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『書肆ユリイカの本』(青土社、2009年9月)のあとがきに、
書肆ユリイカ版『ちいさいものたち』(梅田良忠著、1960年)
を探し求めて、わざわざ横浜から日帰りで大阪の帝塚山学院大学図書館まで
閲覧に行く話を書いた。
「あとがき」原稿入稿の日に、結局、「幻の本」と思われた
『ちいさいものたち』書肆ユリイカ版は手に入ったわけだが、
国立国会図書館や帝塚山学院大学図書館や関西学院大学図書館などに
所蔵されている『ちいさいものたち』と同じ、アポロン社版は
依然として入手できないでいた。
それが、3日ほど前、久しぶりに古書サイト「日本の古本屋」で
検索したところ、めでたくヒット!
大阪は岸和田の古書店に在庫があることが判明、早速注文した。
函は傷んでいるし、ヤケも目立つが、古書というのは、そんなことを
言っていたら今度いつ出会えるかわからず、結局手に入らないまま
終わってしまうのだ。出会ったときが買い時!
で、届いたのがこの本である。
作品「ちいさいものたち」では、ちいさな生きものたちを詠んでいるが、
そのトップに出てくるのが次のような詩。
ノートや
座右におく本などの
どこかのページに
ひとはよくみかける
おしつぶされている小さい紙魚(しみ)
そう、「紙魚(しみ)」のことである。
『書肆ユリイカの本』をしめくくる話が、著名詩人の高価な詩集に
ついてではなく、この『ちいさいものたち』であったことは、今になって
考えると実に相応しいフィナーレであった。
*田中栞『書肆ユリイカの本』青土社、2009年9月、定価2520円(税込)
A5判丸背上製270頁(カラー口絵4頁)、出版物などの図版約300点収載
国立国会図書館、日本近代文学館、神奈川近代文学館をはじめ、
全国各地の公共図書館・大学図書館を活用して、本と出版社について調べつくした1冊!
図書館利用テクニック、本を探し、調べるエピソード満載、
本好き・図書館好きの皆さんに大好評、重版出来。
〜〜〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜〜〜
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豆本を作りたい人、買いたい人、売りたい人、集まれ〜!
開催日時 2010年6月12日(土)11:00〜16:00
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