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最近購入した豆本である。
今井田勲『現代日本の豆本と蒐集家』未来工房、昭和62年1月刊。
著者署名入り、カラー口絵4頁、本扉赤色刷、本文深緑色刷、本文102頁。
特装限定版333部の内、本書は128番本。
書棚をイメージしたと思われるガラス入り木箱に入っている。
総革の角背装で、天金。
赤い総革の表紙ひらには、本を持つ天使の絵が金箔押しされているが、
表紙芯紙のひら、中央部分にはおそらくクッション材が載せられていて、
ややふっくらした形状に仕上がっている。
著者今井田勲氏は、豆本のコレクターとして知られ、
『私の稀覯本 豆本とその周辺』(丸ノ内出版、昭和51年)の著作もある。
大変な愛書家であり、日本書票協会の会長を務めたこともある。
今井田氏が編集長だった頃の「季刊銀花」(文化出版局)は、
したがって書物に関する記事も、とても読みごたえがあった。
さて、この本も豆本ながらとても読みごたえがある。
「豆本の集め方」という章に、豆本コレクターとして有名な、
下野幸雄さんの蒐集エピソードがある。
「ゑぞまめほん」を昭和42年に35冊、一括購入したが、
完全揃いではないことが判明、ない分を5年かけて古書店で
探し回り、ようやくコンプリートした。
ところがある日、そのうちの一冊『詩集カレンダー』を
見ていたところ、13-14頁と27-28頁が脱落していることが
発覚した。ひどくがっかりしたが、その後、札幌の古書店の目録に
この同じ豆本を見つけて注文、届いた『詩集カレンダー』の、
前に入手した本では抜けていた頁を早速見ると、なんと
同じ頁が重複して入っていたという、ウソのような本当の話だ。
手作りしていると、こんなことは「あるある」だが、
買ったお客さんにとっては悲劇としか言えない。
本書は、昭和の名作豆本を多く出版している未来工房の
豆本であるが、こうした名作豆本を手に取って見られる機会がある。
日本豆本協会の会員でなくても大歓迎。ぜひご参加下さい。
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お宝豆本拝見会〜華麗なる名作豆本の世界
日時 2014年6月29日(日)13:00〜16:00
会場 若林洋一さん宅
東急東横線「白楽」駅下車徒歩15分
※参加申込みをされた方に、個別に詳細をお知らせします。
参加費 2000円(日本豆本協会会員)/2500円(会員外) ※要予約
・予約先/田中栞 電話045-431-1260
メール koubaido※cam.hi-ho.ne.jp(※を@に替えてご送信下さい)
未来工房豆本(家具付き豆本や、特注ステンドグラス・ケース入りの
豪華な豆本など)、こつう豆本特装版、緑の笛豆本など、
昭和の美しい名作豆本の数々。
豆本愛好家の若林洋一さん(日本豆本協会会員)が
コレクションしている貴重な豆本作品の実物を、
手に取って見ることができます。
田中栞の解説つきで見られます。
武井武雄刊本作品も数点あります。
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〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜
…豆本を6冊作ります
2014年7月12日(土)朝〜夕、豆本三昧!
放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
…本かがり上製本・和本など4冊作ります 2014年7月13日(日)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
…憧れの丸背豆本とリボン付きの貼函を作ります
2014年10月4日(土)朝〜晩、豆本三昧!
…和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります
2014年10月5日(日)朝〜晩、和本三昧!
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コミュニティクラブたまがわ〈東京・二子玉川〉
2014年5月31日(土)・6月14日(土)13:30〜16:30〈2回で完成〉
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朝日カルチャーセンター湘南〈神奈川・藤沢〉
2014年6月22日(日)10:00〜16:00〈1回で完成〉
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*田中栞の「豆本・製本ワークショップ」予定表
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2014年05月21日
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