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〜〜〜〜〜「豆本フェスタ2」を開催します〜〜〜〜〜〜
豆本を作りたい人、買いたい人、売りたい人、集まれ〜!
開催日時 2010年6月12日(土)11:00〜16:00
会場 東京卸商センター
http://mamefes.info/
出展参加者募集中。ワークショップもやります。
サイトで様々な豆本情報も配信中!
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先日の教室に参加した方から、「豆本がうまく開かない」という
お悩みと同時に、「花布が本の本体から離れる」という相談も受けた。
画像は丸背であるが、作った豆本の背の部分の様子である。
花布を本の本体に貼り付けてあり、その外側にクータ(紙で
作った筒状の物体)が貼ってある。
本を開くと、筒状のクータの内側が開き、花布は本の本体の側に
くっついた状態で、本の本体の形に彎曲する。
ここで使っている花布は、薄い革を使ってあるが、糸を芯にして
巻き付けて手作りしたものだ。
「本から離れる花布」は、芯がとても硬い、市販の花布であった。
この花布が本体から離れる理由は、芯が硬いためと思われる。
もともとその花布は、普通サイズの本に使うもの。大きくて
厚い本の場合、花布にある程度の硬度があったほうが、本の背の
形がくずれないという役目も果たしてくれる。
しかし、硬度のある花布は細かい動作には対応できない。豆本の
ように小さな本の場合、柔らかく動いてくれる花布であることが必要である。
販売している硬い花布は、芯に硬い「こより」を使っている。
製本の本を見ると、花布を手作りする際、「芯にこよりを使う」と
書いてあるものがある(古い本に多いようだ)。
昔、芯に「こより」を使用していたのは、つまり「こより」は和紙を
巻いて作るものなので、使う和紙の幅を広くすれば太い「こより」ができ、
狭くすれば細い「こより」ができるというように、和紙の量によって太さを
調節することができるからだったろう。
また、ちゃんとした和紙を使うなら、できあがった「こより」も
強靱さとしなやかさとを併せ持つので、素材として相応しかったのである。
ところが今は、きちんとした和紙を用いた「こより」など、販売する
花布の芯として使うとコストが高すぎるし、まず量産ができない。それで、
洋紙を巻いた「こより」(のようなもの)を芯にすることになる。洋紙は
硬いので、これで作った「こより」も必然的に硬くなり、この「こより」で
作った花布も必然的に硬くなる。
また、手製本の花布に使う「こより」も、ちゃんとした和紙を買ってきた
としても、現代人できちんとした「こより」を作れる人はまずいないから、
製本の本に「こよりを芯にして」と書いてあれば、市販の「こより」
(洋紙製の硬いもの)を買ってきて使うことになり、手作りの花布も
硬くできあがることになる。
硬い花布は、四六判程度の本(それも、ある程度の厚みのある本)に
使用するなら問題ないが(それにしても、しっかり接着することが
必要である)、小さくて薄い本に使うとなると、背が動かなくなるという
不都合が起こる。
では、柔らかい花布を作るにはどうすればいいかというと、糸を芯に
すればいいのである。
糸なら、太さ細さも様々、いくらでも選ぶことができる。よほど硬い
布や硬い革を使うのでなければ、柔らかくしなやかに曲がる花布を作る
ことができるので、豆本の花切にはこちらを用いたほうがいい。
製本の専門家であるykom先生に尋ねたところ、花布の芯には「たこ糸」
をよく使っているそうだ。これは、くるみ表紙を本の本体に合体させた後、
溝に糸をかけて形を固定するが、その固定糸に「たこ糸」を用いるため、
身近にあるというのもひとつの要因かもしれないと教えてくれた。
手でつくる本には、一つとして同じものがない。「前回はうまくいったのに
今回は失敗した」ということが何度も起こるのは、作る本の条件が本に
よって様々に変わるからである。道具や材料にたとえ「製本用」というものを
使ったとしても、予想に反してうまくいかないことがあるのは。このためである。
〜〜〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜〜〜
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…本かがり上製本・和本など5種類作ります
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