動家の最後/宮武外骨
アナーキスティック・ポーノグラファーズ/伊藤竹酔、坂本篤、梅原北明、竹内道之助
出版者としてのサンボリスト/モダニスト詩人の肖像/北原鉄雄、長谷川巳之吉、春山行夫、平井功、岩佐東一郎
コスモポリタニズム‒ジャポニズム往還/田丸卓郎、福原信三、岡村祐之、上村益郎
空想的社会主義あるいは民衆的工芸運動/柳宗悦、寿岳文章、西川満、山崎斌
フレンチ‒ジャーマン純粋病患者たち/江川正之、草野貞之、野田誠三、山本武夫
趣味人・好事家・蒐集狂コミュニティ/神代種亮、斎藤昌三、岩本和三郎、廣瀬千香
限定本のハード・コア/五十沢二郎、秋朱之介、平井博、志茂太郎、森谷均
その時代に、こだわりの書物を世に出すことに取り憑かれた
人たちがいた。
美しく迫力ある大判の誌面を眺めるだけで
ため息が出るが、この雑誌のすごさは、それだけではない。
書影に添えられているのは極めて簡潔なキャプションや解説だが、
その背景には、膨大な資料群と、それらを綿密に調査した末に
判断した構成者の仕事が潜んでいる。
取り上げるべき人と出版物。頁の中心に据える重厚な限定版や
作家自筆の原資料から、さりげなく紹介する出版目録や薄冊雑誌まで、
選りすぐりのラインナップをこれでもかと展開できるのは、
この一冊の雑誌の特集が、郡淳一郎さんの企画構成編集作品だからである。
ここに掲載されている質・量ともに恐るべき本や雑誌、資料類は、
おそらく郡さんの蔵書だろう。
長年、「日本の美しい出版物」の観点から蒐書に励むだけでなく、
それらを緻密に分析し、効果的に提示する高い技術は、
余人に真似のできないものがある。
特集後の頁に、「米澤嘉博の書物迷宮」として書庫紹介記事が
あるが、この前半の特集記事は、実は「郡淳一郎の書物迷宮」なのだ。
そして表紙を飾る特別な一冊は、武井武雄『地上の祭』(アオイ書房)である。
〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜
…豆本を6冊作ります
2012年9月23日(日)朝〜夕、豆本三昧!
放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
…本かがり上製本・和本など4冊作ります 2012年10月14日(日)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
…憧れの丸背豆本とリボン付きの貼函を作ります
2012年9月9日(日)朝〜晩、豆本三昧!
…和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります
2012年9月16日(日)朝〜晩、和本三昧!
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artspaceテトラヘドロン〈岡山〉
2012年8月25日(土)・26日(日)布表紙のハードカバー本、豆和本
2012年9月8日(土)布表紙の豆和本
2012年11月3日(土)見開き製本の豆本と豆折本
2012年8月18日(土)布表紙のハードカバー豆本
2012年12月1日(土)、12月22日(土)消しゴム版画を楽しむ
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*田中栞の「豆本・製本ワークショップ」予定表
*ブログ「本好き101人の森」も更新中
in「本のある時間」/「豆本の展示販売」
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