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本ができればもう蒐集も終わりかというと、ぜんぜんそんなことはなく、
依然として買い続ける日々である。
それはなぜかというと、『書肆ユリイカの本』の用事で、
本屋さんに行くからである。
一昨日、台風接近で大雨の中、田村書店に行くと、開店時刻の午前10時を
過ぎているというのに入口脇には「本日は終了しました」の札が
下がったままである。もっとも、奥平さんも店員さんも忙しく立ち働いているのだ。
大口の買い入れがあったそうで、通路に本を山と積み上げて、整理作業の
真っ最中だった。悪天候のため、となりの小宮山書店も脇のシャッターは
閉めていて、書泉側から見ると閉店しているように見える。
本は水濡れ大敵なので、こういう日はお客さんも来ないし、たとえ
来たとしても雨の中、持って帰るのは面倒だからなかなか買わない。それで、
大雨の日は、本屋さんはこのように開店休業状態にしてしまうことがある。
そんな中、制作に多々協力してくれた奥平さんに『書肆ユリイカの本』を謹呈。
棚を見ることができないので、それなら……と、前週見せてもらった
稲垣足穂の『ヰタ・マキニカリス』を買うことにする。
たれつきジャケットも帯も健在な『ヰタ・マキニカリス』。
裸本(はだかぼん)は持っていたが、この古色蒼然とした帯や
ジャケットひらの書き文字を見てしまうと、どうしても欲しくなった。
前週、なぜ買わなかったかというと、『死者の書』特装版を買って、
銀行口座の残高が底をついてしまったからである。
その後、「息子の、親知らず抜糸の費用が必要だ」と理由をつけて
定期預金を解約(息子はまだ中学生なので、この年齢では親知らずの
抜糸には健康保険が適用されない。したがって、ある程度まとまった
お金が必要になる)、ついでに『ヰタ・マキニカリス』も
買ってしまえ! となった次第。
おお、帯の袖には「呪われた本」の牧野信一『心象風景』の広告が!
奥付には「多留保」という変体仮名のタルホ検印が!
……この帯つき完本も、10月4日〜11日、東京古書会館にて開催の
「書肆ユリイカの本」展にて展示いたします。見に来て下さいませ。
〜〜〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜〜〜
*ワークショップ「1日製本教室」
…本かがり上製本・和本など7冊作ります
2009年9月6日(日)朝〜晩、製本三昧!
消しゴムはんこワークショップあり!
http://blogs.yahoo.co.jp/azusa12111/34777498.html
*豆本ワークショップ
オリジナル豆本「『『書肆ユリイカの本』の作り方』」を作ります
内容は『書肆ユリイカの本』続編です!
2009年10月9日(金)〜10月11日(日)の期間中、5回開催
http://blogs.yahoo.co.jp/azusa12111/48944548.html
*通信講座「消しゴム版画で蔵書票」朝日カルチャーセンター
http://www.asahiculture-tsushin.com/koza/#G7
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