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第1回 豆本のつどい 2011年3月19日(土)
会場 横浜開港記念会館 ※要予約
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東京製本倶楽部の企画で、去る6日、「羊皮紙づくりワークショップ」が
赤坂区民センターで行われた。
講師は八木健治さん(「羊皮紙工房」代表)。
羊皮紙は、ヴェラムとかパーチメントとか呼ばれる
「動物(羊や牛など)の皮」であるが、薬品を使ってなめす
「革」と違って、薬品は使わずによく伸ばして削って
乾燥させて作る。生成の優しい色合い、紙や革とは
また違った、不思議な質感が魅力である。
革を製本材料に用いる人は多いが、羊皮紙を使用するのには
また異なる技術が必要なようだ。
芦屋の製本家・市田文子さんが美しい製本作品を作っているのは
知っているが、他のアーティストの作品では、そう多くは目にしない。
西洋の古典籍の表紙や本文の素材として使われているものを、
見たり触ったりしたことはあっても、それを実際に
作ることができるなんて……!
この驚きのワークショップ、倶楽部の案内メールが
届いてすぐに申込みをした。当日は倶楽部会員の15名ほどが参加、
最初、スライドで羊皮紙の概要について説明がなされ、
次に八木さんのコレクションである羊皮紙関連史料
(古文書や古文献など)が回覧され、そしていよいよ
実際に作る作業に入る。
作業工程は八木さんのサイト「羊皮紙の作り方」の頁に
詳しく載っているので、そちらをご覧いただきたい。
もっとも、「自分で作れる」とは言っても、こういう
ワークショップの常として、面倒で大変な部分は全部
講師が事前にやってくれてあり、さらに仕上げも全部
講師がやってくれるからできるのであって、素人がいきなり
「ご家庭で」というわけにはいかない。
当日の解説でもあったが、数日間石灰水に浸して(毛穴を
開くため)、毛を抜く作業がえらく大変なことは想像がつく。
浸けっぱなしで置いておくスペースの確保の大変さも
さることながら、その匂いが強烈であるようだ。
このワークショップでやらせてもらったことは、
次の工程だけで、つまり全体のほんの一部分に過ぎないことは
明らかである。
1 用意されていた道具と材料
2 皮を木枠に張ったところ
3 皮の表面を庖丁(半月刀)で削って薄くする
4 軽石の粉末をまぶして、油脂分を取り除く
このあと、炭酸カルシウムをまぶして白く不透明になるようにし、
更に紙ヤスリで削って仕上げるという。
この日のワークショップで作業したものは、
八木さんが最後まで仕上げて、郵送してくれることになっている。
これだけ手間のかかる作業が必要なのだから、1枚の
羊皮紙を作るのにどれだけ大変な時間と手間がかかり、
できあがった羊皮紙がどれほど貴重なものか、よくわかるだろう。
羊皮紙そのものも貴重であるが、この数時間の体験自体が
とても貴重であった。
この日回覧された羊皮紙史料のうち、聖歌の楽譜(八木さん所蔵)。
〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜
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