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書物切手をもらった。これはラトヴィアの美しい記念切手。
積み上げてある本の山は、造形はきれいだが、こんなふうに
積み上げるのは、本当はよくない(自分の家の惨状を棚に上げて
言うのも何だが)。
つい先日、たまたまテレビのチャンネルをあちこち替えている
最中に、放送大学の画面が目に飛び込んできた。
教授(たぶん)2人が、本が山積みされた机で様々な本を
開いて見ては感心してコメントを言い合うという場面である。
実はこのシーンは随分前にも見た記憶があるので、名講義の
再放送みたいなものかもしれない。
話題にしている本の内容から、先生方はおそらく経済学の
専門家だと思われるが、次々と手にする本が貴重なものばかりで、
つまりは机上に所狭しと積んである書物の数々は、いずれも
大変価値のある本だということがわかる。
最後まで見ていられなかったので、結局何の講義でこの2人が
どなたなのかはわからずじまいだったが、途中、画面に映し出された
テロップから、この場所が天理図書館であるということはわかった。
天理図書館と言えば、国宝や重要文化財に指定された書物も
数多く、稀覯本の宝庫の図書館である。
番組中、先生方の背後には、何も置かれていない閲覧机が
映っているので、場所がなかったはずはない。それなのに、
2人の身体が埋もれるほど、カメラ前に本を積み上げてあるのは、
貴重本がたくさんあることを強調するための演出だったのだろうか。
それにしても、講義内容に即した本を紹介する趣旨でもなく、
そこにある本を気ままに手に取って開いては「これは『××』の
初版本ですね。こんなものが残っているんですねえ」などと
感想をもらすだけ。
そのうちに、この狭い机上でグリムの自筆書簡などを広げて
見始めた。劣化している用紙が、積んである本に触れて、
切れたりしないのかと、見ていて心配になる。
通常、閲覧の際には大量の本が一度に出されることはない。
それが貴重本であればなおのこと、1回の閲覧可能点数には
制限が設けられ、2〜3点程度を上限とされるのが普通である。
閲覧資料は広々とした机の上に置いて見るようにし(手に持っては
見ない)、資料の周囲に物は置かず、資料に異物が触れないよう
気をつけながら閲覧する。
自筆資料なら、さらに閲覧規則がきびしく、こんな風に気軽に
持ち上げたり、雑然とした中で触ったりするようなことは
あり得ないと言って良いだろう。
いくらテレビ撮影とはいえ、取り扱いについての注意が
事前になされなかったのだろうか(そもそも、机上にこれだけ本を
積み上げた時点で、そういう意見が出なかったのではと思われるが)。
テレビ画面の雰囲気から、この撮影がなされたのは
かなり前であり、今ではこんなことはないだろうと
想像する。
どれほど偉い学者先生であっても、古い書物や資料の
取り扱い方を知らない人が多いのは仕方がないが、
そこは所蔵機関の担当者が立ち会い、危険は回避するよう
注意を促すべきであると思う。
〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜
…豆本を6冊作ります
2014年7月12日(土)朝〜夕、豆本三昧!
放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
…本かがり上製本・和本など4冊作ります 2014年7月13日(日)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
…憧れの丸背豆本とリボン付きの貼函を作ります
2014年10月4日(土)朝〜晩、豆本三昧!
…和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります
2014年10月5日(日)朝〜晩、和本三昧!
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コミュニティクラブたまがわ〈東京・二子玉川〉
2014年5月31日(土)・6月14日(土)13:30〜16:30〈2回で完成〉
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朝日カルチャーセンター湘南〈神奈川・藤沢〉
2014年6月22日(日)10:00〜16:00〈1回で完成〉
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*田中栞の「豆本・製本ワークショップ」予定表
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