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執筆中の原稿に必要な雑誌で、図書館になかなか所蔵のないものが、文生堂書店にあると判明したので、電話で在庫を取り置きしておいてもらい、買いに行ってきた。
文生堂書店は、東急東横線の自由が丘駅から徒歩数分の場所にある。
*文生堂書店
http://home.a07.itscom.net/bunseido/
東横線沿線の古本屋めぐりをしょっちょうしていた頃は必ずチェックする店だったが、最近はご無沙汰であった。
冊子目録は時々届いていたが、探偵小説方面に力を入れている品揃えで私が購入する機会がなかったため、次第に届かなくなっていたのである。
久しぶりに行ってみると、あら、なんだか品揃えがお洒落になっている? おどろおどろしい探偵小説というよりも、かわいい絵本や洋書のコーナーが先に目に入るのは、当然、ここが自由が丘だからだろう。
今回私が買ったのは画像のような雑誌で、昭和22〜23年あたりに発行されていた『トップ』(トップ社)というものである。タイトルには「探偵・犯罪・実話」と冠してあり、粗悪な用紙に安っぽい印刷。見るからにあやしげな雑誌だ。
内容もその外見を裏切ることなく、暴露小説「人肉変電所」、犯罪実話「人間鬼」、「性病学講座」「伝助とばく談義」「東京パンパン風土記」といった具合で、「実話」と銘打ってあっても一体どこまでが本当のことなのかよくわからない書き方である。
それでも、作家は江戸川乱歩、夢野久作、小栗虫太郎、小酒井不木、大下宇蛇児、木々高太郎といった人々が名を連ねていて、マニアが多い分野の資料であることは間違いない。
戦後すぐのこの時代に出された、作りも内容もいかがわしいこうした娯楽雑誌を「カストリ雑誌」という。
例によって私が調べているのは内容ではなく、出版社の方である。一番欲しかったのは最終号の奥付。
雑誌そのものに「最終号」とは書いていないが(最終になるとは思わないうちに最終になってしまったケース)、たぶんこれが最後の号と思われる「第3巻第4号」の奥付「昭和二十三年七月一日発行」という、この日付を手に入れるために大枚をはたいたのだ。
……と、これが最後の号だと思ったところ、数日後、史録書房から「4巻2号」(昭和24年6月1日発行)を入手、もっとも版元はトップ社ではなく、東京書館となっていて、発行者は別人になっていた。
私はこの出版社(トップ社(母体は前田出版社と同じと思われる))がいつまで存続していたかを調べていて、その証拠として探していたのである。
この種の雑誌は国会図書館にもなく、大宅壮一文庫には3冊あったがこれより前の号しかなかった。今回はたまたま、こうして古書で巡り会うことができたというわけである。
なお、「4巻2号」のほうも画像で載せようとしたのだが、「裸体写真特集号」と銘打ってあり、表紙はもちろん、目次の見出しだけでもえらいいかがわしい誌面になってしまっていて、とてもこういう場に載せられそうにない画像なのでやめることにした次第。奥付は裏表紙に刷ってあるのだが、そこがちょうど女性のアソコの部分に重なっていて、それすら載せるのがはばかられるという状況である。
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