|
日本出版学会の出版技術・デジタル研究部会の研究会、本年最後の開催は
11月1日(金)、中西秀彦さんにお話してもらうことが決まった。
中西さんのお名前は、『活字が消えた日』(晶文社、1994年)で
記憶している人も多いと思う。
慶応元(1865)年創業、京都の老舗印刷会社「中西印刷」は、
西夏文字やビルマ語など、極めて特殊な活字の組版もできるということで
知る人ぞ知る印刷所。高度な職人集団が腕を振るう印刷所として、
学術出版を支えてきたと言っていい。
『活字が消えた日』の刊行から、早いものでもうすぐ20年。
この中西印刷のデジタル化を導いてきたのが、中西秀彦さんである。
つまり活版から写植、電算、DTP、オンラインジャーナル、という変遷を
たったの20年で成し遂げたことになる。
『活字が消えた日』晶文社、1994年
『印刷はどこへ行くのか』晶文社、1997年
『印刷屋の若旦那コンピュータ奮戦記』印刷学会出版部、1998年
『印刷屋の若旦那コンピュータ奮戦記 part2』印刷学会出版部、2002年
『本は変わる!』東京創元社、2003年
『活字のない印刷屋』印刷学会出版部、2006年
『我、電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す』印刷学会出版部、2010年
『学術出版の技術変遷論考』印刷学会出版部、2011年
手に入りやすい中西さんの著作は、こんなところだろうと思うが、
この8冊の中では、『学術出版の技術変遷論考』がダントツに面白い。
難解な学術書の本文や注を鮮やかに組版していくワザや、
職人たちの活躍する様子が、極めて具体的に記録されているからである。
折々の会社の屋内見取り図なども、変遷がたどれて興味深い。
とは言っても、そう気軽に買える値段ではないので(定価6800円+税)、
今度の研究会では、微に入り細に入り、そうした現場の仕事作法などを
解説してもらう予定である。
また、印刷会社の人たちが、ふだん思っている、
編集者や校正者へ「こうして欲しいなあ」ということについてなど、
あまり本には書けないだろうと思われることも
話してもらうつもり。
中西さんのお話は、どれを聞いても、わかりやすくて面白い。
活版からデジタルまで、何でも質問を持って聞きに来て下さい
(予約してね)。
……………………………………………………
日本出版学会 2013年度・第5回出版技術・デジタル研究部会のご案内
講 師: 中西秀彦(中西印刷株式会社専務取締役、立命館大学・大谷大学非常勤講師)
日 時: 2013年11月1日(金)18:30〜20:30(18:10受付開始)
定 員: 45名 ※人数把握のため要予約、日本出版学会会員を優先して先着順。
会 場: ハイテクセンター2階・第2会議室
東京都中央区八丁堀三丁目17番9号 京華スクエア2階
電話 03-3551-3200
東京メトロ日比谷線・JR京葉線「八丁堀」駅下車A3出口より徒歩1分
都営地下鉄浅草線「宝町」駅下車A1・A2出口より徒歩5分
※駐車場はありませんので、車での来場はご遠慮下さい。
参加費: 学会員500円、非会員1000円
申込み・問合せ先:日本出版学会事務局「出版技術・デジタル研究部会」
※「氏名・電話番号・ご所属・学会員か非学会員か」を明記の上、お申し込み下さい。
満員などの場合のみ、事務局からご連絡いたします。
主 催: 日本出版学会/出版技術・デジタル研究部会(担当/田中栞)
……………………………………………………
〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜
…本かがり上製本・和本など4冊作ります 2013年11月10日(日)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
…豆本を6冊作ります
2013年10月20日(土)朝〜夕、豆本三昧!
放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
…和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります
2013年11月24日(日)朝〜晩、和本三昧!
……………………………………………
2013年11月9日(土)、16日(土)、23日(土)
……………………………………………
*田中栞の「豆本・製本ワークショップ」予定表
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
朝日カルチャーセンター湘南〈神奈川・藤沢〉
2013年11月30日(土)15:30〜18:30
消しゴム版画で作る年賀状
2014年2月1日(土)・2月8日(土)15:30〜18:00〈2回で完結です〉
豆帳簿〜本格丸背本を作ろう
2013年12月14日(土)13:00〜16:00
版画三昧の豪華折本
……………………………………………………………………
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2013年10月08日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]




