|
ここしばらく校正刷りとお付き合いしてきた本が、
ようやくできあがった。
小山力也『古本屋ツアー・イン・神保町』(2014、本の雑誌社、
定価2000円+税、四六判並製・334頁)である。
古本好きなら知らぬ人はいない人気ブログ「古本屋ツアー・イン・ジャパン」。
ジャック・バウアーの声優さんって古本屋好きなんだ……と
最初の頃は思っていたが、むろん別人である。
古本屋めぐりというのは、自分の好きな古書を探し歩いて
買うという楽しい行為だが、小山さんは「ありとあらゆる古本屋に
入店して、必ず本を買う」というルールを自らに課す。
これは実はかなりハードだ。いくら古本屋好きでも、
一目見て畑違いの専門店なら、入店すらせずに通り過ぎるのが
一般的だからである。
それが、分野違いの専門店だろうが何だろうが果敢に入店し、
とにかく何か本を買う!(そういえば私も20年くらい前は、
娘を連れてこんなことをやっていたが)。
メインは古書店だが、古本を販売していればレコード店や
カフェまで含む店々に、小山さんは片っ端から挑んでいく。
本書では世界最強の古本屋街・神保町に的を絞り、
約150もの店を訪れた6年がかりの記録をまとめた探訪記。
ほぼ毎日更新の「古本屋ツアー」自体も面白いのだが、
この本は、神保町に焦点を当てたところがミソである。
一誠堂書店、玉英堂書店、崇文荘書店、田村書店など
老舗名店の2階フロア、和本や中国図書の専門店など、
研究者でもなければ縁のない店に入り、しかも買うというのは
とてつもない勇気が必要だ。というわけで、こうしたお店での
エピソードがめちゃくちゃ面白い。
個人的には、『和本入門』著者・橋口侯之介さんの誠心堂書店や、
水道橋・製本工房リーブルの並びにある南陽堂書店、
国文学専門の日本書房の話が好きだが、女性目線で言うなら、
水道橋のあのあたりに並んでいるアダルト専門店の
古本コーナー事情も興味深い。
また、折々に挿入されるコラムも楽しい。既に閉店した古書店の
様子や、神田の裏通りにひっそりたたずむ「本屋」という居酒屋の実態、
そして神保町で24時間過ごしてみたレポートなど、本の雑誌テイストの
記事満載。
なお、一般書店での店頭販売は11月4日頃からだが、11月1日から3日間、
「第24回神保町ブックフェスティバル」本の雑誌社ブース
(場所がよくわからないが、すずらん通り?)で小山さんのサイン入り本を
先行販売している。
落款印を2つ作って小山さんにプレゼントしたので、
押してくれているはず。昨日、手元に届いた本の、味わい深いサイン。
落款印はこれ。
……実は見本ができあがってからとんでもないミスが発覚し、
そういう意味でも、私にとって忘れられない一冊と
なってしまった(すぐ見つかるところに痕跡があります(涙))。
しかし、本の中身の面白さは間違いない!
〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜
…和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります
2014年11月14日(金)朝〜晩、和本三昧!
…豆本を6冊作ります
2014年11月23日(日)朝〜夕、豆本三昧!
放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
…本かがり上製本・和本など4冊作ります 2014年11月24日(月・祝)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
*ワークショップ「1日丸背豆本&函教室(帳簿式)」
…憧れの丸背豆本とリボン付きの貼函を作ります
2015年(日程調整中)朝〜晩、豆本三昧!
…憧れの丸背豆本とリボン付きの貼函を作ります
2015年(日程調整中)朝〜晩、豆本三昧!
……………………………………………
*通信講座「消しゴム版画を楽しむ」朝日カルチャーセンター
*田中栞の「豆本・製本ワークショップ」予定表
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
|

- >
- 芸術と人文
- >
- 文学
- >
- ノンフィクション、エッセイ




