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昨年7月に日本出版学会の出版技術・デジタル研究部会で、
「近現代出版物の製本構造について」と題して、
その成果(壊した本の実物)を後日見たいと要望された方の
ために、自宅で再度それらの本を並べて見せる機会を設けた。
このたび来訪したのは製本家のKさん(ロンドン在住)と
Mさん(近々、ロンドンの修復関連の学校へ留学予定)、
ジュネーブ図書館で修復に携わっているMさん(ジュネーブ在住)の
3名で、海外にお住まいの二人は、今回の件に合わせて
来日された(3名とも日本人女性である)。
午前10時に集合して、江戸期と明治期の和装本について
説明、今回は専門家ばかりなので、板木・銅版(版画用の版ではなく、
印刷用原版)・木活字・紙型など、出版物の制作に使われる
実際のアイテムもお見せしながら解説した。
実物を見ながら説明や実演をしていると、つい脱線して
しまうため、午前中は和装本だけで終わってしまった。
午後、明治初期の洋装本の綴じや板紙・背貼素材に
ついての解説から始まり、糸かがり手順の変遷、
分野別の製本状況について検証する。
KさんとMさんには、来日前に何度かヨーロッパにおける
帳簿製本の実情について調べてもらっていたが、
Mさんは実際にヨーロッパ式の技法で帳簿を作成、
今回その実物も持参してくれた。
この件についてはいずれきちんとした形で報告する
つもりだが、恩田式の帳簿製本とは手順や寸法・材料などに
違う部分がある。
帳簿式製本は、当初はもちろんヨーロッパから伝えられた
ものだろうが、その手順は日本の職人が自分のものとして
研鑽を積み、次第に効率の良い技法へと進化させていった
ものと想像できる。
帳簿の件は26日にKさんとMさんを恩田さんのもとへ
ご案内し、ヨーロッパ式の方法と日本の方法とをすり合わせ
して検証する予定である。
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