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会場 東京卸商センター
http://mamefes.info/
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『書肆ユリイカの本』(青土社、平成21年)の中に執筆した一件で、
岸田衿子さんの『忘れた秋』(書肆ユリイカ、昭和30年)に、
著者のポートレートがある本とない本とがある、というエピソードを
書いた。
限定版とか特装版とかいう違いではないし、そもそも、奥付はもちろん、
印刷も造本も全く同じで、ただ、巻頭のポートレートがあるかないかという、
その1点のみの違いなのである。
なぜこうした違いが発生したのかわからず、全国各地の図書館や文学館に
所蔵されている本を可能な限り閲覧し、その本に署名の有る無しから、
ことによると著者が2種類の制作を指示し、献呈先によってポートレートの
有無を選んでいたのではないか、などという推察をめぐらせていた。
このことについて、一度、著者の岸田氏に問合せの手紙を出したいと
思いつつ、そのままになっていたのだが、このたび、岸田氏本人と電話で
お話しする機会があり、この点について直接、ご本人に確認することができた。
話のあらましは次のようなことである。
「ポートレートはもともと、伊達(得夫)さんがつけましょうとおっしゃって、
入れることになり、写真は、(本には書いていないのですが)谷川俊太郎さんが
撮って下さいました。このポートレートが有る本とない本が存在するというのは
まったく不思議なことで、私が指示したわけではもちろんなく、私としては
全部の本に入っているものとばかり思っていました」(岸田氏談)
つまり、本来はすべての本に付いているべきはずのものだったのである。
ということは、印刷または製本時のアクシデントで、「ない本」ができて
しまったと考えるのが妥当だろう。このポートレートは本文紙とは別の用紙に
印刷してあり、それも、本文紙より極端に天地寸法が短い、変則的な別丁の
綴じ込みとなっている。
本文紙とは別に印刷し、裁断したものを、製本時に綴じ込むという作業を
していたはずで、トラブルとして考えられるのはポートレートの印刷部数を
間違えて足りなくなってしまったか、あるいは何らかの事情で、
印刷したポートレートをダメにしてしまったか、はたまた、製本時に
綴じ込みを忘れてしまったか、このどれかではないかと思われる。
ずっと気になっていたことのひとつについて、こうして著者本人に
確認することができたのは、非常に幸運なことであった。
なお、私が石神井書林から購入した長岡輝子氏宛の献呈署名・
詩入り本(ポートレート入り)について、長岡氏の手もとから
古書店に本が出てしまったことについては、
「私もなのですが、手もとの本を朗読などに使うために人に貸すと
いうことがよくあって、そのままになってしまうことがあります。
長岡さんに差し上げた本も、彼女が古書店に売ってしまったというの
ではなく、おそらく、どなたかに貸したまま売られてしまった
ものでしょう」(岸田氏談)
ということであった。
〜〜〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜〜〜
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