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昨日、宇都宮の関根烝治さんのお宅へ行ってきた。
関根さんは、世界的な愛書家であり、
蔵書票愛好家である。
蔵書票愛好家の交流団体で戦前から続く
「日本書票協会」の会長を務めたこともあって、
その蔵書票コレクションは尋常ではない。
たとえば、次の画像は川上澄生作の蔵書票の
コレクション帖である。
本や蔵書票だけでなく、美しいものを色々お持ち
なのだが、現在は季節柄、「お雛様コレクション」を
自宅に展示中。
大量のミニチュアお雛様や、川上澄生・前川千帆、関野凖一郎ら
著名な版画家によるお雛様絵などが、玄関・廊下・居間・
ダイニングにかけてならび、その量と質は美術館で
展示ができるほどである(実際、このうちの何点かは
美術館や各所の企画展などで展示されたこともある)。
もっとも、お宅を訪問したのはお雛様を
見るためではなく、イルフ童画館で開催中の
「版画家の眼〜川上澄生と武井武雄」に合わせて、
3月31日(日)に行う講演の打ち合わせを
するためである。
これについてのお知らせは、また近々。
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…本かがり上製本・和本など4冊作ります 2013年2月24日(日)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
…豆本を6冊作ります
2013年3月23日(土)朝〜夕、豆本三昧!
放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
…憧れの丸背豆本とリボン付きの貼函を作ります
2013年5月5日(日)朝〜晩、豆本三昧!
…和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります
2013年5月6日(月・休)朝〜晩、和本三昧!
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朝日カルチャーセンター湘南〈神奈川・藤沢〉
2013年3月17日(日)版画入り豪華折本
2013年4月6日(土)和本2冊(亀甲綴じ&麻の葉綴じ)
2013年4月27日(土)布表紙のハードカバー豆本と1枚の紙で作る豆本3種
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*田中栞の「豆本・製本ワークショップ」予定表
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あれこれ
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日時 10月7日(日)11:00〜16:00
会場 東京卸商センター(浅草橋)
主催 日本豆本協会
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8月31日(金)、フィレンツェ。国立図書館の修復室を見学した後、
再度集合して、午後3時、有志でIL PAPIROへ行く。
ILPAPIROはフィレンツェだけでも6店舗くらいあるようで、
店舗共通の割引カードまである。前の晩に訪れたホテル近くの店舗も、
もちろんチェーンのひとつだった。
マーブルペーパーや革を使ったノートやカード、文房具などのほか、
扇子や人形まで、おしゃれでかわいい品をあれこれ売っている。
栞やカード、蔵書票などに猫ものが多いのも散財の要因で、猫好きは
来店に注意が必要である。
今回この店を訪れた目的は、マーブル作成体験。
日本には「墨流し」という装飾紙の製作技法があり、これは
水の上に、墨を付けた筆と油をつけた竹串などを交互に乗せていき
(墨や竹串を水面に付ける)、後に墨を動かし、できあがった模様を
和紙に写し取るもの。
水性の土台の上に油性の墨で模様を作るため、模様は不安定で
ゆらゆらと動きやすく、コントロールがききにくい。
マーブルは、コンニャク糊状の土台の上に絵の具を散らしてから
(絵の具を含ませたブラシを片手で持ち、その手首を叩きながら絵の具を散らす)、
竹串や複数本の針を打ち付けた櫛状の道具で模様を描き、用紙に
写し取る。土台はぷるぷるとして水より安定しているので、
典型的なパターンの模様を比較的作りやすい。
そうは言っても、専門の職人が作るようなわけには行くはずもなく、
実体験は初心者調理実習のような、楽しいひとときに(そう簡単にうまくはいきません)。
日本でも、墨流し・マーブルともに自宅でできるキットを
販売しているが、土台を広げる水場が必要で、これを自宅で始めると、
全部片付け終わるまで食事または入浴ができなくなるのが難点である。
ここで楽しんだ後、夕方、ホテルの近くにある
製本工房RILEGATORE DI LIBRI A. COZZI へ。
修復を担当するフランチェスカさんと、製本仕上げ・マーブルを
担当するリッカルドさんの仕事を見せてもらう。
個人のコレクターから依頼されたという修復本を、どう直すのか
など、具体的な質問をフランチェスカさんに浴びせる一同。
リッカルドさんのマーブルは大変カラフルで、1枚に11色も
使用するという鮮やかな配色が特徴である。用紙に前もって加工が
してあるようで、模様が精巧かつ鮮明に定着する様子は感動的。
左利きであることから、先ほど見たIL PAPIRO の職人さんと、
動作がすべて逆に進行していくのが不思議な感じである。
イタリア滞在中、あちこちでマーブルを目にしたが、彼の作る
マーブルが最も精密で美しかった。
こうしたマーブルぺーパーを初めとして、紙類をおみやげにと
買いまくったのだが、あとで調べたら、懸念の通り、
模様に対して紙の目が全部逆である(泣)。まったくもう……。 〜つづく
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日本豆本協会 創立1周年 記念企画
販売価格 4000円(日本豆本協会会員は3500円)(送料別途180円)
*申込・問合せ先(田中栞)メールkoubaido※cam.hi-ho.ne.jp(※を@に代えてご送信下さい)
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…豆本を6冊作ります
2012年9月23日(日)朝〜夕、豆本三昧!
放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
…本かがり上製本・和本など4冊作ります 2012年10月14日(日)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
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2012年11月3日(土)見開き製本の豆本と豆折本
2012年11月23日(金、祝)見開き製本の豆本と豆折本
2012年12月1日(土)、12月22日(土)消しゴム版画を楽しむ
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日時 10月7日(日)11:00〜16:00 会場 東京卸商センター(浅草橋) 主催 日本豆本協会 ………………………………………………
先日、『痕跡本のすすめ』(古沢和宏著、太田出版、2012年)を 買った。古本には、前の持ち主がその書物に残した痕跡があり、 そこから旧蔵者のドラマを読み解くという痛快本である。
今日、便箋3枚の手紙と一緒に、痕跡本ならぬ「痕跡書皮」が、 ひと包み届いた。送り主は稲村徹元さん(1928年生れなので、 84歳か)。書物学者・斎藤昌三の弟子であり、長年、 国立国会図書館に勤めた図書館人である。 私が書皮(書店カバー)を蒐集していることを ご存じで、時々、こうして送ってきてくれる。
その書皮には、書名や買った日付、買ったその書店が どういう店か、いつ何新聞に書評記事が載ったかなどの メモ書きがある。書店についての情報は、私への メッセージである。
買った本を読了するまでつけていたものでもあり、 だいたいが随分とくたびれているので、 コレクション対象にはならないが、「痕跡書皮」として 珍しい資料ということはできる。
・佐伯一麦書評集 04/08河北新報 (須原屋) 3/29了 全読了とはいえず(大森氏ニ好著なりと伝うので) ・吉本『日本近代文学名作』2001年新刊 (正育堂書店) 東京周辺の新刊チェーン店2010頃廃業。都内書店に 吸収して文具店だけ残っている。 ・林望『書誌学回廊』95.9.24日経に評あり(切抜81p.へ) ・陳『紙の道』’94 中×、×××〈判読不能〉などと ならんでいたのを右側上辺「紙」の本に移した 96/8 ・川路聖謨『落日の宴』吉村 (洋々堂)JR北浦和の駅前の 小さい新刊店ですが(二階もあり)選書がよく、意外な 本をよく見付けてました ’96.4.17
……というような具合に、鉛筆やサインペンで記されている。 稲村先生としては、書皮プレゼントのつもりで送って 下さっているはずだが、こちらとしては、どんな本を お読みなっているのかなどの情報を、その難読筆跡を 解読しつつ知ることが面白い。 〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜 …豆本を6冊作ります 2012年7月8日(日)朝〜夕、豆本三昧! 放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
…本かがり上製本・和本など4冊作ります 2012年7月22日(日)朝〜晩、製本三昧! 放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
*ワークショップ「1日丸背豆本&函教室」 …憧れの丸背豆本とリボン付きの貼函を作ります 2012年9月9日(日)朝〜晩、豆本三昧!
*ワークショップ「1日和本教室」 …和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります 2012年9月16日(日)朝〜晩、和本三昧!
……………………………………………… 2012年7月29日(日)見開き製本の豆本
2012年9月8日(土)布表紙の豆和本
吉祥寺産経学園〈東京・吉祥寺〉豆本教室 2012年6月3日(日)布表紙の豆和本 朝日カルチャーセンター湘南〈神奈川・藤沢〉豆本教室 2012年6月23日(土)見開き製本の豆本 ……………………………………………… *通信講座「消しゴム版画を楽しむ」朝日カルチャーセンター *田中栞の「豆本・製本ワークショップ」予定表
*ブログ「本好き101人の森」も更新中 in「本のある時間」/「豆本の展示販売」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 |
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日時 10月7日(日)11:00〜16:00
会場 東京卸商センター(浅草橋)
主催 日本豆本協会
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見学へ行ったご縁で、東洋インキの
色見本帳をいただいた。
丈夫な木製ケースに5本の細長い色見本帳が収められ、
ケースの上部は、見本帳が取り出しやすいように、
谷間が作られている。ケース下方には帯がかけられており、
書棚に入れると重厚な上製函入本の背表紙のように見え、
大変美しいデザインだ。
この色見本帳、正式名称は『COLOR FINDER』といって、
デザイナーで、東京スカイツリーのエレベーター内の
装飾を手がけたことで、昨今脚光を浴びている女性である。
見本帳本体に年号がないのだが、高橋さんのサイトによると
2005年の仕事とあるので、その頃の制作であろう。
実はわが家に東洋インキの古い『COLOR FINDER』がある。
使い古されたもので、どこかの出版社で大掃除の際に
もらったものか、今となってはどうやって入手したか
忘れてしまった。
時代を感じさせる古びた見本帳が、これはこれで愛らしく、
この古い見本帳に綴じ込まれている「まえがき」が、
なかなか良い文章なので、ご紹介しよう。
新版TOYO INK COLOR FINDER
東洋インキ・カラーファインダーの旧版が誕生したのは、
1964(昭和39)年のことでありました。
グラフィック・アーツの分野では、4色のインキをアミ点で
重ね合わせることにより、任意の色をつくり出す「プロセス印刷」
のしくみが広く行なわれていますが、ずばり1色のインキで、
希望の色を形成させたい仕事もしばしば生じます。
このような場合の参考にしていただくとともに、色指定などにも
使っていただくためにつくられたのが、カラーファインダーです。
「ハンディで使いやすい」「混合処方や、耐性が明示されているので、
非常に役立つ」など、数多くのご好評を得て、広範な分野での
ご利用をいただき、数年ごとに版を重ねて、第4版にまで至りました。
この間、十年余、色のこのみや、使われかたにも、かなりの
変化がもたらされましたし、よりすぐれた色材も次つぎと
開発されましたので、このたび全面的な色の再編成を行ない、
ここに新版を作製いたしました。選びぬかれた301色からなる
このカラーファインダーは、旧版以上に皆様のお役に立つものと
確信しております。
1977 東洋インキ製造株式会社
この文によると1977当時は見本帳も第4版で全301色だったが、
今回入手した2005年版は(版数は不明ながら)全1050色に
達していることがわかる。
2005年版の「はじめに」によると、「東洋インキの
COLOR FINDERは、わが国で最初に企画・制作された
色見本帳です」とあり、1964年の初版では「292色」の
見本帳であったことが記されている。
途中で廃されたものも当然あるだろうが、単純計算で
30年で3倍強の多種へと充実を遂げたことになる。
微妙な淡い色合いの中間色、目にも鮮やかな蛍光色、
輝くメタリックな色など、小さな色片を見ているだけで
楽しく、飽きない。
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…豆本を6冊作ります
2012年7月8日(日)朝〜夕、豆本三昧!
放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
…本かがり上製本・和本など4冊作ります 2012年7月22日(日)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
…憧れの丸背豆本とリボン付きの貼函を作ります
2012年9月9日(日)朝〜晩、豆本三昧!
…和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります
2012年9月16日(日)朝〜晩、和本三昧!
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2012年7月29日(日)見開き製本の豆本
2012年9月8日(土)布表紙の豆和本
2012年6月23日(土)見開き製本の豆本
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*田中栞の「豆本・製本ワークショップ」予定表
*ブログ「本好き101人の森」も更新中
in「本のある時間」/「豆本の展示販売」
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日時 10月7日(日)11:00〜16:00
会場 東京卸商センター(浅草橋)
主催 日本豆本協会
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印刷文化懇話会・神田川大曲塾の勉強会の一環で、
東洋インキ・川口センターへ見学に行く。
東洋インキというと、印刷インキの会社かと
イメージしていたが、今回訪れたのは東洋インキグループの
高精度グラビア製版と高精細シルクスクリーン印刷で
高いレベルの業務をしている(ということが、
行ってみてわかった)。
活版印刷や木版印刷の場合は、版そのものの表面に
インキを載せて刷るため、版は逆版に作る。
しかし、シルクスクリーンは織られた布の目を通して
インキが透過するので、版材の文字は見た目と
同じ向きになっている。
インキが穴を通ることで印刷が行われるので、
この類の技法を「孔版(こうはん)」というが、
この仲間に「謄写版(「ガリ版」と言ったほうが、
ピンと来る方も多いはず)」や、それを応用して
開発された「プリントごっこ」などがある。
シルクスクリーンは、版画技法の1種として、
手作業でアートを作るものだとばかり思っていたが、
大型機械で、たくさん使われている様子を目の当たりにして、
驚きの連続であった。
同社が制作した特殊印刷満載の2007年カレンダーを
教材にして、様々な種類の印刷技法について、まずお勉強する。
画像ではわかりにくいと思うが、起毛(雪の部分、
モコモコした触感)、チリメン(手まり、縮みのある触感)、
砂目(漆塗りの箱の、蓋と側面にある帯状に配された
銀細工の部分。ザラザラした触感)、蓄光など、
立体的で「触って楽しめる」印刷面を作ることができる。
盛り上がった質感(竹籠)のものについては、最近、
お菓子やカレーなどのパッケージや出版物のジャケット
デザインでよく目にするようになった。
この竹籠の印刷は、盛り上がり方が異なる2種類の
特殊印刷が重ね刷りされており、盛り上がりの高さが
場所によって異なる。
また、これまで「箔押し」だとばかり思っていたものが、
実はこのシルクスクリーン印刷だったと分かったものもある。
漆塗りの箱の蓋と側面右方に配されたアヤメの花の
銀箔部分が、その方法で刷られている。
現場は撮影禁止のため画像を載せられないが(出荷前の
新製品を作っている部門もあるため)、大型機械を
使用するとはいえ、そこで作業する方々が版を
整えたりインキを盛ったり、印刷された用紙を
検品したりする様子を見ていると、アナログな部分が
大変多く、手作業で「刷っている」という印象が強くて
とても面白い。
ちなみに、機械を用いて使用するものは「インキ」と
称する。手書き(手描き)に用いるものが「インク」。
この2語には使い分けがある(したがって、社名は
「東洋インク」ではなく「東洋インキ」である)。
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…豆本を6冊作ります
2012年7月8日(日)朝〜夕、豆本三昧!
放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
…本かがり上製本・和本など4冊作ります 2012年7月22日(日)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
…憧れの丸背豆本とリボン付きの貼函を作ります
2012年9月9日(日)朝〜晩、豆本三昧!
…和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります
2012年9月16日(日)朝〜晩、和本三昧!
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2012年7月29日(日)見開き製本の豆本
2012年9月8日(土)布表紙の豆和本
2012年6月23日(土)見開き製本の豆本
………………………………………………
*田中栞の「豆本・製本ワークショップ」予定表
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