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宮田製本所の宮田四郎さんに案内してもらって訪れた大進堂で、
手作業で雑誌の合本をしている職人さんがいて、話を
聞かせてもらったのが15日のことである(上の画像)。
そうしたところ、昨日(17日)、明治大学図書館の
「ご自由にお持ち下さいコーナー」を偵察に行ったら、
たまたま雑誌合本が置いてあったので、
1冊もらってきた(クロス装の丸背上製本)。
雑誌の合本も、製本のひとつの分野と言えるほど、
様々な方法がある。
以前、ナカバヤシ(「フエルアルバム」で有名)の
工場見学に行ったとき、図書館製本の部門で、雑誌の
背近くのひらを、何本もの糸で複雑に縫い込んで、
複数冊の雑誌をひとつにまとめる方法など、丈夫さを
追求した製本方法を見せてもらった記憶がある。
もらってきたこの本の製本は、一体どうなっている
のだろうか。早速壊してみる。
元の本は無線綴じだったようだが、今回の図書館製本で新たな
綴じは加えておらず、背表紙部分を断裁して接着剤で
まとめただけ。
そうはいっても、背のケアは頑強である。
接着剤(ホットメルトか)の上には、寒冷紗ではなく
目の詰まったクロス様の布をあて、その上に
クラフト紙を3重に貼り重ねてある。
寒冷紗代わりの布は、丸背の耳から2センチ幅で
左右に出っ張らせてあり、これを、くるみ表紙と
見返しの間にサンドイッチする形でくっつけている。
少し前に東京製本倶楽部勉強会で「ライブラリースタイル製本」を
実践してみたのだが、このときは、かがりの支持体にしたテープを
紙で覆ってこの布と似たような形状に作り、その部分を
表紙板紙(2枚貼り合わせ)の間にサンドイッチして、
がっつり合体させていた、
そこまでのがっつり感はないものの、通常の
くるみ製本(見返しの外側に表紙を貼って合体させただけ)にくらべて、
この布の存在は心強さがある。
ちなみに、花切れの芯は、紙紐。このくらいの分厚さと
力強さのある製本では、この花布がちょうどいい。
豆本にこの花布を使ったら、本体は花布の堅さに
負けてしまって、剥がれてしまうのだが。
〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜
…豆本を6冊作ります
2013年6月8日(土)朝〜夕、豆本三昧!
放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
…本かがり上製本・和本など4冊作ります 2013年6月9日(日)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
…憧れの丸背豆本とリボン付きの貼函を作ります
2013年11月23日(土)朝〜晩、豆本三昧!
…和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります
2013年11月24日(日)朝〜晩、和本三昧!
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朝日カルチャーセンター湘南〈神奈川・藤沢〉
2013年7月7日(日)消しゴム版画で手ぬぐい作り(大小2本作成)
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*田中栞の「豆本・製本ワークショップ」予定表
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