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土曜日に、明治大学リバティアカデミー「西洋古版本の手ほどき」講座の
受講生有志で、研究社印刷へ見学に行った。場所は埼玉県新座市。
印刷所や製本所などの多い地区である。
研究社といえば英和辞典をはじめ様々な辞典の出版で
著名な出版社(明治40年設立)であり、その出版物の
組版印刷も社内で行っていた(研究社吉祥寺工場、
昭和22年発足)。後に同じ研究社グループの関連会社である
整版所2社と合併(昭和56年)、研究社印刷となる。
研究社印刷は辞書の印刷、それも本文の組版印刷が
中心であるため、外装などの印刷は原則として行っていない。
辞典といえば、通常の単行本などとちがって、
薄い用紙に印刷する。したがって、そうした用紙に印刷するように
機械を調節してあるという。
組版部門では、ちょうどロシア語辞典の再刊作業を
行っている方がいて、OCR(光学式文字読取)で旧刊書籍の
印刷面を読み取ってデータ化したものを、チェックしている
最中であった。OCRで作成したゲラの校正をこれまで何度か
経験しているが、精度が高いとは言えない状態だった。
ロシア文字とアルファベットを誤認識することがあるの
では?と思ったが、昨今はそれを見分けるシステムが
開発されているようだ。
組版作業は当然DTPで行っているが、その同じフロアに、
なんと活版の活字が大量に並んでいる。辞書組版に使用する
欧文活字やインテル、飾り罫、珍しいところでは辞書用の
縦長仮名活字(正式名称はよくわからないが)もある。
辞書は限られたスペース内に少しでもたくさんの情報を
盛り込む必要があるため、横組みの場合、仮名文字は横寸法が
短いものを使用しているのである。
ところどころ入っていない活字ケースがあるのは、
震災で崩れた部分だという。小さなポイントの活字が
多いこともあって、一度崩れたら取り返しがつかない。
想像するだに悲惨である。活字類は今は使っていないというが、
パソコンと活字が同居する社内というのは
不思議な光景である。
工場内見学のあと、同社が所蔵するサミュエル・
ジョンソンの『A Dictionaryof the English Language(英語辞典)』 コレクションを、雪嶋宏一教授の解説つきで閲覧させてもらう。
第1版は2巻本(folio)で1755年刊。旧蔵者蔵書票があり、
丹念に校正記号が書き込まれている(来由は不明)。
以下20種もの異版が机上に並べられた様は
圧巻というしかない。版を重ねるごとに内容構成や
組版などが少しずつ変化していく、その変遷をたどることが
できるのは大変に貴重である。
〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜
…本かがり上製本・和本など4冊作ります 2012年12月9日(日)朝〜晩、製本三昧! 放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
…豆本を6冊作ります 2013年1月27日(日)朝〜夕、豆本三昧! 放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
*ワークショップ「1日丸背豆本&函教室」 …憧れの丸背豆本とリボン付きの貼函を作ります 2013年2月3日(日)朝〜晩、豆本三昧!
*ワークショップ「1日和本教室」 …和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります 2013年2月11日(月)朝〜晩、和本三昧! ……………………………………………… 会場 ポートメッセなごや3号館
日時 2012年12月2日(日)
*布表紙のハードカバー豆本(11:30〜)
*見開き製本の豆本(15:00〜)
参加費 1講座3500円(材料費込み、道具貸与)
要予約お願いします ※問合せ・予約先/クリマ事務局・ビータ
info@creatorsmarket.com
電話 052-221-0036
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朝日カルチャーセンター湘南〈神奈川・藤沢〉 2012年12月1日(土)、12月22日(土)消しゴム版画を楽しむ 蒲田産経学園〈東京・蒲田〉豆本教室 2013年2月2日(土)和本2冊(亀甲綴じ&麻の葉綴じ)
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