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アマゾンで洋書を買った。
Anne C. Bromer,Julian I.Edison著
Miniature Books:4,000 YEARS OF TINY TREASURES
Abram、2007年、265×240mm、215頁、オールカラー、アマゾン価格4542円(7月24日現在←レートによって、価格は微妙に変動する。ちなみに私が買った時は4585円だった)
直訳すると『豆本―小さな宝の4000年』という書名のこの本、取り上げている本は小さいが、本自体はけっこう大きい。角背上製で、三方金ならぬ三方プロンズだ。小口三方がブロンズ色に燦然と輝いている本なんて、初めて見た。栞ひもも豪華で、ブロンズ色で光沢のある幅広リボンである。
ちなみに、この本に掲載されている豆本の図版は、原則として原寸大のようだ。
中には世界の美しい豆本の図版がふんだんに掲載されていて、もう、図版にばかり目が吸い寄せられてしまって、文章を追うことができない(英語だし)。
祈祷書や暦など、やはり携帯されるが故に形状が小さいと思われる豆本が多い。愛玩というより、そこはやはり実用が勝っている。
表紙は、革はもちろん、金属、宝石、漆、と様々な趣向を凝らしたものがあり、細工が素晴らしい。日本の豆本としては、けんどんに納められた『源氏物語』や、百万塔陀羅尼も載っている。百万塔……まあ、確かに納められているのは「巻子本」と言えなくはない。
現代アートっぽい豆本や、ひたすら小さいことにこだわった豆本など、豆本全般が取り上げられているが、やはり、いくら小さくても読めない本は、私の趣味としてはパスである。中身が肉眼で「読めること」が、書物としての条件ではないかと思う。
掌に載るサイズで、なおかつ中身を読む(見る)ことができて、美しい作りの本がいい。
最初のほうに掲載されている祈祷書の類が、やはり麗しい。
小さくても、きらびやかな彩色が施された装飾写本。それも、古色騒然としたもので、表紙には、とめ金具。花布はもちろん手編み。うおおっ、欲しい〜〜っっ。
何度か見まくってから、ようやく落ち着いて、この本の出版データのあたりを見ていると、「an exhibition at The Grolier Club」の文字が。
「グロリアクラブ」といえば、由緒ある大変な愛書家の会……ということくらいしか知らないが(1884年、ニューヨークにて設立)、日本では雄松堂書店が日本の事務局を担っていて、書物関係の講演会や展示などを催しており、私も何度か聞きに行っている。
*The Grolier Club
http://www.grolierclub.org/
本家のほうのこのサイトで最近の展示案内の部分を見ると、5月15日から7月28日まで、豆本展を開催している。本書は、これに伴って発行された本だったのだ。「図録」というには、あまりに豪華すぎるが……(さすがお金持ち。やることがダイナミック!)。
7月28日まで。今やっているんだ……この実物が展示されているのだ。
うわあああっ、見たい〜っっ…………て言ったって、ニューヨークじゃねえ……。
〜〜〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜〜〜〜
*通信講座「消しゴム版画で蔵書票」朝日カルチャーセンター
http://blogs.yahoo.co.jp/azusa12111/23273246.html
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http://blogs.yahoo.co.jp/azusa12111/27566874.html
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