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青猫書房の目録で買った本が届いた。
浦瀬白雨著『詩集白日夢』(三笠書房、昭和11年、
毛筆署名入り)は、四六判並製のありふれた造本であるが、
正誤表が挟み込まれているのは貴重である。
正誤表は3段組で全54項目。
×「廻る」→○「過る」 ×「衷神せる」→○「喪神せる」
×「ころは」→○「こそは」 ×「呪女」→○「呪文」
×「幻く」→○「幼く」 ×「不才」→○「不戈」
×「炙」→○「灸」
……などなど、誤植見本のような
正誤表である。
×「笑つてハ」→○「笑つては」 ×「バかり」→○「ばかり」
×「てハ」→○「ては」 ×「彼方ニ」→○「彼方に」
×「君ニは」→○「君には」
このたぐいは、著者原稿の書き癖によるものだろう。
草仮名で書いていた平仮名を、カタカナと読み取られて
しまったものと見られる。
ところで、
×「已からない」→○「わからない」
×「已が命」→○「わが命」
これもおそらくは原稿の「わ」が草仮名だったのだろう。
ただし、正誤表で「已からない」とある部分の
本文を見てみると、実は「己からない」だった。
組版の文字は「已」ではなく「己」だったのだ。
活版組版で、ありがちな誤植である。
「己」「已」「巳」の3つは形が似ているために
間違えやすい漢字の筆頭とも言えるものだ。
しかし、よりによって「正誤表」で新たなる誤植を
発生させてしまうとは……。
もうひとつ、
×「アダム」→○「マリイ」
という正誤がある。
こんな誤植をするものだろうか? と思って本文部分を
見てみると、「アダム」ではなく「マダム」である。
「マリイ・ロウランサン」としたかったところを「マダム・
ロウランサン」としてしまったのを正誤として掲げた
わけだが、その正誤表を作るとき、「マダム」とするべき
ところを「アダム」と誤植にしてしまったというわけ。
お気の毒さま……。
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